MENUボスのTwitterボスの展望台/ボスの日記帳/2023年(令和5年)

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           2023年/・・・ 令和5年 ・・・

            

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 <1>     《激動2023 ・・・漂流日本 ・・・/1 》

   “新春対談” 

      ボスへの新春インタビュウー  
(1~3)
 <2>

《 止水庵の雪雷 》 

【ポン助の・・・菩薩戒・・・】  (1~2) 

 <3>

国会議事堂へ、行ってきました】 

 <4>

Twitter での下書きが、出来なくなりました】 

  <5>     【靖国神社に・・・参拝・・・】  2023/8月15日
  <6>

ボ ス の 日 記 帳/ 2023・12・29 ・・・年末年始休暇》

 

2023年 

 1月 5日~
         上から・・・下 へ        
 1月  5日

《激動2023 ・・・漂流日本 ・・・/1 》      

“新春対談” (1~3) 

  ボスへの新春インタビュウー (1)   

               

         大川慶三郎     津田真                         ボス(/岡田)   ポン助

 

津田真 大川慶三郎 が、ハイパー・リンク・ゲートを抜けた。

出たのは、北陸/雪国<止水庵(しすいあん/・・・止水は、明鏡止水にちなむ)

ボス(/岡田)の書斎(しょさい/主に、知識人や文人の居宅に設けられた、読書や書き物をするための部屋)だった。

最初に、文机に向かっている、ボスの背中が見えた。窓は、雪が真っ白に反射していた。

 

 <止水庵>

小説/唯心 <ジャンプ> の中の、清安寺境内/南西端谷地(やち/低湿地)にあった。

清流が流れ込み、水が豊かで、野鳥の集まる静かな池のほとりにある。かつて清安寺が

盛んだった頃、病を得た住職が隠居のために建てた庵(いおり)と言われる。その後、いつの

頃からか廃屋と化していた。それを、ボス清安寺の僧坊の古材と屋根瓦を使い、建て直

したものだ。

 

2023年 1月 5日

ハイパー・リンク・ゲートを抜けた2人は…

窓の外の真っ白な雪の反射に、雪国を感じた。屋根の雪降ろしをした雪で、庵がスッポリ

埋まっている。そして、窓の周囲だけが深く掘り下げられていた。そのため、雪が真っ白に

反射していた。その上の方に、空が半分見えた。北陸の空は、どんよりと曇り、小雪がチラ

チラ舞っていた。

「おお…」ボスが、チャイムの音を聞き、振り返った。

止水様(/・・・止水庵では、止水様と呼ぶように言ってある。)…」津田が言った。「明けまして、おめで

とうございます!

明けまして、おめでとうございます!」大川も、並んで頭を下げた。

「うむ…」ボスが、深くうなづいた。「明けましておめでとう!

2人は、ポン助が用意しておいた座布団に座った。それから、胡坐(あぐら)を組んだ。

「今日は…」津田が、体を乗り出して言った。「新春対談・・・ボスへの、新春インタビュ

という事で、お願いします」

「うむ…」ボスが、アゴに手をやった。「今年は、実際に、大変な年になりそうだな…」

「はい…」津田が、小首をかしげた。「今年こそ、まさに、激動の年になりそうです…

そこで

止水様率直意見を聞かせて欲しいと思います。特に、国会閉会した後に、バタバ

と、<安保関連・・・3文書> が、岸田内閣で、閣議決定されました。

岸田首相は…

それを手土産に、早い時期渡米して、国会承認に…アメリカ約束して来る様な雲

行きです。国会軽視もはなはだしいわけですが、これは、安部元首相やり口です。国会

が、ここまで空洞化してしまったのは、安部・長期政権においてです。

岸田首相

<安部元首相の・・・悪い部分だけを踏襲・・・> していると星野支折さんか、秋月茜

さんだったかが、言っていました。

今度

<安部元首相の・・・兵器の爆買い/・・・F35の大量購入、イージス・アショア(/・・・計

画がずさんで、破綻)、グローバルホーク(/・・・計画がずさんで、使い道を探している状態。)、etc・・・>

マネて、岸田首相も、アメリカへ行って、先に約束してくるのでしょうか??

〔日本国憲法/・・・戦争放棄・・・憲法9条・・・〕

閣議決定/1回で、実質的空洞化させてしまう様相です。こんな事は、本来は、不可能

すが…

最近 <国家上流域/・・・国家三権(司法・立法・行政)+マスメディアからの・・・壮大なモ

ラルハザード> が…それを、可能にしている様です…」

「さて…」ボスが、2人に対座し、深く腕組みをした。「ふーむ…」

ボス

肩越しに、窓の方を見た。空が急に暗くなり、大きなボタン雪が舞い始めていた。

書斎と居間の間は、障子戸が外されている。暖を取るためだった。居間のダルマ・ストーブ

が、薄赤く焼け始めている。古い鋳物製ストーブで、赤くなるのは相当に火力が上がって

いる証拠だった。

ストーブの燃料は、清安寺の山の間伐材で、燃料が不足することはない。冬囲いで、庵の

壁にギッシリと積上げてある。秋のうちに、チェーンソー(まさかり)で作ったものだ。

ポン助が

ダルマ・ストーブの上の鉄瓶を下ろした。鉄瓶の湯を、急須に注いでいる。やがて、お茶

し柿を盆に載せ、運んできた。干し柿は、この立冬に、ボスが作ったものだった。



 1月  6日

《激動2023 ・・・漂流日本 ・・・/1 》       

“新春対談” ボスへの新春インタビュウー  (2)  

    

本音の所…」ボス(岡田)が、文机を背にして言った。「<敵基地攻撃能力/反撃能力>

というが…


中国や北朝鮮は・・・何故、日本に、核ミサイルを打ち込んでくるのだろうか?>

それは・・・当なのか?>

本当だとしたら・・・まず、その理由を、尋ねるべきであろう・・・>


ソレ
を、やらないで

<巡航ミサイル・トマホーク/1000発を・・・アメリカから導入・・・> というのは…

〔平和憲法・・・戦争放棄/憲法9条・・・〕 を、持つ日本としては、許されないのではない

かな? まず、ソレをやらなければ、<まさに・・・戦争ゴッコ・・・そのもの・・・> だろう」

「はい…」津田が、うなづいた。「ちなみに…

トマホークは、アメリカとの交渉中値上がりしています。1発/2億円が、1発/4億円

になって、500発導入半減した様子です。が、これは、いずれ1000発になるでしょう。

しかし、まだまだ、吹っ掛けてくるかもしれません。アメリカ言いなりの状態です。

それから…

<中国、北朝鮮と・・・平和交渉/軍縮交渉を、しているのか・・・?> という事ですが、

1度も、聞いたことがないですねえ。

まあ…

中国北朝鮮が、一方的軍拡しているわけです。<中国は・・・アメリカ並みの覇権国

家> を、目指している様です。

遅れてやって来た、<超大国/・・・中国> が、70年前パラダイムで、<共産主義革

命の・・・夢・・・> を、実現しようとしています。今は、<人口爆発と・・・地球温暖化>

制御しなくてはならない、人新世/アントロポセンの、崖っぷちなのですが、」


             


本格的…」大川が、眼鏡を押し上げ、を開いた。「アメリカ中国が…

<覇権争いで・・・激突 し始めた・・・> 様ですな

こうなったら

理屈は、後からついて来る、という事でしょう。日本台湾を挟んで、ソレに巻き込まれつつ

あるのかもしれません

「ふーむ…」ボスが、うなった。「主体性のない国家アメリカ追随結果が…コレか…」

問題…」大川が言った。「複雑にしているのは

<日本は・・・漢字文化圏で・・・長年、中国文化の影響下> にありましたが

現在の、<専制主義国家/・・・習近平体制・・・> では、人権弾圧の側面からも、どうに

も、追随することはできません。

そもそも

中国覇権国家を目指している様ですが、ソレを捨てた時、元々<まさに・・・6000年

の歴史を持つ・・・漢字文化圏の盟主・・・> なのです。そうした、普通国家に戻って欲

しいですなあ。

一方、アメリカ側

<在日米軍基地の・・・地位協定に拘泥(こうでい/こだわること) したり、<兵器売却で・・・

あまり、吹っ掛けるようなコト・・・> をしていたら、<日本国民の・・・反発> を、招き

す。<極東アジアは・・・本来、漢字文化圏・・・> だという事を、忘れないコトです。

まあ

そうは言っても、<アメリカに植え付けられた・・・戦後民主主義・・・> は、日本人

に入っていますがね。その恩/感謝はあります

「うーむ…」ボスが、深くうなづいた。「私は…

知っての通り、正法眼蔵(しょうぼうげんぞう/・・・禅の書籍) を、学んできわけたが…

<仏教/・・・禅宗・・・> ルーツは…

インド/天竺(てんじく)から、中国/北魏(ほくぎ)に渡来した、達磨大師(だるま・だいし/・・・北魏の少

林寺で座禅。そこで、2祖/慧可と出会う。)にさかのぼる。2祖/慧可(えか)3祖/僧璨(そうさん)4祖

/道信(どうしん)5祖/弘忍(ぐにん)6祖/慧能(えのう)・・・と続いた。

それから、<禅宗> は、唐の時代に、中国文化大輪の花を咲かせる。遣唐使船で渡っ

日本人/阿倍仲麻呂が、科挙(かきょ/旧中国に行われた、官吏登用のための資格試験)パスし、

王朝・第9代/玄宗皇帝(/愛妾が・・・傾国の美女と言われた楊貴妃(ようきひ)に、仕えた時代だ。

この時代は、もう一方で…

訳経僧(やくきょうそう)/玄奘三蔵(げんじょう・さんぞう)が、チベットを超えてインド大陸に入り、大量

の経典中国文化圏に持ち帰っている。これらは遣唐使船で、シルクロードの終着点/日

にも、もたらされている。

唐の時代は、約300年続くが

<禅宗> が、本格的日本に移入されて来るのは、次の宋の時代だ。<栄西禅師(えい

さい・ぜんじ/・・・日本臨済宗の開祖)が帰朝して、建仁寺を開山し、<道元禅師(どうげん・ぜんじ/

・・・日本曹洞宗の開祖)入宋(にっそう)して、その足跡をたどり、大悟して帰朝し、正法眼蔵

 の執筆を開始している。

仏教は…

インド大陸で誕生し、中国大陸伝来したわけだが…

<禅宗> は、初めて漢字文化圏で、1粒の種から芽吹いたインド大陸文化体臭の抜

けた<中国/・・・漢字文化圏の、仏教・・・> に、進化したわけだ。

まあ、そういうわけで…

私も、漢字文化圏の人間だが、<専制主義/・・・習近平体制・・・> には、ついていけな

い。共産主義体制であっても、理路整然としたものなら、それなりに敬意は払うが

「その通りです…」津田が、うなづいた。

「居間の …」ボスが言った。「ストーブの方に、移ろうか…」


 1月  7日

《激動2023 ・・・漂流日本 ・・・/1 》       

“新春対談” ボスへの新春インタビュウー  (3)  

    

ダルマ・ストーブの周りに、食堂椅子3つケヤキ材細テーブル2つあった。

ボス定席があり、客席の津田と大川の間に、細テーブルがあった。ボスのわきにも、もう

1つ細テーブルが置かれていた。

ポン助の横には広テーブルがあった。餅焼き網を置いてある。そして、今は、

ルマ・ストーブの上で、小粒を焼いていた。これは、ボス冬の好物だった。

清安寺に登って行く小道に、清水が流れ出している場所がある。その上の方に、大木

があった。そのから落ちた栗を、ボスが拾って置いたものだ。小粒だが、美味い栗として、

鹿村ではよく知られていた。

かつて、清安寺禅寺として栄えた時代は、清水修行僧たちの憩いの場/休憩場所

ったという。今は、その面影もないが、栗の大木は、その時代に植えられたものだと言う。

 

「で…」ボスが、ダルマ・ストーブから、椅子を少し引いた。「<岸田政権の大暴走!> を、

どうするつもりなのか?」

「はい…」津田が、腕組みをし、それから椅子の背にを伸ばした。「本質的に言って…

今/現在

世界中で起こっている軍事的緊張は、<いわゆる・・・戦争ゴッコ・・・> ですねえ。必要性

のない、<戦争ゴッコ・・・であり・・・覇権ゴッコ・・・> だと、いう事です。やる必要性のな

い、戦争だという事です。

そして、これは

<経済ゴッコ> とも、連動しています。<戦争ゴッコ/経済ゴッコ/覇権ゴッコ> と、言

うわけです。<軍需産業> があり、<大量の・・・兵器・武器> が社会に溢れ、<戦争

経済が・・・大車輪で回転・・・> しています。これが、世界実情です。

したがって

こうした経済から、離脱することが、何よりも肝要になります。そうしないと、戦争は無くなり

ませんね。

しかし、今は

世界中で、<地球温暖化・・・対策> は、そっちのけで、<軍需産業・・・兵器開発> が、

活発化しています。ここは、ともかく、<パリ協定の・・・履行(りこう/決めたこと、言ったことなどを、

実際に行うこと。実行。) に、回帰するべきですね。

さて

当面、どうするか、という事ですが

結局我々/《当・HomePage/人間原理空間》 が、提唱している…

<万能型・防護力・・・/

/・・・人間の巣・未来型都市・千年都市、による・・・//・・・物理的・専守防衛・・・>

の、全国展開が、“最良の策” なのではないでしょうか?

 これで、<戦争ゴッコ> が、回避できます。<日本列島の・・・社会インフラのバージョ

ンアップ> なら、何処にも、脅威を与えないでしょう。

そして

NEO(Near Earth Object/地球近傍天体)も含めて・・・自然災害・大干ばつ・飢餓・地球温暖

化> にも、対応しています。<1000兆円超の・・・膨大な・・・赤字国債> にも、シッカ

と、対処します。

さて、一方

岸田政権推進する…

<巡航ミサイル・トマホーク/1000発(/値段が倍になり、当面は500発?)を導入し・・・敵基

地攻撃能力/反撃能力を・・・獲得する・・・> というのは、そもそも、絵空事の感じがし

ます。

しかも、その事自体が、憲法違反可能性濃厚です。<日本にとって・・・最大級の危

と、なりそうですねえ、」



       
   

「そうですなあ…」大川が、ストーブで手をあぶりながら言った。「<トマホーク/1000発

の、買い物ですが…

それが、日本に届いたとして

具体的に、一体、どの国何処に…

ミサイル目標セットし…準備して置くのでしょうか…?

また

その高度情報収集能力が、 自衛隊に備わっているのでしょうか。抽象的なことを言って

いては、反撃に間に合いません。結局、それも、アメリカまかせになりますな。そうでなけれ

ば、莫大予算を計上し、長い時間をかけ、ソレ構築しなければなりません。

<必要のない・・・戦争ゴッコ・・・> の、ためにです、」

ふーむ…」ボスが、赤く焼けたストーブを見つめた。「つまり…

それでも、我が日本国宰相は…

<巡航ミサイル/トマホーク> を、買うと言い張り…

国民騒ぎ出す前に…総理大臣として、アメリカ約束して来る…

というわけかな…?」

「おそらく…」津田が、苦しそうに、をひねった。「信じられないかも知れませんが…

その可能性が、濃厚なのかも知れません…我々の、勘違いだと思いたいのですが…その

疑念は、強く残りますねえ…

<安部元首相の・・・国葬・・・>  しかり…

<原発の・・・再稼働・新増設の推進・・・> しかり…

…ですねえ。国民国会を、まるで無視しています。

先進7か国/G7の・・・議長国の宰相 が、こんなコトで、いいのでしょうか。国際

信用を失います。そして、世界混沌とさせます。岸田首相は、それが、分かっている

のでしょうか?」

ボスが、黙って、アゴを当てた。

ダルマ・ストーブ煙突が、かすかに振動した。外は、が出ているようだった。ポン助が、

ダルマ・ストーブの口を開け、2つ放り込んだ。

                              【・・・完・・・】    

 1月  10日

《 止水庵の雪雷 》    

【ポン助の・・・菩薩戒(ぼさつかい)・・・】  (1) 

             


<止水庵(しすいあん)書斎

ボス(/岡田)が、いつもの様に、一心に書物をしていた。いつしか、窓際の文机も薄暗くなっ

て来ていた。窓の外が薄暗く、深々と雪が降り積もっている。雪の重さが、伝わって来るよ

うだ。

午前中

かすかに青空が見えた時、ポン助がの周囲の雪かきをしていた。しかし、もうそこにも、

フンワリと、厚く新雪が積もっている。その新雪の上に、さらに大きなボタン雪が、降り積もっ

て行く。

ボス

“ふーむ・・・よく、降るなあ・・・” とつぶやき冷めた茶に手を伸ばした。それから、また、

ートパソコン画面の明かりで、文章を書き続けた。

空の奥で

ゴロゴロッと、雷鳴/雪雷(せつらい/Thundersnow/・・・発達した積乱雲から降る、雷を伴った雪のこと。主に冬の

時期に、確認される自然現象。)が、低く鳴っていた。を埋めるを通して、雷鳴がくぐもって聞こえ

て来る。

少しすると

ポン助が、新しい茶を持ってきた。清安寺からもらった、自家製の干し芋が皿に乗っている。

清安寺では昔から干し芋には、ポン助が焼芋に使うベニアズマ(/紅東)ではなく、タイハク

(/太白芋)を使っている。この清安寺干し芋は、ボスには馴染(なじみ)のものだった。

ボス

干し芋を食べながら、を飲み、パソコン文字を打ち込んだ。いつもの様に、充実した、

<止水庵> でのが流れて行く。


    
                                                            (/ネットより画像借用)


ボスが、緊張した声で言った。

ユックリと、を回した。それから、座布団の上で体を回し、威儀を正して、ポン助の方に、

対座した。

<菩薩戒(ぼさつかい/大乗仏教の、菩薩が受けて保つべき戒。菩薩を特色づける戒。大乗戒仏性戒ともいう。)

を…受けたいとな…

それから…

<一子相伝(いっしそうでん/・・・学問や技芸などの師が、その奥義、秘法、本質を、自分の子供のうち1人にだけ伝え、

他の者には秘密にすること。)の・・・健康ダイエットの極意・・・巻物/1巻・・・> を、授かりたい

と…申すか?」

「はい…」ポン助が、両手をつき、に頭をこすりつけた。

うむ!!  」ボスが、重々しくうなづいた。殊勝(しゅしょう/心がけや行動などが、感心なさま)である

元々…

そなたに授けようと、申し渡してあったものだ。して、その心境はどうじゃ?いかがした?

「はい…」ポン助が、を上げずに、下を向いて言った。「を取ってきましたし…健康にも、

気をつけたいよな…」

「うむ…」ボスが言った。「そうじゃな…<菩薩戒> の方はどうじゃ?」

「はい…」ポン助が、今度はを上げて言った。「<菩薩戒> を受けても…生活変化

はないよな…」

「うむ…」ボスが、2度、うなづいた。「そうだな…

それでは…まず…

戒壇院(かいだんいん/・・・東大寺・戒壇院・戒壇堂が、有名。天平勝宝6年(/754年)に、唐僧/鑑真和上(がんじん・

わじょう)がに来朝し、日本に初めて、正しい仏教の戒律を伝えた。)とは、いかないまでも、戒壇(かいだん

/僧侶に、戒を授ける儀式を行なうために設けた壇。)を作り、<ポン助に・・・菩薩戒> を、授けよう。

本来

居士(こじ/仏教の在家信者)である私に、その資格は無いが、バーチャル空間住人であるポ

ン助なら、それも許されよう。

大寒(だいかん/冬の季節の最後の節気。 寒さがさらに厳しくなり、1年中で最も寒い時季。)季節だが、よく晴れ

た日を選び、雪見灯篭(ゆきみ・とうろう)のあたりに、戒壇を作ろう

「はい…」ポン助が、に頭を押しつけた。

すると…天空からひときわ大きな雪雷が轟いた。それが、ゴゴゴゴゴッと流れて行った。

ボス

書斎の奥の神棚を見上げた。薄暗い神棚お社(おやしろ/・・・神を奉ってある神殿や建物などを、丁寧

にいう言葉。)の横に、三方(さんぼう/神道の神事で神饌(しんせん/神棚に供える供物)をのせる台)がある。そこ

に、巻物3巻載っていた。

その内の1巻が、ポン助の欲している、<健康・・・ダイエットの極意書> である。

 

       
   


 1月  11日

《 止水庵の雪雷 》    

【ポン助の・・・菩薩戒(ぼさつかい)・・・】  (2) 

         

 

「あれも…」ボスが、神棚の方を見て言った。「そなたに、授けよう…

今度本物巻物だ。前のように、節分(せつぶん/立春の前日・・・2月4日頃)恵方巻(えほうまき/

節分に、恵方を向いて無言で食べると良いとされる、巻き寿司。)ではないぞ、」

巻物を…」ポン助が言った。「見ても、よろしいでしょうか?」

ポン助の…」ボスが、神棚に目をやった。「モノになるのだ…

それは構(かま)わん。好きにすればよかろう。しかし、書いてあるコトは、普通言葉だ。そ

れを、<菩薩戒の・・・修行> によって、読み解いて行く…事になる、」

呪文(じゅもん/・・・呪術的な効果を得るために使われる言葉で、呪術の一要素を成す。 多くは定式化されていて、期待

する効果に応じて、それらを使い分ける。 )などは…」ポン助が言った。「無いのでしょうか?」

呪文…」ボスが言った。「無い!

ふーむ呪文

最近、接したのはコミックブック(/漫画本)資料だな

写楽保介(しゃらく・ほうすけ)とかいう、三つ目族ガキが使っていが

しかし、あれは

三つ目族の、血統的呪いによるものだ。呪文も、確かに記されてはあるが、素人(さ

わ)れるものではない

「はい…」ポン助が、平伏(へいふく)した。

「よいか、ポン助 …」ボスが、平伏するポン助を見た。「そなたに …

<菩薩戒> を授けるが…

<止水庵> での修行は、呪文を授けるようなものではない。修行だ。原始仏教(/釈

迦の在世時代から、その弟子たちまでの教理・教団の活動。釈迦が入滅されてから、100年後くらいまで。)に近い修行

になる。

ちなみに …

<日本曹洞宗の開祖/・・・道元禅師・・・>

 『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)執筆し、修行方法を、<只管打坐(しかんたざ/余念を交えず、た

だひたすら座禅すること。)と、したが

<臨済宗> では、公案集をよく使うようだ。その公案集の1つに、無門関(むもんかん

・・・中国/南宋時代の無門慧開の著。1228年に成立。古来からの公案四十八則を選び、評釈などを加えたもの。悟りへの

入門書として、禅宗で重視されている。) がある。

私も、若い頃に読んだことがあった。今も、座右の書として、(かたわ)らに置いている。その

 無門関序文に、このような偈頌(げじゅ/・・・漢詩)がある。

漢籍(かんせき/・・・漢文で書かれた書物)だが日本語に訳すと
  

  無門関 序文/・・・偈頌(げじゅ)・・・


     大道無門

    千差路あり

    (こ)の関を透得(とうとく)せば

    乾坤(けんこん)に独歩せん

 

                     大道(/悟りに至る道)は、無門(/門の無い関門)である・・・

                    そこには、幾千もの路がある・・・

                    此の関所を、通り得るならば・・・

                    宇宙を、闊歩(かっぽ)する者となろう・・・

     


…という、有名漢詩だ。この後に、無門関/・・・四十八則・・・ がある。

 無門関 は…

無門禅師が編集した公案集である。門の無い関所/無門関を、自分の無門慧開名前

かけている。なるほど、無門(せき)というわけだ。

ともかく…

<大悟・・・禅的な覚醒/悟り・・・> 到達するには…

“無門関・・・無門の関/無門の関所/・・・” を、通らねばならぬ。これは、<禅/・・・悟り

・・・> へ到達するための、公案集偈頌(げじゅ/・・・漢詩)だが、<健康・・・ダイエットの極

意> も、同様である。

<健康ダイエット> も、また

     大道無門 千差路あり 、であり…   

     此(こ)の関を透得(とうとく)せば 乾坤(けんこん)に独歩せん 、である

つまり

<健康ダイエット> の、無門の関所を通り抜ければ、乾坤/宇宙を、闊歩(かっぽ)する者

と、なろう。煩悩(ぼんのう/仏教で、心身を悩まし、乱し、煩わせ、惑わし、汚す心の作用をいう。)から解放され、

自由になれるという事だ。

したがって…

<菩薩戒の・・・修行> が、成就されれば、<健康ダイエット> の、無門関をも、通り得

であろう、」

「はい…」ポン助が、神妙にうなづいた。「それでは…

戒壇(かいだん)を作る雪見灯篭(ゆきみとうろう)の辺りまで雪道を踏み固めて置きます。

も、来るのでしょうか?」

「いや…」ボスが言った。「ポン助は支折助手だが…

支折には <菩薩戒> を、(さず)けていない授けるのは、ポン助のみだ。だから、支折

を呼ぶわけにもいくまい…」

ポン助が、無言でうなづいた。

 

書斎

さらに薄暗くなっていた。居間の、ダルマ・ストーブが赤々と焼け、煙突ガタガタと音を立

てている。は、風が出てきた様だった。時折、雪雷がまだ、ゴロゴロと、不気味な音を立

てている。

ボスが…

肩を回して、文机の上の茶椀をとった。その冷めかけたを、両手持ってを飲んだ。

「ところで…」ボスが、茶碗を膝に置いた。「ポン助…今日の夕餉(ゆうげ/夕食)は、何かな?」

「オウ…」ポン助が、いつもの調子に戻って言った。「深々とした、底冷えだからよう

今夜は、サケ雑炊(ぞうすい)を作るぞ。体が温まるからよう、」

「うーむ…」ボスが、うなづいた。「それは、楽しみだな

 

   【 完 】

 6月  16日

 ボ ス の 日 記 帳 wpe4F.jpg (16599 バイト) wpe54.jpg (8411 バイト) 

国会議事堂へ、行ってきました    


岡田
(/ボス)です。

昨日は、お休みして、国会議事堂へ行ってきました。

        
国会議事堂 ・正面入口  2023年6月15日/正午過ぎ頃・・・ 岡田が撮影

だいぶ人が集まっているという事で、出かけて見たのですが、誰もいませんでした。私同様

に、ガッカリして帰る人も、何人見かけました。夕方頃には、多少集まるのでしょうか?

問題法案続出の、会期末国会

緊張感があるはずですが何も無いですねえ…

そもそも、国民に対して、開かれている感じがしません

特に、野党は、もっと国民に、直接語りかけるべきです。議事堂前公園や、日比谷公園に、

国民を集め、勢力結集するべきです。国民は、もっと、目覚めている、はずですから。

ええと…

そんなわけで、家に帰って

立憲民主党ホームページを見てみました。

党員/半年4000円、 サポーター/半年2000円ですか

応援するのにも、金がかかるわけですか。むろん、その意味する所は、承知しています。し

かし、現在立憲民主党に、半年/4000円支出するのは、かえって、ガッカリしてしま

いそうです。ともかく、不動の軸や、国民に寄り添った努力や、実績を、示して欲しいですね

え。

うーむ…

出かけたのは…

無駄足でしたが人間何処にいても…いいわけです。美味しいものを食べていようが…

過酷な体験をしていようが…同じこの世の…体験…です。

さて、一体…

これから、どうなって行くのでしょうか? 日本国家上流域からの、猛烈モラルハザード

で、社会未体験ゾーンに、突入して行く様子です。


 7月 16日

お休みします

ボ ス の 日 記 帳》  wpe4F.jpg (16599 バイト)wpe54.jpg (8411 バイト)  

【Twitter での下書きが、出来なくなりました】 


「ええ、岡田(/ボス)です

【Twitter】 を、買収した<イーロン・マスク(Elon Musk/・・・南アフリカ共和国/プレトリア出身。同国並び

にカナダ、アメリカ合衆国国籍の、起業家。スペースX、テスラのCEO、X Corp.(旧:Twitter)の、執行会長兼CTOを務めてい

る。) が、Twitter を、色々といじくっている様ですね。

今までは、自分には関係ないと思っていました。ところが、昨日アップロード分から、デー

下書きが、Twitterアップロードできなくなりました。色々カットしているわけですね。

それに引っかかったようです。

無造作に使っていましたが、それにも、コストがかかっていたわけですね。納得するしかな

いのでしょうか。まあ、下書きアップロードする事自体が、不自然でもありました。それが、

無くなったわけですが、それ以外は、影響はありません。

<短文投稿サイトの・・・形式> 非常に良いもので、今後も続けて行くつもりです。

はありません。

私の、Twitter の方は、今の状態なら、《 ボス・・・NOW 》形式拡大し、<近況と、写

真を・・・掲載> し、残していきます

さあ、Twitter の方は、今後、どうなっていくのでしょうか…」

                     <ジャンプ>    

 8月 15日


【ボス ・ NOW】

<靖国神社に・・・参拝・・・> 2023/8月15日

 

  
        (靖国神社・・・正門/鳥居)                      (30分ぐらい並んで、参拝)


ボス(/岡田)です。

8月15日久しぶりに、靖国神社参拝してきました。

昼前後でしたが、例年に比べ、人出も少なく、活気もありませんでした。台風7号がが接近

ていたからでしょうか。猛暑だからでしょうか。ともかく、参拝するだけで体力消耗しました。

ふと、思いました。

戦争が、はるか遠い出来事に、なったのだろうか?

それとも、安倍政治戦前回帰し、戦争近づいているのだろうか? いずれにしても、そ

れは、現在生きている、私達決める事です。


 


 12月 29日 
 

ボ ス の 日 記 帳/ 2023・12・29 ・・・年末年始休暇》

              wpe75.jpg (13885 バイト)house5.114.2.jpg (1340 バイト)

ボス/岡田です…

年末年始休暇の、初日です。

旅行に行く余裕もなく、いつもの買出し/ウォーキング・コースでの、日常的買出しです。

まあ、これが出来ているわけで、平和な日々が流れて行きそうです。

このコースから…

少し足を延ばすと、草加駅です。その駅付近皮膚科で、長らく紫外線治療を受けていま

す。まで足を延ばすと、約1時間ウオーキングになりますが、その代わり、スターバック

コーヒーを飲み、一休みができます。

スタバでは、たいがい、『日経サイエンス』論文記事を読むことにしています。まあ、これ

が、日常における、私の細やかな楽しみです。

 

今日年末で…

皮膚科での治療は無かったのですが、最新の月刊誌/ 『日経サイエンス』 を読むために、

草加駅まで足を延ばしました。

関東平野は、冬晴れ快晴でした。体調軽くルンルン気分ウォーキングでした。こん

な時には、逆に、たいがい、経験値からしても、些細ロクでもない事が、起こるものです。

しかし…

今日は何も起こらず、良い買出しのウォーキングでした。10時頃出かけ帰宅16頃

した。良い年末年始になる、予感がしました。“無事…これ日常…” です。

スタバ/スターバックスでは…

窓際の、良い席が空いていたのですが、唯一、残念だったのは、『日経サイエンス』論文

記事に、読みたい記事が、1つも無い事でした。少し読んだ記事も、途中で止めました。ま

あ、これは気分とは、無関係ですが。

 

それにしても…

月刊誌/『日経サイエンス』 は…

創刊される以前の…アメリカサイエンス誌タイトルの頃から、愛読しています。私も若く

定規で線を引きながら、難しい内容記事に、必至で喰らいついていました。逆に言えば、

それほど、興味津々内容でした。以来、随分と、長くなります。私の科学的知識のほとん

どは、この科学雑誌から得ています。

が、しかし…

最近、感じるのは、時折、全く読む記事が無い月が、あります。によっては、それぞれ

科学分野がありますが、私は科学者ではないので、専門分野というものは有りません。

その私が、読む記事が無いというのは、科学雑誌/月刊誌として、駄作(ださく/出来の悪い作品

の感がありますね。迫力欠如している、という事でしょうか。

創刊された頃/その時代には…

興味をそそる査読論文(さどく・ろんぶん/査読とは・・・投稿された論文を、レフェリーと呼ばれる第三者の専門家(/

1〜4人)が読み、学術雑誌(ジャーナル)への掲載に、ふさわしいかどうか判断する作業のこと。)が多く、毎月読み切

れないほどの記事で、溢れていました。

つまり…

それほどの科学雑誌でも、読む記事が無いほどに、マンネリ化してしまっているのでしょう

か。そういう理由で、購読中止とも思っている昨今ですが、良い論文記事複数ある月も、

確かに、あるわけです。

うーむ…

まあ、新聞同様に、購読を中止するとなると、それはそれで、確実情報媒体確保する

のが、難しくなります。ともかく、『日経サイエンス』 は、数十年にわたる、長い購読で、私が

文章を書く基礎でも、あったわけですから。



ええと、それから…

スタバを出て、ショッピングセンター丸亀製麺で、ウドンを食べようと思っていたのですが、

混雑していたので、直ぐ近くの、ラーメン店へ行きました。そこで、タブレットで、タンメン

注文しました。餃子は、私には余分でしたが、一度このセットで、食べて見たかったわけ

です。

その後…

ショッピングセンター八百屋焼き芋を買い…いつもの、最近/新装開店になったスーパ

ーマーケットで、買出しをしました。ともかく…焼き芋を売っているを見つけたので、今年

良い冬になりそうです。

見つけた、と言えば…

つい最近ですが、コンビニで、『Japan News』 販売しているのを見つけました。英語新聞

ですが、コレは、つい最近刊行になった様ですね。ニュースで見た気がします。

いまさら…

英語学習でもないし…必要性もないのですが…帰り道に、大文字見出しだけを読みます。

これも、焼き芋を食べるのと同様の、他愛もない気分です。

必要ないと言えば…

そうなのですが…道路を走るトラックなどは、やたらと英語文字が書かれていますねえ。そ

んな時代になっている様子です。

ともかく、理解力の幅は、確かに広がります。まあ、焼き芋同様に、しばらく続けてみよう

と思っています。