さて、いよいよここから核心に入るわけですが・・・よく「結婚準備」は夫婦喧嘩の始まりとか夫婦になるためのヤマとか言われますが、身をもって体験したような気がしますね(爆) ドラマとか見るとすごく二人とも幸せそうでラブラブって感じですが、とんでもない。現実はいつもどこかで嵐が吹き荒れたって感じでした(^-^;;;

まず、結婚式場と日にちを決めてからやることというのが「花嫁衣裳選び」。10月中ごろに母と二人でホテルへ出向き、挙式用と色直し用のドレスを試着。こういうのは母が一番嬉しいらしく、合計6-7回色々と着替えたのでさすがに後半疲れが・・・。写るんですで写真もとったのですが、後半試着している私の顔は完全に死んでました(爆) 
何回かに分けて決めるという話だったのですが、結局一番初めに着たのが一番私に合っていたので早々とそれに決定。挙式用のは芸能人張りの後ろのベールの長さが特徴。私自身は背も低いし、歩くのが大変そうだったのでもう少し短いのでもよかったのですが、母がすごく気に入っていたのでそれに決めました。色直し用のドレスは紫がかったピンクのものでセットに帽子がついているものでした。これは私も母も「う〜ん、洒落てていいなあ」と意気投合したもので式場の人も「これが一番ですよ」という太鼓判をもらい決めました。
と、いうわけで、ドレスは式当日までカズさんは知らなかったというわけです(笑) 

11月に略式結納をして、その後しばらく本を読んで研究するくらいしか準備をしなかった私たち。カズさんも入院していたり体調が悪かったりしてたし、私のほうは平行して新居探しもしていたのでなんとなくはじめたのは1月末頃からでした。
その1月末に「結婚式にあたってのオリエンテーリング」というものがあり、司会者の人が披露宴の進行について要点を説明してくれました。そのときは二人でメモとかをとったりしていましたが・・・結局、そのメモを式まで見ることはなかったわけで・・・(爆) ただ、当日の雰囲気とかは分かったので参加した意義だけはあったと思います。
この頃、結婚指輪の発注も済ませました。土曜日に式場から紹介されていた指輪屋さんに行き二人で選んで、外見が四角いデザインのものに決めました。「二人ともひねくれ者だから、ちょっと形が変わってたほうが面白くていいよね」というのが決め手(笑)。ちなみにブランドはカズさんの好きなバーバリーです(^_^) 値段もそんなに高くなかったし、指輪ピローもサービスしてもらいました♪(…実は、ピローは式場で用意してもらうものだと思っていた私たち(爆))。が、店の人から
「式が4月ですと、今からでちょうどギリギリって感じですねえ〜」
と言われ、返す言葉を逸してしまったのでした…。そう、私たちは「やらなきゃやらなきゃ」といつも思っていながら、なかなか実行に移せないで間際に、というのが多かったんですねえ。ま、それでも間に合ったからいいんですが、色々雑誌に目を通していた私は特に自分ひとりで焦りだしたって言うのもありました。これが、準備に関する争いの種(爆)

それから程なく「結婚式招待状発注」作業。これがなかなか大変。私たちは事実上、職場結婚ということもあり招待客に会社の人を入れなければマズイということで、部署の人数が会社一だった為、「誰を削るか」に焦点が置かれました。会社の部署の人全員を呼ぶとなると予約している部屋では到底足りない(120人用の部屋だったので)。そして各々の親戚関係ですが、カズさんのお父様は一人っ子、家の両親は二人とも3人兄妹・・・すると当然家の方は従兄弟も多く、さらに従兄弟に子供までいるときたものでバランスが悪いという問題が出てきたんですねえ。結局、相談した結果、私のほうの従兄弟は全員呼ばないということで話は丸くなったのですが、今度はカズさんの家の近所の御一行がはずせないということで…そうなるとまたまた人数調整が出てきて友達関係をかなり削る形になってしまいました。と、色々と熟慮を重ね、人数が決定。またしても発注日のギリギリに提出
しばらくしてから完成品が届き、いよいよ発送。カズさんは会社で忙しそうだったため、ほとんど私がセッティングして送りました。このセッティングっていうのもかなり気を遣うんですねえ・・・ある人には「祝辞」の帯をつけたり、「余興」のお願いの帯をつけたり、けっこう神経遣いました〜。まあ、ここまではまあまあよかったんですがね。

そんなこんなで大変・・・はじめの人数割りのときはカズさんも結構協力的だったんですが、だんだん話し合う機会も減ってきて、私のストレスも徐々に悪化していくのでした・・・。私自身は結婚式だんどりはカズさんと二人で決めて話し合って色々と決めていくものだっていう思いが強かったんですが、男性側からすると、これはかなり面倒な作業で(まあ、私も多少そう思ったこともありますが)逃げ腰になることが多かったんです。「なんでも思ったようにしていいよ」っていうのがなんか私にとっては残酷なような言葉で、挙句に、思うように進まない準備に苛立ちも隠せなくなっていく私…。

ついにキレたのが新居選びの時でしたねえ。カズさんは普段会社ということで私と母が電車を乗り回して色々と探して、週末にカズさんに見てもらうという形式をとっていました。これがなかなか大変で、会社の規定の数字の限度家賃内のものを探してもなかなか見当たらないんですねえ。はじめのうちは「急行駅から歩いて通える距離」というのを何件も不動産回って探したのですが、さすがに人気の土地だっただけに不可能だと悟り(^^;;) バスで5分くらいならという条件で、いくつか抑えるといった感じでした。ところが、それを電話で知らせると「それは会社から遠すぎる」とか「その金額じゃダメだから見に行く価値がない」とかいうことを言われ・・・ついにわたしもキレて大喧嘩に発展(爆) 
その後しばらく話もしない日が続いたのですが、1週間くらいしてなんとなく和解し(笑) ようやく新居が決定。今現在に至るわけですが、ほんとあれには疲れましたわぁ〜。ちなみに、新居は最寄り駅(急行駅)からバスで6分、3DKで収納が少ない分ちょっと広めに使えるマンションです。前には車道が走っているのですがバス停がマンションのまん前なので便利です。

ここで結婚準備の内容をざっとここに述べますと…


1.花嫁衣裳を決める
2.招待状を発注、発送する
3.引出物を決め、発注する

  (これを決めるのに相当時間を費やした気がします…)
4.BGMを決める
  (曲目はここを見てね)
5.司会者を決める
6.席順・席札を発注する
7.挙式のオリエンテーリングに参加する

  (父親との歩き方の練習。でも、家は父が出張中だったので練習せず)
8.司会者さんと演出を決める
  (これが、割とすんなりスムーズに決まった)
9.ブーケを決める
10.ブライダル直前エステをする

  (ホテルでやったのは2時間だけでした。個人的にも別のところに通いました)
11.手作りプロフィールを作成する


こんな感じです。この過程の間もかなりカズさんに対する不満を爆発させてました・・・私。なんか一人で進めているみたいでそういう感じがすごくイヤだったんですね。なので、二人になったときに話し合おうっていつも思っていながら会話をはぐらかされていたので、そのままやらずに過ぎていき、自分だけが焦って・・・という悪循環。BGMなんか、結局締切日ギリギリに業者さんに発注したくらいで(爆) 焦りが募って爆発するとカズさんに怒りをぶちまけてっていうのが何度もありました。司会者さんとの最終打ち合わせの前日もささいなことで激しく口論し、当日は別々で待ち合わせ場所に行くといったこともあったっけかなあ(^-^;;; 
また、手作り品を作りたかったんですが、このことに関してカズさんがあまりにも他人行儀だったのでそこでまた怒り心頭!ってなこともありました。今から思うとなんか自分で恥ずかしいって感じですけど、当時は自分もかなり焦って空回りしていたんで何も考えられなかったですねえ。結局、手作り品の内容は95パーセント私が作り、折り曲げる作業とかを少しカズさんが手伝ってという感じになりました。この作業、挙式の前日の夜中までやってました(爆)

そしてまたさらに問題だったのが二次会場の決定。けっこう前から「ここにしようか」っていうのはあったのですが、申し込みをしたのが挙式の約1ヶ月ちょっと前(爆) しかも、そこで行われる演出についてとかは
「まだしなくていいよ」
というカズさんの言葉のまま、気になりつつも2週間くらい前まで放っておきっぱなし(爆) 1週間くらい前にようやくだいたいのことが固まったという有様。

と、こんなふうに間際間際の準備が進められていくうちに、知らないうちに私の体調も悪化・・・。挙式1ヶ月前についに入院してしまいました。病名は咽頭炎性の気管支炎。2日間食事抜きの点滴生活。8人の大部屋だったのですが、周りにいたのは平均年齢65歳といった具合のおばあさんばかり・・・挙句に、私の次に若い(!?)という50代のおばさんからは言われもない誤解を受けてしまったり。夜になると足の立たない人が多かったため、簡易トイレが置かれ(私は自力でなんとか歩けたので置かれませんでした…よかった…)、夜中になるとそこかしこからお手洗い中の音が・・・(爆爆) もう最悪な状況でしたねえ…なぜ結婚前にこんなところにいるんだって(^^;;) 入院して8日目に突然担当のお医者さんから
「今日退院していいですよ
と言われ、突然とはいえ一刻も早く出たいと思っていた私は無事に退院しましたが、その後しばらく体調が元に戻るまで時間がかかり、結婚準備どころではありませんでした。

そんなこんなで、すったもんだの挙句、何とかギリギリ挙式準備が完了。いわゆる「マリッジブルー」というものに何度もかかりながら、無事に挙式を向かえることができたのでしたぁ。
結婚するって大変・・・っていうのを身をもって体験したかなあ。でも世の中にはもっともっと大変な人もいるんですよね。それを考えると私たちはいいほうなのかもしれないですね。