2.髪の毛の質感を表現しよう
髪型をシルエットだけで捉える重要性
人物の髪型にはいろいろな形がありますね。そこで髪型を描くときはまず細かい部分は省略してシルエットだけでとらえるようにしていこう。全体から髪型をとらえてから細かい部分を描き込んでいくとデッサンが上手く運ぶよ。描く順序としては頭頂部をしっかり描いてからおおまかに全体の形をとるようにすすめます。直線でかちっと描いていくと上手く見えるよ。
人物の顔を描くときめんどくさいけど頭頂部をしっかり描き込もう。一年後にはその効果がばっちりでてくるよ。髪の毛はつるつる頭が地球だとしたら髪の毛の部分は大気圏なんだって考えよう。

箱を髪の毛の質感に変えてしまう。
髪の毛をさまざまな箱や形に置き換えて質感をだして表現してみよう。
ある平面をつくりだし髪の毛をデッサンしていく。さあ鉛筆持っていろいろためしてみよう。左下の図から薄く「髪の毛の流れ」を描いて右下の図のように質感をだして「らしくみせていく」

任意の立方体の箱をつくりだし髪の毛をデッサンしていく。自分で箱や形をつくって髪の毛の流れを意識してさらに立体的に質感を描き込んでみよう。
髪の毛の端における処理の仕方をここで理解しておこうね。 髪の毛の巻き込み具合を狭い場所で表現する。
箱に対して縦の流れや横の流れにも対応していこう。 慣れてきたら大胆な構図や髪の毛の流れを作り出してデッサンしていこう。
  • らしくみせる

左右の絵を見たらこれは何でできているのかなと考えると、一見髪の毛っぽく見えますが「布である」「紙である」ともいえます。でもここのコンセプトは髪の毛である、と書いてしまってあるので髪の毛と認識してしまうことが多いですね。このように言葉の作用でも「らしく見せる効果」を覚えておくとのちのちいろんな場面で使えますね。

楽しく描けたかな、次にすすもうね。