ジャッジペーパー

 この試合のジャッジを務めた3人は、元日本プロレスの遠藤幸吉氏、日本ボクシング協会公認レフェリーの遠山甲氏、レフェリーで柔道出身の元レスラーのジン・ラーベルである。
 結果は3者3様のドローとなった。猪木にとっては反則による3点の減点が痛手でこの減点がなければ猪木の勝ちであった。
 もし、判定でも猪木が勝っていれば、試合の評価は違っていただろう。しかし、後に猪木自身も、関係者も、あの試合は引き分けで良かったと語っている。私もそう思う。

アリ  猪木
遠藤幸遠山甲ラーベ   ラーベ遠山甲遠藤幸
 5  5  5  1  5  5  5 
 5  5  5  2  5  5  5 
 5  5  4  3  5  5  5 
 5  5  5  4  5  5  5 
 4  5  4  5  5  5  5 
 5  3  5  6 5−15−15−1
 5  4  4  7  5  5  5 
 5  4  5  8 5−15−15−1
 5  5  5  9  5  5  5 
 5  4  5 10  4  5  5 
 5  5  5 11  5  5  5 
 5  4  4 12  5  5  5 
 5  4  5 13 5−15−15−1
 5  5  5 14  5  5  5 
 5  5  5 15  5  5  5 
 74 68 71合計  71 72 72