GILGAMESH/SOFT HEAP

GILGAMESH
SOFT HEAP/SOFT HEAD

　ギルガメッシュはジェミー・ミューアらと「サンシップ」というグループで活動していたアラン・ゴウエン（key）が73年頃からフィル・リー（g）マイケル・トラヴィス（ds）と定まらないベース奏者で活動を始め、デビュー前からハットフィールド＆ザ・ノースとの交流が深かったバンドで、75年にデイブ・スチュワートのプロデュースによりベースには元ニュークリアスのジェフ・クラインを迎えてアルバム・デビューしています。その後ハットフィールド＆ザ・ノースの解散と同じくギルガメッシュも解散したためデイブ・スチュワートは二つのバンドを合体させたナショナル・ヘルスを結成しようとするが、メンバーが多すぎまとめるのが困難だったのか、次々とメンバーが脱退していき結局アルバム発表時にはハットフィールド＆ザ・ノースのベースがニール・マーレイに変わっただけの編成になりアラン・ゴウエンはゲスト扱いになっています。その後アラン・ゴウエンはエルトン・ディーンやヒュー・ホッパーにピプ・パイルらと四人の頭文字をとってSOFT HEAPを結成しフランス公演をしようとしますが、パイルのスケジュール上の都合によりドラムが一時的にデイヴ・シーンが担当したのでこの期間はSOFT HEADとなってます。そうしたなかゴウエンは78年にフィル・リーにヒュー・ホッパーにトレバー・トムキンス（ds）を集めこれまた一時的にギルガメッシュを再編し「Another Fine Tune You've Got Me Into」というアルバムを作っています。この時のヒュー・ホッパーとの相性がことのほか良かったのか80年に二人だけで「Two Rainbows Daily」という傑作をたった5日間で作ってしまいました。しかしゴウエンはこの時すでに白血病との闘いが始まっており以後闘病生活にはいりますが81年4月死の僅か2～3週間前にフィル・ミラー、リチャード・シンクレア、トレバー・トムキンスの四人で「Before A Word Is Said」というこれまた傑作を録音しています。そしてついに5月17日ゴウエンは亡くなってしまいました。享年33歳まったく若くして惜しい人を亡くしてしまいました。その後ナショナル・ヘルスによってゴウエンの追悼盤「D.S.al Code」が発表されています。

GILGAMESH「GILGAMESH」

すごろくジャケットも楽しいデイブ・スチュワートのプロデュースによるアラン・ゴウエン率いるギルガメッシュの処女作！華麗なメロディと緻密な構成のゴウエン曲がすばらしい傑作！！
[1975 Virgin]

GILGAMESH「Another Fine Tune You've Got Me Into」

78年にH・ホッパーとT・トムキンスを迎え一時的に再編されたギルガメッシュの作品。ジャズ・フュージョン色を強め美しくもエネルギッシュな好作品。
[1979 Charly Record/SPALAX]

GILGAMESH「arriving twice」

アラン・ゴウエンの死後19年目に発表された未発表音源集。
デビュー前のデモやセッションを中心とした驚愕の発掘音源集でファンにはたまらない涙物の1枚！感動します。
[2000 CUNEIFORM RECORDS/disk union]

SOFT HEAD「ROGUE ELEMENT」

H.Hopper、E.Dean、A.Gowen、P.Pyleの4人で結成されたSOFT HEAPだったが、ツアーにPyleが参加出来ず一時的にDave Sheenがdsを担当したSOFT HEAD名義によるライヴ。
[1978 Ogun Record/disk union]

SOFT HEAP「SOFT HEAP」

H.Hopper、E.Dean、A.Gowen、P.Pyleによって結成されたSOFT HEAPによるデビュー作。クールな即興演奏を重視したジャズ・ロックなアルバムですが、少々地味な印象が...
[1979 Charly Record]

SOFT HEAP「A VERITABLE CENTAUR」

E.DeanとP.Pyleに加えBassにジョン・グリーブス、A.Gowenに代わってギターのMark Hewinsが参加したSOFT HEAP末期の1982年のライヴ音源に88年のセッションを1曲加えた作品。
[1995 Impetus Record]

SOFT HEAP「AL DENTE」

1978年11月、P.Pyleが戻りSOFT HEAPとして一番乗りに乗っていた時期の発掘ライヴ音源。地味な印象の1st収録曲も、ライブということでなかなか熱い演奏を聴くことができる。
[2008 Reel Recordings]

Hugh Hopper & Alan Gowen「Two Rainbows Daily」

ホッパーとゴウエン二人の多重録音によるシンプルでこのうえなく美しい傑作アルバム。CDにはナイジェル・モリスが加わったトリオのライヴが5曲追加収録
[1980 Cuneiform Record]

Alan Gowen/Phil Miller/Richard Sinclair/ Trevor Tomkins「Before A Word Is Said」

ゴウエンの遺作となった四人のコラボレーション作で死の匂いなどまったく感じさせないカラフルに富むバラエティー豊かな作品が並ぶ傑作です。
[1981 Voiceprint/Europa]

[ HATFIELD & THE NORTH / NATIONAL HEALTH | NUCLEUS ]

	GILGAMESH「GILGAMESH」すごろくジャケットも楽しいデイブ・スチュワートのプロデュースによるアラン・ゴウエン率いるギルガメッシュの処女作！華麗なメロディと緻密な構成のゴウエン曲がすばらしい傑作！！ [1975 Virgin]
	GILGAMESH「Another Fine Tune You've Got Me Into」 78年にH・ホッパーとT・トムキンスを迎え一時的に再編されたギルガメッシュの作品。ジャズ・フュージョン色を強め美しくもエネルギッシュな好作品。 [1979 Charly Record/SPALAX]
	GILGAMESH「arriving twice」アラン・ゴウエンの死後19年目に発表された未発表音源集。デビュー前のデモやセッションを中心とした驚愕の発掘音源集でファンにはたまらない涙物の1枚！感動します。 [2000 CUNEIFORM RECORDS/disk union]
	SOFT HEAD「ROGUE ELEMENT」 H.Hopper、E.Dean、A.Gowen、P.Pyleの4人で結成されたSOFT HEAPだったが、ツアーにPyleが参加出来ず一時的にDave Sheenがdsを担当したSOFT HEAD名義によるライヴ。 [1978 Ogun Record/disk union]
	SOFT HEAP「SOFT HEAP」 H.Hopper、E.Dean、A.Gowen、P.Pyleによって結成されたSOFT HEAPによるデビュー作。クールな即興演奏を重視したジャズ・ロックなアルバムですが、少々地味な印象が... [1979 Charly Record]
	SOFT HEAP「A VERITABLE CENTAUR」 E.DeanとP.Pyleに加えBassにジョン・グリーブス、A.Gowenに代わってギターのMark Hewinsが参加したSOFT HEAP末期の1982年のライヴ音源に88年のセッションを1曲加えた作品。 [1995 Impetus Record]
	SOFT HEAP「AL DENTE」 1978年11月、P.Pyleが戻りSOFT HEAPとして一番乗りに乗っていた時期の発掘ライヴ音源。地味な印象の1st収録曲も、ライブということでなかなか熱い演奏を聴くことができる。 [2008 Reel Recordings]
	Hugh Hopper & Alan Gowen「Two Rainbows Daily」ホッパーとゴウエン二人の多重録音によるシンプルでこのうえなく美しい傑作アルバム。CDにはナイジェル・モリスが加わったトリオのライヴが5曲追加収録 [1980 Cuneiform Record]
	Alan Gowen/Phil Miller/Richard Sinclair/ Trevor Tomkins「Before A Word Is Said」ゴウエンの遺作となった四人のコラボレーション作で死の匂いなどまったく感じさせないカラフルに富むバラエティー豊かな作品が並ぶ傑作です。 [1981 Voiceprint/Europa]

GILGAMESH SOFT HEAP/SOFT HEAD

GILGAMESH
SOFT HEAP/SOFT HEAD