J. S. Bach:無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ/ヘンリク・シェリング(vn)
- シェリング2回目の録音が、規範的かつバランスのとれたものとして自分のバイブル的存在となった。
有名なシャコンヌも含まれるが、全体としては舞曲の形式で、通して聴くと少々退屈に思える部分もあるのだが、各ソナタのフーガは圧巻で、シャコンヌを知る前に、これらのフーガだけを特に没入して聴いていた。一方、連続したまとまりとしてみた場合、第1番ソナタの4曲は、飽きさせない非常に密度の濃いものとなっている。
- Amazonの商品ページには、レビューが多く載っていますが、たとえば、「生きてゆくために音楽が必要な人、音楽が切実な存在である人のためにお勧めします。」といった言葉は、その通りだと思う。(紙ジャケット仕様盤
の中のレビュー)自分も大学時代、これをよすがに聴き、譜面もたどりながら頭の中で反芻し、その音楽自体の構成の放つ偉大さに、生きていく心の支えを与えられ、意義深さを教えられ、救われた。
- 現在の標準盤
- 紙ジャケット仕様限定盤
- 再発、ジャケット変更が頻繁なため、検索で「ヘンリク・シェリング」と入れてリストを出すこともお勧めします。
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