２日ぶりの、まともな朝食をとる。９時ごろ撤収を終わらせ、キャンプ場を出る。標津
の町でサケ・マスをクール宅急便で各々の実家に出す。

　ノルマを達成し、国道272号（またの名はミルクロード）を走る。名前通り牧場が果て
しなく続いている。いかにも北海道らしいイメージのところだった。今日は朝から良く
晴れていて、広〜く続く牧草地が一層広く感じた。牛さん達もさすがに暑いらしく、木
陰で涼んでいた。

　途中の標識で”摩周湖”が出てきたが、今回はパスして、釧路に向かう。13時まで
にキャンプ場にカヌーの川下りを予約していた。

   途中近道をして、国道391号線に入る。間もなく今夜の宿泊地の達古武沼の入り口
が見えてきた。ただいま12時過ぎ。昼食をとる時間がある！３時間程のカヌーの前に
腹ごしらえをしておかなければ。。。ガイドブックで紹介されていたログレストランに向
かう。わが家は最近”ログ”の文字に弱くって（＾＾；糖路湖の近くにレストランを見つけ
る。

　ここのログハウスは、とても太い丸太を使っていた。もう結構年数が経っているよう
で、丸太がいいツヤを出している。階段の手すりは定番の流木を使っていた。

   お店のおすすめは自家製ソーセージのカレー。２人ともこれを頼んで、店内をうろう
ろしていた。地元ならではの、道内の小さな情報の冊子や障害者施設で作られた木
工品などが展示販売していた。私たちの座った大きなテーブルの脇の壁には”東京
中央ラジオ取次販売所”と書いてある昭和初期位の看板がかかっていた。”これなん
だろう？？”お店の人に聞きそびれてしまい、今だにラジオの取り次ぎとはどういうこ
とか分かっていない。

　隣の学生くらいの女の子２人が昼食なのに、ものすごく沢山注文してテーブルに置
き切れないほどだった。”ここ、良く来ているのかな〜？おいしくて沢山頼んだのかな
〜”と、思いながら見ていた。彼女たちを背にして座っていたコウメイさんは、会話が
聞こえていたらしい。味が薄い、まずい、熱い。。さんざん文句ささやきながら食事を
していたらしい。う〜ん。人それぞれだけれど私たちはおいしくいただけた。お店の人
達も気さくで良いお店だった。

   達古武キャンプ場に着く。ここはアウトドア系の雑誌で見つけたのだが、結構メジャ
ーなところだったらしい。こぎれいなロッジが一泊3,500円で、関東圏には比較になら
ないほどの安さであった。どんな建物か知りたくて、ここではロッジを予約していた。
センターハウス、トイレ、もちろんロッジも建てたばかりらしく、きれい。よく管理されて
いるし。スタッフの方もとてもやさしかった。
”カヌーのスタッフの方をお呼びしますので、ロッジでお待ちください”
13時からと、予約していたのになぁ。。。と、思いながら湖畔のロッジで荷物をおろし
て待っていた。