UP CoffeeBreak(55)
作成日:2003/08/17

第4回 ROBO-ONE

第1回第2回に引き続き、第4回 ROBO-ONEに行ってきました。
場所は第2回と同じ川崎振興会館。
10日の決勝トーナメント2回戦から見たんですが、観客は第2回と同程度のようでした。

試合の様子、および結果については、公式ページを参照していただくとして、少しだけ感想を。

まず大会ルールが更に進化して、3ラウンドの3ノックダウン制になってました。
両者が睨みあったままで1ラウンドが終わる、ということも、少なくとも決勝ラウンドではありませんし、手の届く距離まで移動するだけで終わるといったこともありません。
それに、もう倒れて起き上がるのは当然ということでのルールなのでしょう。

また、今回も特別企画として、ROBO-ONE Stairs/Door等が行われました。
実際に見たのはROBO-ONE-Doorなんですが、出場3台中1台が見事成功し、場内はもの凄い盛り上がりを見せました(本選以上 ^^; )。
操縦はマスター/スレーブ方式で行われていましたが、やはり握るという操作は、こういった方式でないと難しいでしょう。
次回は更にルールが変更されるということで、遂に自立型が要求されるんでしょうか。
それとも、視覚装置をこの大きさに組み込むのは、ハード的にかなり高いハードルだと思うので、その間に中間的なルールができるのでしょうか。
ROBO-ONE Door 見事に人・ロボット一体の動きを見せるマスター/スレーブ方式

今回は、九州大学も2325-RRの運動能力の高さが光りました。
驚異的な歩行速度です、アレ。
ROBO-ONE DASHとかを作って10mを競争させたら、ぶっちぎりの優勝でしょう。
それ以外にも、バック転・側転、1点倒立等の運動能力の高さ(後、バックドロップも)を見せつけてくれました。
惜しむらくは、立ち上がりのパターンが少なく(バック転でしか起き上がれない?)時間がかかってしまい、ノックダウンにされたことが何度か。
それと、操縦性能の低さでしょうか。

あの機体に、マスター/スレーブで操縦させたら...側転で人の方が自爆するとか。
いずれにしても、更なる改良が楽しみなロボットでした。
2325-RR 見事なバック転
2325-RR 操縦ミスであわや場外自爆寸前、ひっくり返る

また、今回は新しい攻撃の方向性を示す動きもありました。
試合ではともかく、デモではハイキックを見せる機体がいくつもありました。
また、バック転・側転を行う2325-RRなどもあり、攻撃の起点が徐々に足に移ってきているように思えます。
まぁ実際にキックすると、どちらかというと、した方がバランスが崩れてダウンするという展開のようですが。
このあたり、自立的にバランスが取れるようになる(しかも2325-RR並みの高速動作)と、攻撃が多彩に成り、もはやTV中継も夢ではないかも。
070vs001 今後のバトルの行方を示すか!?ハイキック(不発でしたが)


決勝トーナメントハイライト

112vs015 ヒットマンスタイルの遠距離攻撃対ハイキック攻撃
060vs065 ADOのパンチが炸裂
Matrix 2325-RRとADOによるマトリックス(デモ)
044vs065 バトル中に踊るADO(余裕?それとも...)


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