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03 朝鮮語の母音

 朝鮮語の母音は日本語に比べると若干多いといえます。よく言う言い方で、「オ」「ウ」「エ」に2種類ずつあり、この母音が組み合わさってできた二重母音がいくつかあるために結構な数と言うわけです。

 また、最近のソウルっ子は殆ど区別しない広い「オ」の長母音と短母音での音の違いは少し年配の方にはあるようです。かく言う私も授業の際に「オ」と聞こえる短母音と「オゥー」と聞こえる長母音が同じ文字で書かれるのは不思議でした。

 この広い「オ」の音は実は南の標準音と北の標準音では若干違うようです。と言うよりも北で広い「オ」と狭い「オ」の区別をするのは結構厳しく、人名にいたっては教えてもらって初めてわかると言う有様でした。どうも黄海道方言の特徴らしいのです。

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