2018.08.28
録画:ETV特集 シリーズ データで読み解く戦争の時代 第1回
『自由はこうして奪われた』〜10万人の記録でたどる治安維持法の軌跡〜8月23日(木)(再)
・1928年 3.15事件で適用された。特高警察=予防警察である。労働運動や農民運動の指導者たちを網羅的に逮捕した。
・1928年、緊急勅令で治安維持法改正、目的遂行罪(党員でなくても手伝えば逮捕)を追加した。弁護士も逮捕起訴有罪となった。以後地方に波及していく。
・1933年にピーク、1万人超えた。1933年には長野県が多かった。
2.4事件。教師を逮捕した。共産党員は居なかった。小林多喜二、吉野源三。
・1934年以降激減、転向政策の効果である。転向率80%。転向した者は満蒙開拓青年義勇軍へと教え子を駆り立てる役目を与えられた。朝鮮における逮捕者:独立運動、朝鮮語保存活動が狙われた。死刑もあった。
・1935年に共産党は壊滅し、以後、国家精神に反抗する者一般が対象となった。
・1941年に再改定して目的遂行罪の適用範囲が拡大された。また、自白が証拠とされた。北海道で逮捕者が増えた。強制的な自白が増えた。戦後に繋がる自白重視はこの時から始まる。
・1945年、敗戦から二カ月後、治安維持法が廃止。
逮捕者は全部で10万人。政治情勢に応じて範囲が拡大されていったのである。

・・・・・シリーズ データで読み解く戦争の時代 第2回
『隠されたトラウマ〜精神障害兵士8000人の記録〜』
 大戦中の戦争による精神障害者のカルテが残されていた。日本での特徴は、軍隊内での暴力による精神障害である。敗戦の年には元々の精神障害者までもが戦場に駆り出されて精神障害を発症した。

 
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