エリザベト音大のコンサートを聴きに行った。早めに出て、ヤマダ電機に寄ってパソコンやらwindowsのソフトを見てきた。XPのサポートがもう直ぐ終わる。windows7へのupgrade版は27,000円。パソコン売り場で店員が寄ってきて、windows8はなかなか良いという。起動が早くなったのと、クラウドが無料で使えるのが便利だそうである。今なら安くupgradeも出来る。次第にその気になってきた。周辺機器は何とかなるだろうし。もたもたしている内に時間が迫ってきて、向かいの喫茶店でサンドウィッチを食べて歩いて音大に向った。会場はセシリアホールというところで、随分立派なホールである。900人くらいの席があるが、2割位しか入っていない。学内のフルートオーケストラの発表会である。指導者は大代啓二先生である。

・モーツァルトの「劇場支配人序曲」は音楽劇の序曲で、結構序曲の雰囲気が出ていた。

・クーラウの「グランドカルテット」というのはフルート4本の曲でフルートアンサンブルの必須レパートリーだそうである。大勢で演奏するとやや合わせにくいということであったが、そんな感じもした。

・広瀬量平の「古謡」は日本の歌の編曲であるが、なかなか情緒が出ていた。

・ラヴェルの「クープランの墓」はピアノ曲のオーケストラバージョンを更にフルート用に編曲し直したものである。これもどちらかというとせいぜい数本のフルートの方が良かったのではないかと思う。軽く跳ねるべき音が大げさになりすぎた。

・最後のドビュッシーの小組曲もピアノ曲の編曲版で、これは広島のプロフルートオケが委嘱した編曲ということである。これが一番良かった。馴染みのある曲ということもあるが、音がこなれていて美しかったと思う。最初の舟歌などはソロで吹いてみた時にはさほど面白くもなかったのだが、なるほどこういう曲か、と再認識させられた。情景が浮かぶような感じである。

・アンコールはオッフェンバック「ホフマンの舟歌」と、これが最後となる大代先生に捧げる、ドヴォルザーク「母の教えたまいし歌」。出演者は学生13人と卒業生8人にハープとパーカッションであった。男は一人だけ。でも頑張っていた。

      帰りに丸善の本屋に寄って、ぶらぶらして帰った。雪が降り始めていた。
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