2.骨盤ハート描きと骨盤箱描きについて。

全身2で解説してきたハート描きと骨盤を箱にとらえて描く方法を混ぜ合わせて
いろいろなポーズに対応していこう。

ハート描きと骨盤箱描きの使い分けについて。
全身2で解説したハート描きは一つの有効な方法だけどすべてのポーズに対応して上手く描けるとは限らないんだ。ハート描きは足の骨の位置が安定しないという欠点があるよ。そこでそれに補充する形で骨盤箱描きを足してかんがえてみようね。
骨盤ハート描きは主に人物を正面から捉えたりするときとても有効だけど臀部を下からみたり横から見たりするととても絵が不安定になりデッサンに狂いが生じるよ、そこで上下の挿し絵を見てみよう。箱とハートを上手くかけ合わせて処理しているでしょ。

ハートと箱の描き分けを理解しよう。
正面を向く人物は骨盤にハートをあてがうとバランスよく足を描くことができる。このようにその場の状況に合わして骨盤の描き方を使い分けたり両方利用したりしてデッサンの狂いをへらしていこう。 人物の臀部を横から見たところを描く。箱に置き換えるととてもバランスがよく描けデッサンの狂いもすくない。
骨盤を箱に置き換えることについて。
鉛筆を持って下の箱を書き写してみよう。簡単でしょ、ここまで大丈夫? さあ、一番大事なのは下の挿し絵だよ。この絵を仕組みを頭に叩き込もう! この形を覚えたらたいていの下半身は描けるようになるんだ。
パンツとおしりのラインにあわせて両足の付け根に丸いボールを二つ両足にあてがう。

箱を柔らかくすると・・・
上の2.で描いた骨盤を人間的に柔らかく描くと左のような形になるよ。僕が伝えたいのはこの形なんだよ。
右の挿し絵を見てみよう。
両足の付け根に丸いボールをあてがうだけでデッサンに安定感がでているのがわかるよね。一度書き写して実践してみよう。何度も言うよ、両足の付け根の球をしっかりデッサンしてから描く事。そしてその球は足が動く方向に向けて流れるように意識して描こうね。

足の動きに向ける球の動き

左の挿し絵を見てみよう。足の動く向きに球が流れてるよね、足を動かす方向に意識して付け根の球を流す、向けるんだよ。ここもとても大切なところだからしっかり覚えてしまおう。

なんでもいいんだ、手がかりになるものはすべて利用してデッサンの狂いを減らそう。そのポーズに対して何が一番有効な描き方かは君が考えることだよ。
ワンポイント・・・・・膝の曲がりのデッサンに安定感を持たせる。
膝を曲げた時の処理で失敗してデッサンが変になる事がよくあるんだ。複雑に考えるからへんな膝になっちゃうんだ。そこでお家の屋根戦法でかるーく乗り越えてみよう。もちろんヒントは左の挿し絵をみてね。直角に膝の頭をカットしてその上にお家の屋根のくっつけるだけさ。簡単でしょ。
左の1.2.3.を実践してみよう。

どう? ごっつ簡単でしょ。左の挿し絵を順番に描くだけだよ、大丈夫、きっと上手に描けるから明日も明後日もいっぱい描こうね。今日は疲れたねもうそろそろ寝ようよ。

おやすみ、おやすみ・・