3. 髪の構造を理解してデッサンをしていこう。

髪の毛の生え際はどうなっているのかな?
左図は正面と側面から見たところの顔です。こめかみやおでこの生え際の位置をここでしっかり覚えてしまいましょう。いつも生え際の位置が頭の中に入っていると髪の毛のデッサンが非常にやり易く感じるよ。

生え際の位置をある程度把握できたらセッコウ象を作る感覚で頭の上に粘土を置くようなイメージをもってデッサンしていく。この段階でおおかたの髪の形が決まりここから細部に手を加えて描き進めて人物の頭部が綺麗にしあがります。最初は頭の上に粘土を置くということを意識してカツラでも描くつもりですすめてくださいね

  • ワンポイント

ところでイタリアで活躍しているオシャレな彼のような髪型を描くときは左の絵のように箱を作ってシルエットをデッサンした後に側面の部分だけ、いいかえれば影の部分を生け花の剣山のように描く。そうすれば「らしくみえます。」利用できるものはすべて利用して「らしく」みせようね。絵の結果は紙の上にでるものだかららしくでいいんだよ。一度ためしてみてね。

髪の毛をデッサンしていこう!
ここまでは基本や理論へたくれをくちゃくちゃ説明してきたけどここは肩の力を抜いてマンガっぽく描いてこうね。
「うそやん」ではなくてここからは彼を使って説明していきます。
さあ、鉛筆持ってミーちゃんをみなさんも描きましょう。ここでニ頭身キャラに挑戦するのもいいですよ。楽しんで描きましょうね。
こんな顔ばかりで練習するのは楽しくないので少し崩して描き易くしよう。右に進もうね。
ミーちゃん登場!

ここまで実践してきた事を思い出して頭の上に粘土や箱をイメージしよう。だいじょぶだよ、きっと楽しく描けるからね。
生え際を薄く描いたら・・粘土がふわふわ飛んできて、 べったりんこと貼りつけちゃおー。 髪の毛の質感の実践を思い出そうね、だいじょうぶだよ。
  • 生え際のごまかしについて
上の絵は粘土が髪の毛に変化してくところだよ。ここまではだいたい描けるようになったよね。生え際のところに注目してね。上の絵の影になってるところ、普通に黒く影を塗りつぶしています。それも直線で囲ってから。んなもんいちいち丁寧にやってたらごっつ疲れますので簡単に黒く塗りつぶしてしまいましょー。っぽくみえたらいーんだよー。
後はドライヤーで少し膨らませて・・・出来上がり、ね、簡単でしょ。ミーちゃん感激! 楽しく描けたかな? 上手く描けなかったらもう、ふて寝しちゃおうね。ぐーぐーだ。ぷいぷいだ。
一番悩むのは毛が始まるところ。でもそんなのも軽ーく一蹴りしてやりましょう。左の絵のように孫の手の先っちょ、ほら、背中痒いときかくやつあるやん。このように少しぎざぎざにして引っ掛けれるような形にしたらええ感じですよ。あーもう上手く説明できんなー。伝わってます?
  • 髪の毛をブロックごとに分けて描く

左下のように髪を分ける位置をしっかり描いてブロックごとに膨らみをもたせて描き進めていく。煉瓦を円形状に貼っていく感じと理解してみてね。