OSのチューニング


 

インストールした直後の状態では、無難な設定になっていますが。少しばかり手を加えることで、OSのパフォーマンスを向上できます。しかもお金は一切掛かりません。今からその方法を紹介します。

CD-ROM先読みキャッシュの改善

CD-ROMを使用するのは、ソフトをインストールするとき、またはゲームをプレイするときのBGM (CD-DA再生)ぐらいだと思います。ソフトのインストールはたびたびするものではありませんので普段CD-ROMを使用するのは、ゲームをするため(CD-DA再生)だと思います。CD-DAの再生は、CD-ROM先読みキャッシュは必要ありません。したがってCD-ROMアクセス用のキャッシュメモリは無駄です。

ファイル/ディレクトリキャッシュの改善

Windows 9xでは、ファイルシステムにFATを使用しています。詳しいい説明は省きますが、FATファイルシステムでは、ファイルのインデックス部、データ部と分かれておりファイルアクセスする時はインデックス部をアクセスしデータ部をアクセスします。インデックス部、データ部は別々のディスク領域に格納されていますので、ディスク上の物理的な配置位置が離れていた場合、ファイルアクセスに時間が掛かります。インデックス部は、データ部と比較すると対した容量ではありませんのでメモリ上に保存しておけばディスクアクセス回数を減らしアクセス速度を向上できます。

ディスクキャッシュの改善

ファイル/ディレクトリキャッシュはインデックス部のキャッシュの改善でした。こちらはデータ部のキャッシュの改善です。インデックス部と比較して大量のメモリを必要としますのでアプリケーションで使用するメモリとのバランスを考えないと結果的に遅くなる場合がありますが、バランスをとればパフォーマンスを改善できます。

不要な機能削除によるメモリ空間の改善

使用しない機能を有効にしていることで無駄にメモリを消費しています。普段使用しない機能は起動させなければ無駄なメモリの消費を防げます。

フォントキャッシュ削除によるメモリ空間の改善

Windows 9x では、フォントの表示を高速化するためにキャッシュを持っています。このキャッシュは、フォントを表示するたびに大きくなりまた消費メモリも増えていきます。更にはOSを不安定にさせます。無駄なメモリを消費しないまた、OSを安定させるためにフォントファイルを削除しましょう。

壁紙の変更による処理速度の改善

壁紙は設定の仕方でCPUの負荷が変わります。ちょっと工夫しましょう。

不要な割り込みの削除によるCPU負荷の改善

いたるところで割り込みが発生しています。割り込みを減らせばそれだけソフトの動作が軽くなります。不要な割り込みは無くすべきです。

不要な割り込みの削除によるCPU負荷の改善2

いたるところで割り込みが発生しています。割り込みを減らせばそれだけソフトの動作が軽くなります。不要な割り込みは無くすべきです。

スワップファイルの改善

スワップファイルは断片化されています。断片化されている領域を連続領域にすることで、ディスクアクセス速度を向上されることができます。

スワップファイルの改善2 [NEW]

スワップファイルは必要に応じてサイズが変わります。サイズ変更には負荷が掛かります。スワップファイルのサイズを固定長にすることでこの負荷を削減できディスクアクセス速度を向上できます。

 

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Last Updated: 2002/02/19