ＣｏｆｆｅｅＢｒｅａｋも第５０回記念ということで、前回（第１回 ROBO-ONE）に引き続き、第２回 ROBO-ONEに行ってきました。

今回の舞台は８月１０，１１日の川崎振興会館。前回に比べると、入場料は無料（前回もROBO-ONE自体は無料でしたが、入場料が必要だった）だし、何より段差（階段状）のついた観覧席が嬉しい配慮だったなぁ。
11日の決勝トーナメント２回戦の途中から見に行ったんですが、観客は３００名強と、まずまずの入りのようでした。

試合の様子、および結果については、公式ページあるいはPC Watchの記事「2足歩行ロボットの競技大会「ROBO-ONE」第2回開催 〜人型ロボットが殴りあう!」やZDNewsの記事「「転んでも起き上がれます」――ハイレベルなROBO-ONE決勝」，「予選からハイレベル！　「ROBO-ONE」第2回大会」を参照していただくとして、少しだけ感想を。

まず大会ルールが進化して、屈伸（膝に相当する部分が曲げられる）が必要になったことで、前回優勝した「TA-17」のような機体は出場できなくなりました。
尚、次回（２月予定）では更に進化するらしいのだけど、ちょっと敷居が高すぎ！
できれば、オープン部門ってな感じで初心者も参加できる場を、例えば第１回ルールの「歩ければいい」でやって欲しいなぁ。本選の裏で、同時進行でもいいから。

それにしても、この半年での機体性能の伸びには目を見張るものがあります。
準決勝での「R-BlueIV vs Metallic Fighter」などはその最たるもので、両者とも倒れてもいくらでも起き上がってくるので、もう起き上がってくるだけで拍手ものでした。

どちらも、何度倒れても起き上がってくる。

一方で、バトルシステムの方は、前回に比べると画一化されてきたかなぁ、という印象を受けました。
前回は、二刀流やらロケットパンチ？（実際に飛んだところは観てないので、伝聞ですが）あったのですが、今回は４位になった「ガングー１」の長距離パンチくらいだったので（予選は観てないので、もっとあったのかもしれません）、次回はそろそろ投げ技とか見たいなぁ．．．

体の割にこの長距離パンチは威力アリ？

また、特別企画として、ROBO-ONE Stairsが行われました。
これは、単純に言えば５分間で階段を上り下りするという競技です。
が．．．これは難しい。１１日にエントリされた４台は全滅で、１０日に１台だけクリアできたということです。
やっぱり視覚装置を組み込まないと辛そうだなぁ。

かなりな慎重さが要求される！

ところで、今回、ROBO-ONEの野望のいくつかが紹介されています。
次回の第３回に続いて韓国で行われる予定の第１回アジア大会ってのも壮大なんですが、遂に出ました空飛ぶロボットということで、実際にロボットが飛ぶ瞬間のムービーが会場に流されました（会場は火気厳禁のため）。
もっとも、ムービーといっても１秒前後の瞬間芸なので、飛んだことは確認できるけど、どこに行くか（行ったか）は不明なんでしょう (^^;

	いよいよ飛行開始
	飛んでいるのか！？

今回もR-BlueIVの完成度の高さが光りました。だって、欲しいよ。アレ。
時間の関係で見れなかったのが残念なんですが、LEGOを使った機体も決勝トーナメントに残ってました。あれなら作れるかも！（ハードだけですが）
あと、CCDカメラ付けたり、センサ付けて動体の認識させてみたり、フィードバック制御に取り組んだり．．．と次回への発展を期待できる取り込みもテンコ盛り。
個人的には傾斜センサを使ったフィードバック制御で、倒れにくいロボットというのが、そろそろ出てくると思うのですが、どうでしょう？

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決勝トーナメント２回戦

	Metallic Fighterの「ダダっこ攻撃」（動画でないと分かりずらいか？）
	巨漢同士のファイト！（倒れるとかなり危険）

準決勝

	Metallic Fighterの勝因は、この「アイサツ」攻撃か？
	R-BlueIVの「ウラ拳」炸裂
	この大きさの違いはどちらに有利か？
	パンチの重さでHSWR-01勝利

３位決定戦

	後ろから長距離パンチを撃たれてダウンしても平気
	イノキのように、誘うR-BlueIV（って、これ異種格闘技だったの？）

決勝戦

	この体格差＆打ち下ろしパンチ vs 見事な起き上がりで互角の勝負か？
	「ダダっこ攻撃」もこの相手には効かない。ピンチ！
	パンチで見事なダウンを奪うも．．．
	起き上がってきた直後に、致命的なダウンを奪われ勝負アリ！？
	勝利宣言？