いやぁ久しぶりに4回目(1回目,2回目,3回目)です。
今回は更に違った観点で、調べてみることにしました。
集計方法は同じで,メールのヘッダーの中にX-Mailerが入っているメールを抜き出して,どんなメーラーが使われているのか集計するというものです('02/04/24〜'02/09/04までの総計393通)。今回は1対不特定多数の会社(ソフト開発関連の会社)間という、特殊な状況での使用状況です。
このため、1対多の<1側>となった、が非常に多くなっているようです。
- [Becky! ver. 2.00.11]
- [Microsoft Outlook Express 6.00.2600.0000]
ソフト開発関連の会社が対象なのですが、特にWindowsに限られている訳ではなく、サーバー関連だとUnix、それにJava専門の会社も入っていたはずです。以下,その結果です(この結果は,そのメールを使っていた人の「のべ発言数」ですので,お間違いないよう)。
また、私は個人でもビジネスでも電信八号を使っていますが、この中では一度も発言していないので、カウントされていません。
総合順位は,プラットフォームやバージョン等に関係なく,同じメールソフトとして集計したものです。
これまでとはガラッと変わった内容になりました。
最初に挙げた理由で上位2つは多くて当たり前なので、半分として考えても、ビジネス(しかもソフト関連会社のみ)面でのOutlook Express(MS系)の強さが見えてきます。それ以外では、これまで圧倒的に強かったBecky!と、辛うじてEudoraがビジネス上でも使われていると言えますね。
AL-Mail32も何とか頑張っていますが、やはり個人ユースということなんでしょうか?(Winbiffは、これまでAL-Mail32と同様に上位にいましたが、ビジネスオンリーでは遂に1通も流れてませんね)。
Mozillaには、一時の勢いは無いと思いますが、ここに留まったのはUnixのユーザのせいではなく、全盛時のWindows98ユーザが使用しているためでした...ってソフトの開発会社なんだけど...グループウェア系が多いのもビジネスユースのせいでしょう。
LotusNoteとCybozuが並んでいるのは、勢力図が書き換わっていることを感じさせます。
単独順位は,プラットフォーム(OS)やバージョンなどを区別して,多くの人に使われているソフトを集計してみました。
さすがに、皆さんIE6.0に上げた方が多いようで。
それに、Outlook Expressの5.0以下(IE4.0系?)を使っている人はいませんでした。やはりセキュリティの関係かな?AL-Mailは、実は以前調べた時(4年前!)の方がバージョンが高かった...という笑えない結果が出ています。
まぁその頃から完成度は高かったのですが...
順調に世代が交代しているBecky!とは好対照です。
それにしても、パソコン業界の不況の様子が見えてくる気がします。
だってWindows98はしょうがないとは思いますが、Windows95だからねぇ。
ソフト業界でもこの状態なんだから、他もだいたい想像できるというものでしょう。それにしても、AOLはHTMLが付いてくるけど、デフォルトなんだろうか?
その割に過去のMSほど叩かれないのは、普及してないせいなのか?
ちょっと引っかかった、ヘッダ
- X-Mailer-Plugin: Plugin List for Becky!2 Ver.0.01 Rev.4
- Becky!のPlug-in SDK(Ex.Becky! Ver.2 Plug-in Forum)が出てくるあたりは、さすがソフト開発業者というところでしょうか?
- X-Virus-Scanned: by AMaViS perl-11
- メールサーバでのウイルススキャンを行うAMaViSの印。やっぱり、あると安心だよねぇ。