カボチャ(南瓜)の育て方(全般)

カボチャは3月中旬から4月中旬が種まきで、収穫は8月上旬から9月中旬です。
苗は園芸店で4月下旬から5月上旬にでまわります。
カボチャの生育適温は20~28℃ですが夏場も盛んに成長します。半面、寒さは苦手になります。

土への適応が良く、土を選びません。病気などもなく丈夫です。
収穫後の保存も長期間できるので家庭菜園には向いているのですが広い場所が必要になります。そのまま、伸ばすと10mを超えるほどになります。

広い菜園を持つ方にはお勧めの野菜です。狭い菜園の方は支柱を斜めにして這わせるとかの工夫をすれば栽培できるようです。挑戦してはどうでしょうか。

南瓜の種類

南瓜の種類は西洋南瓜、日本南瓜、ペポカボチャの3種になります。

西洋南瓜

カボチャ

西洋南瓜は皮の表面がなめらかな品種が多いです。

・黒皮栗南瓜
一般的に流通している南瓜です。写真は、たぶん黒皮栗南瓜です。
(コンポストからの自然発芽なのでたぶんです)

・坊ちゃん南瓜/鈴南瓜
手のひらに乗るくらいの大きさです。

・雪化粧南瓜/伯爵南瓜
白い南瓜です。たまにスパーにあります。

・ロロン南瓜/すくな南瓜など
フットボールのような形の南瓜などです。


 

 

日本南瓜

南瓜 日本南瓜は皮の表面がごつごつしていてイメージ的にはブルドックの顔のようなもの、表面はつるつるしているが形が変わっているものがあります。

・黒皮南瓜/菊座南瓜/小菊南瓜
皮の表面がごつごつしています。

・島南瓜/鶴首南瓜など
表面はつるつるしているが形が変わってます。


 

 

 

 

 

 

 

 

ペポカボチャ

ズッキーニ

本当に南瓜なのといったものになります。

写真がズッキーニですが南瓜の品種のなかのペポカボチャに分類されます。そのほかに、そうめん南瓜、韓国南瓜などあります。


 

南瓜の種まき

カボチャは3月中旬から4月中旬が種まきです。
カボチャの生育適温は20~28℃ですが夏場も盛んに成長します。

<南瓜の種まき>
カボチャは3月中旬から4月中旬が種まき時期です。ポットに種まきをして苗を作って畑に植えます。

ポットへ3粒くらいを種のヘソを下にして蒔きます。苗は植え付けまでに1本に間引くきます。

 

南瓜苗の植え付け

種まきをして本葉が4枚くらいで畑に植え替えます。

畝幅1m、株間1mくらいです。畝の上を南瓜がはうように成長させるので畝幅は広いほど良いです。

畝に苦土石灰をまいて下さい、肥料は窒素が多いと蔓ボケするようです。土壌はあまり気にしなくても良いです。

南瓜の育成

南瓜発芽 左写真は5/16日です。

南瓜の成長は旺盛でえらく早いです。1本の南瓜から3本の茎をのばすように育成するのが良いようです。

1本の茎から2個の南瓜が目安です。1本の南瓜で6個の収穫です。

私は整枝はしませんが3個-5個くらい収穫になります。

 

 

 


 

左写真は6/29日です。

花が右下にあります。南瓜の花は雄花が先に咲いて、次に雌花が咲きます。
雌花は花の額の下に南瓜の子供のようなものがあるのですぐわかります。

虫等が見受けられなかったら人口受粉させると確実に着果します。

私は1本で2個は収穫したいので人口受粉を何回か行っています。

 

 

 

 




 

左写真の上の赤丸は花芽です。下の赤丸は根です。

葉が出るところから根が伸びます。なので蔓が伸びてから伸びる方向を変えるのは大変な作業になります。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

左写真のように短い支柱で蔓が伸びる方向をコントロールします。

 

南瓜の収穫時期の判断

収穫は花が咲いてから40日から50日です。

今回は観察しているのでわかりますが通常は南瓜を見ていつ花が咲いたかはわかりません。

左写真は花が咲いて20日くらいです。

収穫するくらいの大きさになってもまだ収穫できません。南瓜の果実を見つけたら下に藁塔を敷いて果実が直接地面にふれないようにします。

果実が地面に直接ふれている期間が長いので虫に食われたり、病気のように触れた箇所が茶色のぶつぶつができたりします。