「蜘蛛女のキス」最終公演上演後

 

1回目カーテンコール

盛り上がってました、1回目から! まずいつものようにアンサンブルの方達から、ガブリエルの津田さん、エステバンの笠原さん&マルコスの遠藤さん、お母さんの大方さん、所長の高品さん、マルタの麻生さんとつづき、ヴァレンティンの宮川さん、モリーナの市村さん、最後にオーロラ,蜘蛛女の麻実さん。 みんなとってもいい顔してました! 特に主役の3人が出てきた時には舞台の上から盛んに「ヒューヒュー」(注;桃の天然水ではありません(爆))の声が飛んでて感傷に浸るどころか、それを超えた爽やかな充足感があってこちらも思いっきり拍手しました。宮川さん、普段はそんなにオーバーな仕草をとらなかったのに、今回はお辞儀して戻ってからアンサンブルの皆さんに向かってガッツポーズしてました(^^) これを観ただけでも、今回の舞台がどんなにすごかったかがわかりますね。
もうこの一度目のカーテンコールでスタンディングしている人がチラチラ見えました。私はなんだかちょっと放心気味でしたので(^^;)この時点では立ちあがれませんでした。

カーテンコール2回目(市村さん挨拶)

千秋楽で嬉しいのは、直接俳優さんのご挨拶があることです。実は、はじめ仙台公演ではたして特別カーテンコールがあるのだろうかと心配していたのですが、思っていた以上の盛り上がりで、市村さんの代表挨拶もあってとても感激しました! 挨拶の内容は
「蜘蛛女のキス、日本最終公演、無事に仙台で迎えることができました。(拍手)ありがとうございます。(拍手)日本最終となっていますが、もし、(ここで会場から大拍手)もしまた再演と言うことがあれば、出演者一同また参加したいと思っています。その時はまたよろしくお願いします。本日は本当にありがとうございました(大拍手)
といった感じでした。
「もし再演があったら」の言葉、もんのすごく嬉しかったです!! 「もうこれでおしまいです」と言われるよりも、ずっと希望の持てる挨拶だった!! その言葉の端々に、市村さんの、そして出演者皆さんの作品に対する愛情が伝わってきて本当に本当に感激しました。 こちらこそ、ほんとうにありがとうございました!と言いたいですね。
市村さんの挨拶が終わったと思うと、
上から色テープがドバーッと落ちてきてもう皆のテンション上がりまくり! まず宮川さんが舞台中央に出てきて大きくガッツポーズを! 続いて市村さんが出てきてお辞儀したりパフォーマンスしたりして(実は、宮川さんのガッツポーズに感動してあまり覚えてなかった(爆))、麻実さんが最後に中央に出てきてお辞儀してました。その間、もう舞台上から、客席から歓声の嵐嵐!
それを見た瞬間またまた感激しちやって、腰砕け状態になってまたまた立ち上がれませんでした(笑)

カーテンコール3回目 (最後)

2回目の盛り上がりがずっと持続していて、2回目との見境がつかなかったほど! もう、立たずにはいられない!という感じで、幕が開いたと同時に思いっきりスタンディングしました。会場のお客さんもみんな立っててもう、総スタンディングオベーションの嵐!! 蜘蛛女のキスの最終公演がこんなに温かいすばらしいカーテンコールで締めくくりができるなんてほんとうに夢のようでした。
舞台上ももうテンションが上がりまくりで、
市村さんが泣いちゃう仕草したり、アンサンブルの皆さんが飛んだり跳ねたり、高品(所長)さんに至っては2回目に落ちてきた色テープを客席に向かって投げてみたり(結局客席には届かなかったらしい(笑)) えーと、えーと・・・・私も相当興奮状態にあったのであまり覚えてないです(^^;) とにかく、ホントにすごい盛り上がりだったんです。最後の幕が下りる時、市村さんと宮川さんが最後の最後まで(下の隙間ぎりぎりになるまで)手を振ってくれました。 あああ、本当に本当に感動的でしたあ(*^O^*) 仙台まで行って本当によかったです!!

特別カーテンコール?(舞台上で打ち上げ)

無事にカーテンコールも終わり、観客の皆さんも帰り始めました。わたしも、そろそろ席を立とうかと思っていたのですが、先ほどの興奮状態から抜けきれずなかなか席から立ちあがれませんでした。ようやくちょっと落ち着いてきたので、Tさんを見つけようと立ち上がった時、舞台の上から歓声が聞こえてくるではありませんか! もしかして、また出てくるのでは!?と思うといても立ってもいられず帰るお客様に逆流して思わず舞台前列に向かってしゃしゃり出てしまいました(^^;) 舞台の前には大勢のフリークと見られるファンの方(おそらく遠征組が多かったのでは)がひしめいて盛んに拍手を送り出しました。もちろん私もその一人だったりしたわけですけど(^^;)
すると、舞台上にスタッフの方が現われて何やら手で合図していると、なんと、
もう一度幕が上がったではありませんか!!! 私含めて残っていた人みんな大盛り上がり! 出演者の皆さん、舞台の上で打ち上げめいたことをしているではありませんか! (スタッフの人も数人飛び出してきてました(^^))手にはビールorシャンパン(とにかくお酒) 。ファンの人と一緒にこの時間を分かち合ってくれた出演者ならびにスタッフの方々に深く感謝します。まさかあんなに美味しい場面に出会えるとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。(高品さん、またまたサービス精神旺盛でファンの一人に缶ビールをおすそ分けしてました(^^)) なんだかとっても和やかな(それでも盛り上がっている)雰囲気でよかった! 最後に幕が下りる時、宮川さんがなぜか幕を押さえようとしてたなあ(笑) 短い間でしたが、フリークにとってはとってもとっても楽しい贈り物でした。 ああ、仙台まで来て本当によかった!! スタッフ、ならびに出演者の皆さん、本当にありがとうございました!!


「蜘蛛女のキス」カーテンコールのひとこと感想

このミュージカルのお客様は、ほんとうにこの作品が好きなんだなあ、ということがひしひし伝わってきてとても気持ちのいいものでした。仙台という土地柄か、あまりミュージカルになじみのない方もいらっしゃったのですが、それでもこの舞台のすごさは感じてくださったようでした。今回の観客のうち、30%くらいは関東、東京圏からの遠征組の方がいらしていたと思うのですが(自分も含めて)、皆さんマナーがとてもいい!! (まあ、上演中の携帯音はちょっとNGでしたけど)久しぶりにとってもいい時間を過ごせました。近年、カーテンコールの時にカメラをおもむろに出してフラッシュ炊いて撮る人が多かったり、ひとりのお目当ての役者さんには見当違いな黄色い声が飛んだりして、正直気分を害してしまうことが多々ありました。でも、この「蜘蛛女のキス」はちがった! 仙台だけだったかもしれないですが、とにかく誰もフラッシュ炊いて写真とってる人がいなかったのです。 小さな事かもしれないですけど、本当に嬉しかった。最高の送出しができたと思います。



お見送りにて・・・(感激!!!!)

終演後、Tさんと待ち合わせして、新幹線の時間まで相当時間があったので出演者の皆さんをお見送りすることにしました。いわゆる、出待ちですけど、あくまでも役者さんのご迷惑にならない様に、近隣に迷惑をかけない様に、それを心がけることは忘れません。
さて、この出待ちに関して個人的にとても気になっていたことがあるのです。開演前に劇場の方に託した宮川さん宛ての私の贈り物・・・・
無事に手渡っているのだろうか。。。もう、それが気になってしまって待っている間中ドキドキでした。
まずはじめに出ていらしたのが
マルコスの遠藤さん。お早い!すると、出待ちをしている人の間から「おつかれ様でした」の拍手。なんだかとっても和やかな雰囲気でした。しかも遠藤さんご親切に、「もうすぐみんな出てきますよ」と教えてくださってました(^^) 次に出ていらしたのがたしか、ガブリエルの津田さん。お友達と一緒だったせいかなんだかこのときはシーンとしてました(^^;) そして、刑務所長の高品さん。またまた「おつかれ様でした」のまわりからの拍手。こちらに向かって「ありがとうございました」とおっしゃって劇場を後にされました。
そして待つこと10分くらい・・・・
宮川さんが!!市村さんが!! 市村さんはちょっとお疲れ気味でしたが、まわりからの拍手と「おつかれ様」コールに嬉しそうに応えてくださいました。で、で、宮川さん! かっこいいい!!! 初めて素のお姿を拝見したのですが本当に素敵な方でした!それだけでも固まってしまったのに、ふと、手元を見ると、白い紙袋が!!!! そうです、私の贈り物が無事に宮川さんに届いていたのです!!!! しかも、宮川さんがそれを持っていらっしゃる(あたり前か(^^;))!!! それを目撃しただけでも私の感動は頂点に達してしまいました。宮川さんもかなりの人気者で、タクシーに乗り込む前にファンの方と一緒に写真を撮ったり、数人の方からファンレターをもらったりしてましたが、そのファンレターを、私のあげた贈り物の紙袋の中に入れているではありませんか!!!! 宮川さんの手荷物の役にも立っている!!!!! もう、感動の頂点を通り越して思わず涙目に・・・・。市村さんと同じタクシーに乗り込んで、去っていったのですが、おふたりとも角を曲がるその瞬間まで私たちに向かっててを振り続けてくださいました。もう、感謝感激雨あられ状態で、自分の魂が昇華してしまった状態に落ちいってしまいました(笑) 嬉しすぎ!!!
その後続いて、
お母さんの大方さんが出ていらしたのでこのときも拍手を。すると、とってもお優しい声で「皆さん、本当にありがとうございます」とおっしゃってくださいました。そして、マルタの麻生さんが大方さんと同じタクシーに乗り込みました。このとき、麻生さんと目が合ってしまってなんだか放心状態で恥ずかしかったのですが拍手を送ると、にっこり微笑み返してくださいました。これでまたまた感動!おふたりも、最後まで手を振ってくださりとっても感激しました。
この後、私はもう
魂が抜け落ちてしまったような状態に陥りしばらくは放心状態に(笑) もう、それほど感動的な出来事だったのです!(今思い出してもまた魂が抜けそうに(^^;))
しばらくたって、
アンサンブルの方達と、エステバンの笠原さんが次々に出ていらっしゃいました。放心状態ながら、やっぱり「おつかれ様でした」拍手を送ると、皆さんとても嬉しそうに「ありがとうございました」と応えてくださいました。笠原さん、なんだかピチピチのシャツ着ていらしたなあ。ちょっと中国人チックでした(笑)←ごめんなさい、Tさん(^^;)
そしてそして、一番最後に出ていらしたのが
麻実れいさん。とっても大きな花束を持っていらっしゃいました。もちろん、こちらも「おつかれ様でした」拍手を送りました。すると、とっても嬉しそうに「皆さん本当にありがとうございました。お体に気を付けてください」というお優しいお言葉が! なんてエレガントで素敵な方なんだろう。。。。麻実さんも、タクシーから手を出して最後まで私たちに手を振ってくださいました
それにしても、今回の出待ちについても皆さん
とってもマナーがよくて嬉しかったです。道路に広がることもなく、騒ぎ立てるわけでもなく、出演者の皆さんには温かい拍手を送り・・・・ 最後の「蜘蛛女のキス」にふさわしいとっても和やかで爽やかなお見送りでした。大好きな大好きな作品だったし、大好きな大好きな俳優さん達だったので、そういった形で終われたことが本当に感激しました。
出演者のお見送りの後、舞台から運ばれてくる鉄格子や映画館の椅子のセットが目に付きました。なんだか本当に寂しかったですねえ。セットにも、おつかれ様・・・・と密かにつぶやいてました。また日本に戻って来てくれることを祈って・・・・。


※今回の大収穫は、やはり宮川さんが私の差しあげた物を持っていらしたのをこの目で確認できたことですね。本当に、言葉に言い表せないくらい感激しました。

そして、東京へ

お見送り(出待ち)のあと、それでもまだ2時間近くあったのでTさんとお茶して、一足お先に帰られたTさんを見送り、残り待ち時間約1時間をふらふらとショッピング街でつぶしました。仙台に来たのだから名物を買おうと思ったのですが、なにせお金がない(苦笑)。でも、何か思い出が欲しかったので、米粒こけしを買いました。なんだかひとりになると、やっぱり急に寂しさが押し寄せてきてしまいますね。心にぽっかりと穴が空いてしまったような感じです。そんな気持ちを引きずりつつ、18時55分仙台発の新幹線で帰途に就きました。お盆のラッシュだった様で、郡山あたりからは指定席に立っている人まで・・・・。帰りの切符買っといてよかったです。そして、無事に22時30分頃帰宅いたしました。

ほんとうに、仙台まで行ってよかったです!! ありがとう、仙台!ありがとう、「蜘蛛女のキス」!!再演を心の底から希望します!!!