白菜の一般的な事項)
白菜の品種は
①種まきから収穫までの期間が55日から90日まで5日ごとにあります。
②収穫とななる白菜の重さも1kgから4Kgまで0.5kgごとにあります。
③収穫時期も早生種、晩成種とあります。
組み合わせるとたくさんの品種があります。
�珍しい品種ではキャベツと白菜の交配種で紫色の白菜(紫奏子)があります。
有名どころでは王将、黄ごごろではないかと思います。
始めて白菜を栽培する方は栽培期間が短い品種から始めると良いと思います。
■栽培した品種

品種:60日白菜
種はDAISO(100均)で2袋で100円で購入です。(2015年)
園芸店で品種によって、200円~600円くらいで種が販売されています。あまりにも安価なので不安もたくさんあったのですが、順調に栽培がすすんでいるので紹介することにしました。
■白菜の種まき
白菜の種まき時期は、8月下旬から9月下旬です。

写真は、8月27日に種まきをして9月1日に撮影したものです。
発芽が目視で確認できるのは4日くらいです。
種の蒔きすぎですが段階的に間引いて菜園にだすまでに1本にします。

写真は9月6日です。
菜園に出すのは本葉が4枚が目安です。1本にするのは畑に出す直前でも良いです。
もったいないから複数本まま畑に植えたり、複数本が入っている苗をばらして複数個所にうえたりしないほうが良いです。
1本の白菜は50cmを超えた大きさになります。ばらして植えることは成長した根を痛めてしまうからです。
■白菜の畑への植え付け

9月13日畑に植え付けをしました。
種まきから20日くらいで畑に植え付けになります。
<白菜の畝幅/株間>
畝幅:70cm、株間:50cmです。
<畝への元肥>
苦土石灰と堆肥を混ぜた畝を1週間くらい前に作っておきます。
植え付けが終わったら根本のまわりにもみ殻を蒔いておきます。これは、白菜が大ききなって行くときに葉を巻いて行くのですがその時に土を蒔き来ないようにするためです。黒マルチする人は不要です。
それと、根切り虫の被害がないように、デナポンという農薬を根本に蒔きます。根切り虫の被害にあうとそこで栽培は失敗で終わりなので1回は農薬のお世話になっています。以降は安心な消毒を使っています。
■白菜への追肥
白菜への追肥は2回行います。

10月3日の様子です。直径は50cmはあります。
白菜への追肥(2回目)は1回目の追肥から2週間後を目途に行います。
1回目と同じ要領で行って下さい。
追肥は2回で終わりです。
■白菜の成長の様子

10月15日の様子です。

10月17日の様子です。
白菜は葉が横に広がってから葉が立って丸まっていきます。冬の寒さを乗り切って春に花を咲かせるための白菜の知恵かも知れません。
■白菜の収穫

11月1収穫開始です。
収穫適宜の見分け方は白菜の頭の方を押して固くなっていればOKで固くなったものから収穫します。
籾殻をしたに敷いていても写真のとおり土を多少蒔きこみます。もちろんもみ殻も蒔きこんでいます。
これを避けるには黒マルチをして育てると回避できます。
収穫しきれないで畑にそのままになった白菜は春になると塔立ちして花が咲きます。花の咲く前に塔立ちした白菜を収穫します。
菜の花と同じように炒め物などに利用できます。(かなり美味しいです)
これは、冬を超えた野菜(チンゲン菜、小松菜、大根など)も同じです。ほうれん草はNGです。
■白菜の保存方法
白菜は食べる分だけ収穫します。畑において置けば良いです。
霜が降りるので霜よけに白菜の外葉を白菜の頭に乗せて置けば良いです。白菜の外葉は収穫した白菜の外葉で2-3日たったしんなりしたものを3枚-4枚乗せます。
収穫した白菜は新聞紙でまわりをくるんで日陰に立てて置きます。
半分だけ利用した等で残った白菜は冷蔵庫です。
■白菜の害虫
■白菜の害虫(アオムシ)

写真はモンシロ蝶の幼虫で青虫です。
キャベツ、ブロッコリー、白菜、大根などアブラナ科の野菜に発生します。葉が萎れてきます。翌日はさらにダメになります。
その他に黒虫(カブラハバチ)などが発生します。
予防のために「安心な消毒薬」を定期的に散布します。見つけた都度、捕獲処分します。
■白菜の害虫(ヨウトウ虫)
かなりショックがある害虫の被害なので症状を詳しく説明します。

白菜の頭の部分の食害があります。糞は薄い黄色ですが害虫は見つかりません。
白菜の葉を取っていくとなかのほうまで食害が広がっています。

白菜の葉を取っていくとなかのほうまで食害が広がっています。

さらに葉をとって行くと白菜に穴を掘りながら食害している幼虫(ヨウトウ虫)がいました。
穴から出して撮影しました。
茶色で丸くなっています。4cm-5cmくらいはありそうです。
収穫した後の土にも丸くなってヨウトウ虫はいました。
ヨウトウ虫は大きくなると、昼間は土の中や葉の中にいて夜になるとでて来て白菜を食べるので発見は収穫の時になってしまいます。
白菜の頭の部分の食害を発見したら収穫して食害されていない場所を食べましょう。