UP CoffeeBreak(52)
作成日:2002/11/08
更新日:2004/12/30

ホームシアターの行方

映画はよく観るほうですが、それほどマニアだとは思っていません。
AVにしても、学生の頃は夢に見た気がしますが、一時期はそこそこお金をかけたオーディオセットも解体してしまい、今や音が出るものと言えば、TVとパソコンと安いミニコン程度という状況なのです。

にも関わらず、ある日、『よし、シアタールームを作るぞ!』と、目覚めた訳です。
きっかけは単純。ホームシアター向けのプロジェクタが、そこそこな値段で発売されるとアナウンスされたからです。

それまで、次のボーナスは「そろそろノートパソコンが買い時かなぁ」と何となく思っていたのですが、急遽目標変更。この冬はホームシアターに燃えるぞぉ〜。


いまさらDVDNext

INDEX


全景[2004/12/30]
相互リンク?[2004/05/16]
マルチリモコン[2004/05/16]
CATVデジタル化[2004/01/02]
地上波デジタル[2003/12/07]
海外版DVDを試す[2003/06/07]
設置完了[2003/04/29]
プロジェクタ選び[2003/03/02]
スクリーン設置作業[2003/02/13]
スクリーンの発注[2003/02/10]
スクリーンの設置方法検討[2003/02/03]
遮光カーテン[2003/01/31]
プロジェクタ候補[2003/01/29]
スクリーンの行方[2003/01/27]
配置に悩む[2003/01/26]
しかして予算は?[2003/01/15]
DVDホームシアター[2002/11/19]
TVとプロジェクタの共存[2002/11/11]
プログレッシブ対応[2002/11/10]
関連サイト探し[2002/11/08]
きっかけは?[2002/11/08]

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全景:[2004/12/30]

よくよく考えてみると、全体を撮った写真を入れてなかったので、改めて紹介します。
screen こんなふうに、TVとスクリーンを同居させています。
(もちろん、通常はスクリーンは巻き上げてます)

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相互リンク?:[2004/05/16]

気がつくと、楽天のシアターハウスというホームシアター用のスクリーンのお店の「スクリーン設置のヒントはここにある!〜大画面仲間のホームページ紹介〜」に紹介(というかURLを書いていただいているだけという説もあるけど)していただいてますので、とりあえず相互リンク(って向こうはリンクになってないけど...これもポリシーなんでしょうね)。

ん?ってよくみたら、シアターハウスって、何のことはないピュアビジョン(私の買ったとこ)さんが社名変更したのですね。
どうも、お世話になってます。

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マルチリモコン:[2004/05/16]

CATVがアナログからデジタルチューナーに変わったことで、不便なことがいくつか発生しました。

  • その一つは、アナログ系でしか放送していないチャンネルがあり、単純にチャンネルが増加した訳ではないこと。
  • 二つ目は、それまで危機的状況にあったスカパーの信号が更に悪化したこと。
    それまでは、信号強度が7前後だったのが、デジタルに変更したとたん、2前後になってしまった。
    パラボラアンテナから屋内配線を経由せずに直接つなぐと65くらいまでいくし、ケーブル導入前でも確か同程度の強度が得られていたので、完全にCATV接続時の配線の問題(ただ、CATVが悪いとかではなく)だよなぁ。
    今のところ、スカパーからCATVへの移行は、アナログ時にスターチャンネルを除いて(スカパーの場合、同じ値段でマルチプレックス3ch分になるので移行しなかった)終わっていて、たまにサッカー等でPPVを利用する程度(ワールドカップの時はそればっかりだったが)なので、スターチャンネルを移行すればいいだけなのだが(あっそうそう、番組ガイドの内容が、スカパーとCATVでは天地の差ほどあるので、有料番組ガイドとしての用途はあるか)。
  • 三つ目が、(我が家の場合)無茶苦茶操作が面倒になったこと。
    なにせ、デジタルチューナーでは、地上波の番組は見れないので、現状はビデオを経由させて接続している(TV単独だと音が悪い)。
    そうなると、CATVチューナーとビデオ、音の大きさはアンプと3台の機器を操作しないとダメ。
    更に、アナログ時代は、アナログチューナーをTVの電源と連動させていたので、実はリモコンが4台も必要になっていた(TVの電源は、CATVのリモコンからでも操作できたので、実質は3台)。
最初のうちは、それでも我慢していたけど、先日ついに切れて、マルチリモコンを購入することにしました。

実は、マルチリモコンの購入はこれで3個目。
最初は、もう15年以上昔で、いわゆるオーディオセットのリモコンの多さに負けたもの。完全学習型のリモコン(要はプリセットが全くない)で、結構高価だった記憶があります。
そのリモコンは、まだ手元にありますが、ある時買ったビデオのリモコン信号を学習できないことが発覚してお蔵入りしているハズです。
次が先日まで使っていたソニー製リモコンで、大半のリモコンが番号セットだけで使えるようになるというもの(学習機能無し)。
買った当時は重宝していましたが、ヤマハのホームシアター(DVD&アンプ)セットとCATVチューナーには対応できず(アナログ、デジタルとも)、今回の混乱の元になってしまいました。

で、ターゲットに選んだのが、ビクターの学習機能付きリモコン(シアター用リモコン「RM-A1500」:定価8,000円)で、多少高価ですが、液晶パネルが魅力でした。
後は、どこで買うかウロウロしていると、ヤマダ電器でまたしてもソニー製の学習機能付きリモコン(学習機能付きリモートコマンダー RM-VL700U:希望小売価格5,500円)を見つけてしまいました。
う〜ん、液晶が無いだけ安い。
5台分まで登録できれば、いちおう仕様は満足する(ビクターは6台)し、ソニーだと先日まで使っているものとほぼ同じ操作性だし...ということで、あっさりソニーの軍門に下ってしまったのでした。

結局、ヤマハのホームシアターセットもCATVチューナーも、どちらもプリセットはされておらず、1時間程度かけて学習させたのでした。
あぁでもリモコンが1つになって、少し幸せな気持ち...

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CATVデジタル化:[2004/01/02]

地上波デジタルの項でも触れましたが、加入しているCATVがデジタル化したのに伴い、ちょっと料金がUPするのに目をつぶりデジタルに移行しています(地上波デジタル以降の半年以上前の話)。
決め手はFOX、AXNとANIMAXかなぁ(アナログでは提供されていない)。
もっとも、アナログでしか提供されないチャンネルもあり、痛し痒しなんですが。

で、移行の工事は簡単だったんですが、配線の変更には苦労しました。
これまで、ケーブルTVのSTB出力は、そのままアンプに入れていたのですが、デジタル化すると、次のような問題点が明らかになってきました。

  • 地上波のチャンネルはデジタルSTBからは視聴できず、直接テレビから見るか、ビデオを経由して見るしかない。
  • せっかくデジタル化したのでプロジェクタで見たいのだけど、アンプにはアナログ入力しかないので、別口でプロジェクタ向けにデジタル出力する必要がある。

最初の問題は、直接テレビから出力するとやはり音が貧弱になるので、ビデオ経由でアンプに出すことにしました(これで、常時利用するリモコンが1つ増えた)。

次の問題は、プロジェクタまで別ケーブルを引き回すのは気が進まないので、デジタルの切換器を購入することにしました。
ソニーのHS-10の場合、10mのマルチケーブルが付いてくるので、これで部屋の中を引き回しているのですが、いざ切換器を買うとなると、マルチケーブルのデジタル信号端子であるコンポジットの切換器が無い(あっても高いし、STBはD端子なので余計複雑)。
あまりやりたくはなかったんですが、D端子切換器とD端子−コンポーネント変換ケーブルということにしました。

D端子セレクタは、Webで探したところ、サイバーガジェットのD端子セレクタが価格的(ソフマップ特価4,780円)にも仕様的にも良かったんですが、結局、フラリと立寄ったヨドバシに置いてあったビクターJX-D77を買ってしまいました。価格的にも5千円台だったし、仕様的にも十分だったので。
一方、変換ケーブルも同時に見たんですが、こちらは高々ケーブルにしてはとにかく高い(まぁ感じ方は人それぞれでしょうけど)。
下調べも十分ではなかったので、そのままパスして近所のPCパーツショップに寄り道。すると同じ機能のケーブルが、10分の1の値段で置いてある...正直、PCパーツとAVの世界の違いを思い知らされたなぁ。
このページの主旨でもある「安く構築する」にもあっているので、さっそくPCパーツとしてのD端子−コンポーネント変換ケーブルを購入したのでした(数百円)。

さて、プロジェクタに投影した結果ですが、地上波デジタルの項でも書いた通り、BSハイビジョンは強烈でした。しばし至福の時...
もちろん、BSデジタルも綺麗です。
ただ見たいと思う番組の少なさで、思わず脱力してしまうんですねぇ...地上波デジタルと合わせて考えると、その存在意義を改めて問いたくなってしまいます。

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地上波デジタル:[2003/12/07]

地上波デジタルが、予想よりも一足早くやってきました。

我が家の場合、この図だと、ちょうどオレンジから黄色の部分なので、実際の放送は2004年or2005年末くらいのエリアなんですが、加入しているケーブルテレビが対応したので、自動的に一足早い視聴が可能になった訳です。

で、STBのファームのバージョンアップが自動的に終わっていたので(なんて便利)、さっそく12月1日からBSデジタル、CS、地上波デジタルの3種類の映像がSTB経由で見ることができました(普通の地上波はSTBを経由せずに見ることができます)。
さてTV(32型)で見る場合、地上波と地上波デジタルの差はというと...正直、あまり差が気になりません。ちょっとクッキリしてるかな。
やはり32型程度の大きさだと、TVの買い替え需要とかには結びつかないかなぁ。

ただ、その程度の差かと思われるのもアレなので、プロジェクタで確認してみました。
やはり想像通りと言うか、80インチ強のスクリーンで見ると、地上波と地上波デジタルの差は歴然です。文字がクッキリして滲みがありません。さすがにキレイ。
と言っても、ハッキリ言ってBSハイビジョンのキレイさには及びません。
元々、設備的にもBSよりも劣っている民放もあるらしいし、その素材も地上波と同じなので、まぁ長い目で見てやってください、ということなのでしょう。

にしても、見ることができると欲も出てくるわけで、早いところ各局がハイビジョン映像を流してくれないかなぁ、と思う訳です。
そうなると、でかい映像で見たくなるのが人情なので...さて、その後で今まだ50万以上する7〜80インチのフラットディスプレイに流れるのか、2〜30万前後でなんとかなるプロジェクタに流れるのか、と技術的なトレンドが気になるところ。プロジェクタなら液晶ではなくてDLPが20万以下になる日が来てくれると、5年くらい先には買い換える気になるかもなぁ。

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海外版DVDを試す:[2003/06/07]

この項は、『いまさらDVD』に移動させました。

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設置完了:[2003/04/29]

さっそく接続してみた、その感想は...

まず、夜間の綺麗な画像は感動的でした。
最初にモンスターズインクのDVDを見たのですが、サリーの毛が一本一本識別できる気がするぐらい細かいところまで見えます。それに全体のフワッとした感じが、思わず「撫でて見たい」と思わせます。

昼間の視聴でも、そこそこ問題なし。
ハリーポッターで確認してみましたが、夜のシーンでも冬場の曇り程度の明るさなら、そんなに問題なし。
ただし、晴れた日だとまだ遮光カーテンにしていないところもあり、どうしても隙間からの明かりが気になる。特に夏場は厳しいかも。
これから、まだまだ何かしらの対策が必要になるでしょう(検討中...主にお財布と)。

その後、スクリーンの設置位置を上げるために、突っ張りラックのポール部分に固定しました(スクリーンの設置作業後半戦:前半戦はこっち)。
mount screen ポールへの固定方法はこんな感じ

mount screen 固定部分の拡大(取付途中)

このポールへの固定用の金具は、東急ハンズで「突っ張りポール」へネットを取り付けるために売っていたもので、2個で800円でした。
固定用金具の幅がL字支柱の取り付け間隔に合わなくて苦労したり(結局、シャコ万力をホームセンターで買ってきて、金具を万力で締めながら取り付けた)、ラックのポールが「突っ張りポール」よりも細いため隙間が大きく開いてしまい、そこに硬めのラバーを付けて誤魔化したり、金具が元々ネット用なので荷重が心配だったり(一応は荷重の範囲内ですが)と、ちょっと耐久性に不安が残ります。
せめて1年くらいもってくれないかなぁ。

と、まぁここまで確認して、次は「距離が足りない(=投影サイズが予定より小さい)」の対策。
HS10の購入を決めた時から分かっていたことですが、AE300に比べてHS10の方が投影距離が必要なので、スクリーンを目いっぱい使いたいなら調整が必要になります(先にスクリーンは発注してたしね)。
HS10のズーム機能を使ってサイズとフォーカスの調整。これスクリーンの側でリモコン片手にできるので、非常に簡単でした。

これでプロジェクタの設置作業は山を越えたのですが、まだまだ課題は残っています。お金がかけられれば、直ぐにでも解決しそうなことが多いのですが、それは宝くじにでも当たった時に考えるとして、当面は地道な改善を行っていくしかないんでしょうね。

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プロジェクタ選び:[2003/03/02]

スクリーンの納品予定に合わせて、プロジェクタ選びを本格化させました。
ホントは同時がよかったんでしょうが、大きいことはいいことだと、スクリーンを設置サイズギリギリの大きさにしたので、プロジェクタの投影サイズが距離との関係でスクリーンから大きくならなければいいや、程度のお気楽さ。

最初に見に行ったのは新宿のヨドバシ。横浜のヨドバシもプロジェクタが置いてあるのですが、こちらは視聴環境が劣悪。
ヤマダ電機のテックランド横浜も、「明るい店内で、どこまでプロジェクタが見えにくくなるか」の確認ができます。

さて、新宿ヨドバシでのターゲットはPanasonicのTH-AE200。ネット価格で、この時点(2002年12月初旬)では14万円台の後半くらい。
この時、ヨドバシとの価格差は4万くらいあったようです(うろ覚え)。
実際に、ヨドバシの特設ルームで見た印象はまずまずのもの。
液晶プロジェクタい特有の格子もそんなに気にならなかったし、その時は同じタイミングで動作していたのが20万以下の同程度の機種ばかりだったので、その中では不満はありませんでした。
投影距離も、3m以下でも十分なサイズが取れます。横の補正ができるTH-AE300も気にはなったのだけど、とりあえず、その時は仕様とBBSの評判を、実際に見て確認できたので一安心でした。

で、実際にネットで発注をしようと思ったところ、ちょうどカーテン屋さんが納品に来ました。
取り付けてもらい、従来のカーテンに比べて、その効果は確認できた...が、まだ視聴した特設ルームに比べると、かなり明るい。
たしかに全てをそのカーテンにした訳ではないので、工夫の余地は十分すぎるほどあるのだけれど、かなり不安になってきた。
こういった時、1週間くらいで複数台のプロジェクタのレンタルが、気軽にできれば、ゆったりと環境(天気とか)を変えて確認できるのにと思った。どこかでやりませんか?

とりあえず、カーテンに追加して暗幕なんて張りたくない。となれば、昼間見る場合は、ある程度の明るさはどうしようもない。
では、この明るさで、例えばAE200で大丈夫か、と言われると自信が無い。
昼間からプロジェクタなんて見る機会はないさ、と割り切ってしまえれば、ことは簡単なんだけどねぇ。
とまぁ、無限ループに陥っていたのでした。

こうなると判断のキッカケが掴めないので、今度は横浜のAVACに出かけてみた。
ここの視聴ルームは、まず20万円台以上の機種がベース。
やはりヨドバシとは品揃えが1ランク違う。
で、TH-AE300をセットしてもらったのだが、隣のXV-Z90と比べて暗い気がする。
AE300をいろいろと調節してもらったのだが、やはり画面の明るさはどうにもならない。
そのうちに、隣の機種がXV-Z90からVPL-HS10に換わったのだけど、それと比べると更に差が明らか。うーん、コントラスト比もかなり違うしなぁ。
もしかしたら、あの少し明るめの部屋でも、このHS10なら大丈夫かも。
と、予算無視の無謀な賭けが待っていたのでした。SONY HS10 GETー。
(実は、この頃、インフルエンザでフラフラだったという説有り。そのせいか?)

そうこうしている内に、スクリーンが到着。
210cmのL字支柱に取り付けて、ラックのトップに固定せずに置いてみた。
まあまあ違和感ない、と納得しているところにプロジェクタが到着。
おぉ〜、遂に我が家でも、いよいよプロジェクターが映るぞぉ〜。

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スクリーン設置作業:[2003/02/13]

今回、一番の力作業だったのがスクリーンの設置でした。
スクリーンを固定するための突っ張りラックを両側に配して、スクリーンをラック間で固定するという作業です。

まずは、用意しておいたスチール製のL字支柱にスクリーンの大きさにあわせて、スクリーンのマウントブラケットを取り付けます。
ピュアビジョンのサイトにマウントブラケットの写真が載っています。これサイズが書いてありませんが、実物は意外に小さい(約1.5cm程度)ものです。
L字支柱は元々ラック用なので、棚を取り付けるための穴が開いていて、そこに3個のマウントブラケットをネジ止めしました(ネジ固定用の金属板を買いに、ホームセンターまで1往復するはめになりましたが)。

次にマウントブラケットにスクリーンを取り付けます。
スクリーンの設置は、前半・後半の2回に分けて行ったのですが、前半のこの部分でのスクリーンの取り付けは、あっけないほど簡単でした。
作業的には、床に置いたL字支柱に沿ってスクリーンを置いて、ラックマウントに引っ掛けてはめるだけですから。
後から追加で行った作業の後半では、先にL字支柱をラックに取り付けてからスクリーンをはめたのですが、これが意外に難物(一人で設置しようとすると)。二人以上で作業することをお勧めします。
実際にブラケットにスクリーンを取り付けると、こんな感じになります。
mount screen L字支柱の真ん中にある白い突起がマウントブラケットの頭の部分。
ネジが長すぎるのは、ご愛嬌ということで。

最後に、L字支柱ごとスクリーンをラックの横のガードの最上部に置きます。
高さ的にはちょっと低いのですが、それはプロジェクタが到着してからの調整ということで、前半の作業は終了。
L字支柱は置いてあるだけで固定はされていませんが、意図的にはずそうとしない限りは危険は無さそうです。

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スクリーンの発注:[2003/02/10]

ということで、スクリーンの発注作業です。
狙いはピュアビジョンのスクリーン(チェーンドライブ方式)。

一応は寸法図を作ったのだけど、やはり、やや不安が残るので、先にラックを買って、距離を実測してからスクリーンを発注するという2段階方式です。
ラックの間隔をギリギリまで広く間を取り、実測すると185cm+α(1〜2cm)くらい。
チェーンドライブ方式の標準スクリーンの外形幅は175cmと195cmなのです。
やはり、できるだけ最大限にスクリーンの大きさを取りたいのが人情というもの。

で、しょうがなく、特注品でも安いという評判を信じて、メールで問い合わせて見ました。で、その回答がこれです。

ただ実際の作業としてはCH1850WGからの手直しとなるので同じ単価\34,000でお願いしたいと思います。
お支払い総額は代引きの場合総額\36,960となります。
 (商品単価\34,000+送料\1,000+代引き手数料\200)x1.05
メールだけの簡単オーダーで、特注でもお値段はリーズナブル。
ホントにこういったお店はありがたいです。
さっそく発注させていただきました。

さて、スクリーンの到着まで、発注から2週間(実働10日)かかります。
この間を使ってスクリーンを設置するための準備作業を開始します。

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スクリーンの設置方法検討:[2003/02/03]

プロジェクタは15万円台のエントリ機を中心にいくつか見て回ることにし、スクリーンを調査。
だいたい設置場所の距離が2.5〜3m弱くらいなので、スクリーンの大きさはMAX90インチくらい。
TVとの共存を考えると張込式は辛そう。
でも、あんまりお金はかけられないな...と、探しているとありました、Purevision。チェーンでの手動巻取り方式で、80インチ(16:9)で3万4千円。
いろいろなBBSを覗いても悪く書いてあるところはなく、コストパフォーマンスを重視するならと、とにかくやたら評判がいい。
しかも、サイズに合わせた特注も、それなりの値段で受け付けてもらえ、1度だけなら張り替えもしてもらえるらしい。ん〜、これキープ。

問題は、スクリーンを支える専用の横の軸がないこと。天井とか梁とかの強度のありそうなところが使えず、ラックの間を使ってスクリーンを設置するために、ラック間を渡す梁として使用します。
そこにスクリーンを吊るすので、ある程度の強度が必要です。しかも長さ2m前後で。
最初は木材を考えましたが、ホームセンターで普通に売っているのは1820cmが多い。 もちろん注文すれば適度な長さのものが手に入るのでしょうが、必要な強度の厚さが分かりません。
折れると最悪だけど、むやみに厚いのも重くて設置が難しいだろうなぁ...と思ってホームセンタをブラついているといるとありました。すぐ隣に代用品が。
スチールのラックの支柱(L字のやつ)。
長さも最長で2.1mのがあります。L字だから変形にも強そうだし、何より安い。
試しても損は無いかも。
ラックへの取り付けは、何か考える必要があるなぁ(工作は苦手だし)。

その後、横浜の東急ハンズに行った際、見つけました。
突っ張りポールにメッシュの網を取り付ける金具が。ちょっと弱そうだけど、何とかなりそう。ということで、さっそくGET!
ということで、取り付けの具体的なイメージが沸いたところでスクリーンの発注となりました。

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遮光カーテン:[2003/01/31]

プロジェクタには、天敵と呼べるものがあります。そう光です。
特に昼間でもプロジェクタを見ようと思うと、シアタを構築する場所には窓があると普通のカーテンを締めたくらいではダメな訳です。
ホントは暗幕を張りたいところなんですが、生活する場所でもあり、それは諦めました。
で、この対策として、まずカーテンを架け替えました。それまでも東向きの窓は遮光カーテンだったのですが、今度のは特注品で、遮光度1級のカーテンを、とりあえずスクリーンに近い場所(2ヶ所)に設置するために発注しました。
さすがに効果が分からないので、全面的にカーテンを切り替えるのは躊躇してしまった。

これが、出窓用の小さなモノが2点と、大きなベランダ用(別にベランダが大きいわけではなくて、サッシが大きいのだな...言うまでも無いって...)が1点で、合計金額が約4万円。
早くも予算的にデッドラインが近づいてきたのでした。

NIF(社団法人日本インテリアファブリックス協会)が定めるカーテン遮光性

遮光度1級とは・・・ 人の顔の表情が識別できないレベル
遮光度2級とは・・・ 人の顔あるいは表情がわかるレベル
遮光度3級とは・・・ 人の表情がわかるが事務作業には暗いレベル

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プロジェクタ候補:[2003/01/29]

現状のプロジェクタの価格帯を見てみると、EPSONの実売12万台から50万(まぁそれ以上)くらいまで、かなりの差があります。
方式にも、液晶とDLPがあります(あぁ三管もありますか)。

まぁ家の改築や新築でシアタ専用ルームを作る(もちろん防音も完璧)なら、100万でも安い(家を買うと同時に新車を買っている人を、何人も知っている。要は金銭感覚がどっか逝っちゃてる!)かも知れないが、こちとらとてもじゃないが、そんなにお金はかけられないのだ。

しかも、TVと同じ場所を基準とすると、暗くするにも限界(昼間はね)がある。何より、予算に厳しい制約が。
ということで、まず15万前後の機種に絞って調査開始...もっとも、調査っても、価格.comの掲示板を見ていただけと言う説もあるけど。

で、最初の感覚としては、15〜6万円台の各機種の掲示板の書き込みでも、そこそこ満足している人が多かったということ。
その頃調べていた機種は、この辺りでしょうか。

液晶プロジェクター最低価格一覧(価格.com:2002/12/05)
メーカー型式Web価格
(送料除く)
備考
EPSONELP-30120,390
PanasonicTH-AE200141,000プログレッシブ対応
SONYVPL-HS2151,750プログレッシブ対応
SANYOLP-Z1165,000
MITSUBISHILVP-L01169,000
PanasonicTH-AE300198,000横台形補正
SHARPXV-Z90228,800DLP方式
SONYVPL-HS10257,300

で、まぁ注目度が高かったのは、PanasonicのTH-AE200な訳です。

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スクリーンの行方:[2003/01/27]

スクリーンの設置と幅の関係に頭を悩ませる。これがまた機種によって投影距離が異なるので、かなり関係が複雑。
とりあえずPanasonicのTH-AE200で考えてみると、ノーマルで80インチ、頑張ると(コンバージョンレンズを使うと)100インチも可能かも、と夢は広がる。
そうこうしている内にラックが到着したので、仮に設置して実際に測ってみると、これがなかなか巧くいかない。90インチ以上を置くためには、鴨居の下を渡す必要が出てくるが、この場合はかなり低い位置にスクリーンを設置することになる。
これだとTV共存の場合、16:9で投影しても高さ的に60インチ程度しか映せないことになる。
ラックの前後の位置を調整して、TVの前にスクリーンが降りてくるようにした場合、TVの上に置いたセンタースピーカがスクリーンの裏になり、部屋自体も狭くなる。何よりプロジェクタまでの距離が短くなるのが致命的なのだ。
とういうことで、結局、スクリーンの設置位置は、鴨居よりも高く、壁際に設置することで進めることになりました。
こんなイメージ(MS-VISIO図:平面配置垂直配置)です。
ところで、MS-VISIOを久しぶりに使ったんですが、いやぁ長さを自動的に表示してくれるので、楽でいいですねぇ。
3Dインテリアデザイナー(MEGASOFT)のようなソフトを使っても同じでしょうけど、こういったソフトは、サイズを気にしながら配置を考える時には、抜群の効果を発揮します。
最近、使う機会がなくてアンインストールも考えたこともあったけど、こういう時にはホントに便利だなぁ。改めて、そう思いました。

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配置に悩む:[2003/01/26]

プロジェクタを買う場合、頭を悩ませるのは、本体よりも部屋によるところの方が大きいかも。特に初めて設置する人にとっては。
その頭を悩ませる問題の一つが、スクリーンをどう設置するかという点です。
TVと共存という道を選んで、先行してホームシアターセットを買ったので、最初のうちは奇抜な置き方(アクロバティックなものを含めて)もあったのだけど、かなり範囲が狭くなってきた。
その上で、なるべくなら釘打ちなどで傷をつけたくないという希望もあります(それに、天井を含めて家の強度もかなり不安)。
天井と壁は信用置けないし、業者に頼むのもちょっとなぁ〜です。

で、何かアイデア/情報はないかとネットで検索していると、「自作で」というツワモノもいらっしゃいますが、理想的なモノを見つけました。

突っ張りポール系。この手があるのか!

でも、更に考えると、DVDやらCSチューナ等を設置するためのラックも考える必要があります。
で、荒業の突っ張りラック方式(自称)を編み出しました。左右に配置した突っ張りラックをベースにスクリーンをTVの上方に置く、というものです。
これはホームシアターのスピーカーの位置がTVとプロジェクタで違えることができないという当たり前の事情からです。

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しかして予算は?:[2003/01/15]

実際にモノを買うとなると問題になるのが予算。やはり先立つ物が無いと...
12月のボーナスの余力(ローンの支払の残り&次のボーナスまで生活できる範囲)ということで、目標を30万にしました。

内容はこんなところです。
■プロジェクタ16万
■スクリーン4万
■ホームシアターセット(DVD込)5万
■ラック4万
■その他小物1万
30万

まさかのために、後5万くらいは+αしても死にはしないかな、という読みはあります。ホントはノートパソコンくらいに収めたかったのですが、デスクトップの本体部分も付いてしまいました。
プラズマよりも大画面で安い』が狙いなので、この辺りが上限かな。

まずは、DVD付きのホームシアターセットが約5万ということで、ほぼ順調な滑り出しだった訳です。このまま無難に突っ走るぞ!
しかし、これが甘かったことが、後から後から判明してしまうのでした。

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DVDホームシアター:[2002/11/19]

DVDホームシアターセットを探し始めたのは10月の中旬でしたが、それから1週間もしないうちに、出荷が始まったばかりのヤマハのDVX-S60が、ヨドバシカメラだけで異様に安いという情報を見つけました。

定価65,000円が、49,800円+13%ポイント還元...ちょっとびっくり。

この時期、価格.comの同型機種の最安値が5万円代の中盤だったのですから、その気合の入れようも分かるかと。
ほぼ同じ時期に発売されたSONY DAV-S550(定価59,800円)...どちらかと言えば、これとPanasonicが本命だった...が同じ時期の最安値が54,100円だったので、「これはもう買うしかない。天命だ!」と、速攻で購入したのでした。
モノはメーカー直送で、到着は11月9日...そう、このページは、実はその到着を記念して始まったのでした。

ちなみに、ヨドバシの店員さんに「なぜこの機種だけ、こんなに安いのか」を訪ねたところ、「外部入出力数が少ない(入力2、出力2)。出力のパワーが弱い。モード数が少ない」を挙げられてました。
その時は、その程度なら我慢できると思い、購入を決定したのですが、実はこの時、店舗にS60のカタログ(あるいはスペック表的なもの)が一切無く、店員さんも多少ごまかしながらの説明だったところが、一番の懸念材料でした。
それに関して、同時に発表されたS100はYAMAHAのサイトでカタログのダウンロードが可能なのに、S60はカタログどころか、プレスリリース以外は影も形も無いってのは、いかがなものでしょうか(11/19には、カタログもサイトも無事にアップされています)。

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TVとプロジェクタの共存:[2002/11/11]

EPSONのプロジェクタの記事を読んだ頃(つまり9月の初め)、前々から調子の悪かったTVが、遂に逝ってしまった。
時々、セピア色になったりしていたのが、はぼ終始赤黒い単色画像になってしまったのでした。
セピア色には我慢できたが、この赤黒い画面というのは、感情を刺激するらしく、一発で新規ご購入となった訳です。

で、用意周到ならば、ここで選択肢がいろいろあったのだろうけど、とにかくTVが無いことには話が始まらないということで、『5万前後で、現状と同程度の大きさ(28インチ)』という基準のみでヤマダ電機であっさり購入してしまった。
この時期、プロジェクタには興味が湧いていたのだけど、まだ購入する踏ん切りはついていないのでした。
なので、プログレッシブ対応機種とかも気にせずに、BSデジタル対応でもない普通のTVだった訳です。

その後、1ヶ月もしないうちに「ホームシアター導入計画(仮)」は始まったのですが、やはり買ったばかりの32インチのTVも、その計画からは外すことはできず、それに昼間っからカーテン締め切って毎日ホームシアターという訳にもいかないだろうけど、TVとプロジェクタの環境を別々に組むほど恵まれてはいないので、結局のところ、TVとプロジェクタが共存したホームシアターを目指すことになったのでした。

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プログレッシブ対応:[2002/11/10]

ユーザの掲示板とか製品評価、あるいは近場の量販店のTV売り場で眺めてみても、やはりプログレッシブ対応(参考:CNET Japan記事「プログレッシブ・スキャンでもっと美しい映像を」)というキーワードが引っかかる。
今現在、DVDはPS2で見ていたんだけど、PS2も発売当初はソフトのバージョンアップでプログレッシブ対応する(できる)と言ってはいたものの、前回のリモコン対応時にも機能は入らず、気分は諦めモード。まっ今後対応されることがあったとして、その場合はタイミングが悪かったということにして、別の道を探ることにした。

で、この場合、プログレッシブ対応のDVDということになるかと思いきや、実はこちらも気になっていた5.1chのサウンドシステムを含めても、この際、せっかくだからいいかなぁと...あぁ出費が...
何と言っても予算枠が非常に厳しい...でも欲しい
しかも、スペース的にも限られていることもあり、できるだけ集約的にしたいということもあり、ここは一体型のホームシアターセットで考えてみることにした。

ということで、とりあえず低価格帯の新機種である次の3機種に絞ってみました。

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関連サイト探し:[2002/11/08]

とは言え、これまで興味があった訳でもなく、その手の趣味の詳しい人も身近には無し(前出の知り合いは大阪の人)...とまぁ、そんな状況なので、当然のごとくネットを漁り始めたのでした。

で、とりあえず見つけたのは、こんなところです。

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きっかけは?:[2002/11/08]

きっかけとなったのは、AV Watchのこの記事 「 エプソン、実売15万円弱のホーム/データ両対応プロジェクタ」です。
それまで、ホームシアタ(というか家庭用プロジェクタ)と言えば、かなりマニアックな世界で、知り合いで導入していたのは一人(「車を買わずにプロジェクタを買った」と言われてました)のみ。
話を聞いて羨ましいとは思ったけど、現実感の無い話でもあった気がします。

で、それが急に現実感を帯びたのが、その記事だった訳です。
「実売15万弱」...う〜ん、デリシャス(笑)

この瞬間から、ビッグプロジェクト「ホームシアター導入計画(仮)」が稼働し始めたのでした。

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