2001.3.31 発行

第3回 見沼塾からのレポート
第4回 見沼塾からのレポート




見沼たんぼの見所紹介



見沼たんぼくらぶQ&A

●見沼たんぼくらぶの会員は何人ですか?
 現在、800名弱の方々に会員になっていただいています。
●会員募集のPRはやっているのですか?
 できるだけ多くの方に会員になっていただきたいので、見沼にある施設などいろいろな場でPRしています。会員の皆さんも、お知り合いの方に見沼たんぼくらぶを勧めてもらい、見沼田んぼの仲間を増やしてください。そして、ぜひ一緒にくらぶのイベントに参加しませんか。
●期限が来るので継続入会したいのですがどうすればよいのですか?
 更新が近い会員の方には、更新時期の前に発行する「みぬま通信」に専用の振込用紙を同封しますので、お近くの郵便局窓口で会費をお振り込みください。
 (口座番号)00160−2−147568
 (加入者名)見沼たんぼくらぶ
 更新時期が来ている会員の皆様、是非とも継続してご入会くださいね!!
●見沼たんぼくらぶの運営などをお手伝いしたいのですが……
 運営等に関わっていただける方は、ご連絡下さい。ボランティアスタッフとして登録させていただきます。イベントの開催事等お手伝いしていただきたいことがあれば、事務局からご連絡します。ご都合がつく範囲でのお手伝いですので、お気軽に登録してください。
●見沼たんぼくらぶでやってほしいイベントがあります。きいてもらえますか?
 お話は伺います。おもしろそうなら、実現できるかどうか運営委員さんと一緒に考えます。そのままでは実現できなくても、かたちを変えればできるものは前向きに検討します。 見沼たんぼくらぶでは、みなさまの声をできるかぎり活動のなかに反映させていきたいと考えています。「みぬま通信」に対する感想やイベント、その他いろいろなご意見ご要望を気軽にお寄せ下さい。ご意見やご要望はいつでも大歓迎です。
●この「みぬま通信」に、私の記事を載せてほしいのですが……
 心からお待ちしています。見沼田圃に関係する内容であれば、できるだけ載せたいと思います。腕に覚えのある会員の皆さんは、下記事務局までどしどし記事を送ってください。
●見沼たんぼくらぶのホームページのアドレスが変わったのですか?
 はい、変わりました。昨年の暮れ、まさにこのみぬま通信第5号の発行のすぐあとに、リニューアルオープンしたのです。新しいアドレスは、下記のとおりです。ぜひアクセスしてみてください。

以上のお問い合わせ・お申し込みは…
【見沼たんぼくらぶ事務局】
〒336-8501 浦和市高砂3−15−1
埼玉県総合政策部土地政策課内
担当:細井・宇佐見まで
рO48(830)2195
FAX048(830)4714
ホームページアドレス http://www.minuma.com/


編集後記
 昭和58年と昭和60年に県の土地政策課で「見沼田圃論集」というのが発行されている。見沼に関わりの深い人達が見沼について、自分の思いを語っている。その中に、とても素晴らしい、見沼たんぼのことを言い当てている詩が載せられているので、紹介してみる。

     祈りへの回帰         宮沢 章二
  利根川から水を引く見沼代用水は
  白岡の柴山伏越で  元荒川の真下をくぐる
  上尾の瓦葺掛渡井で  綾瀬川の真上を渡る
  ―― この鮮やかな構図が示す 通水への意志
  見沼と呼ばれる広大な溜井を干拓し
  見沼田圃と呼ぶ新田地帯を開いたのも
  全長60キロに及ぶ長い水路を掘り
  灌漑用の豊かな水を大利根から導いたのも
  江戸期農民の生きるための営みであった
  ぼくらがいま  靴履いて歩きながら
  風景とか景観とか  気軽に呼ぶものも
  彼ら裸足の農民たちの  血と汗と涙とが
  長い歳月をかけて磨き上げてくれたものだ
  朝のこころに燃えた  沃土への祈り
  夕べのこころに燃えた  流水への祈り
  その思いを  大地から消すことはできない
  一塊(ひとかたまり)の土に 愛を感ずるか
  一掬(ひとすくい)の水に 愛を感ずるか
  土への  水への尽きることのない深い祈り
  ぼくらの精神が  その祈りを取り戻すとき
  わが足で踏む大地  の意味が変わる
  わが身を取り巻く景観  の表情が変わる

 見沼には竜神様がいるという。今まで、見沼が壊廃されそうになると、不思議と行政が頑張ってみたり、世論が高まり、市民運動が盛り上がったりした。そして、幾度となくおとずれた見沼の危機は、その度に回避されてきた。市街地に近接した見沼がこのように広大に残っているのは、「奇跡だ」と言う人さえいる。
 この詩を読んで、本当に見沼には竜神様がいるのかもしれないと思った。裸足の農民たちの血と汗と涙や沃土への祈り、流水への祈り、そんな先人たちの色々な思いや祈りが、竜神様に化身して、知らず知らずのうちに私たちの心の奥底で、脈々と受け継がれているのかもしれない。
 先人たちのその思いを見沼から消すことはできない。ぼくらの精神が、その祈りを取り戻すとき、わが足で踏む見沼の意味が変わる。わが身を取り巻く見沼の景観の表情が変わる。

 
◆みぬま通信に関するお問い合せは◆
見沼たんぼくらぶ事務局(埼玉県総合政策部土地政策課見沼田圃担当 048(830)2195)まで