| 目次五十沢キャンプ場


1999/5/1〜3

五十沢キャンプ場
新潟県南魚沼郡六日町大字永松941
0257-74-2142/0257-73-6672


5月1日(土) 晴れ
今年のゴールデンウィークは新潟方面に出かけることにした。このところログハウスのことで東北自動車道方面ばかりだったので、ひさしぶりの関越道だ。4:30起床。5:30出発。前日の夜から渋滞が始まっているのである程度の渋滞はやむを得ないので12:00前後に六日町の市街で買い物をしてキャンプ場に行く計画にした。mamaとふたりなので、食事のメニューは地元のマーケットをのぞいてから決め、山菜をとって食料にしようとういう、ずぼらコンセプト。

道路は予想外にスムーズで、なんと8:30分には六日町ICについてしまった。まだマーケットもやっていない。仕方がないのでとりあえず五十沢キャンプ場へ(五十沢=いかざわと読む)。17号線を経由して291号線から五十沢温泉、その先がキャンプ場だ。遠くの山は残雪、近くには新緑。そのコントラストと緑のグラデーションが爽快だ。

五十沢キャンプ場は、巻機山の麓、五十沢川の渓流沿いにある21haと広大なキャンプ場。オートキャンプは50台収容。今回はオートキャンプサイトだったが、吊り橋を渡った対岸にも芝生のテントサイトがある。荷物をリヤカーで運ぶことになるが、環境は抜群。知っていればこちらにしただろう。
とにかく、 眼下 にの清流が迫る奥の一画をキープ。 巨石が特徴の素晴らしい景観。これで混雑してもまわり中テントだらけということもないだろう。

テントをはってまずはビールで乾杯。
さて、今回のお楽しみ山菜採りにでかけましょう。まだ一部残雪のある林道を登る。山菜刈りといっても、僕はコゴミやワラビぐらいしか採ったことがない。いろいろ探すがめぼしいものが見つからない。途中であったおばさんに聞いたら、もっと上に行くとタラの芽がとれるという。お〜憧れのタラの芽だ。それに紫の花をつけているカタクリの花も天ぷらにすると旨いという。よし、ガンバ!
タラの芽はトゲのある木だ。林道の左右を見ながらさらに登る。が、なかなか見つけられない。素人では難しいのだろうか。mamaがそろそろ帰ろうか〜といったとき、「アッあった〜!あれだ〜」発見!トゲのある木、見覚えのある木の芽。やった〜タラの芽だ。軍手ではトゲが痛いが慎重に芽を採る。ポキッともいだ感触なんとも良い。
昼食はもちろん山菜の天ぷらだ!タラの芽、カタクリの花、タラの芽、ツクシ、フキの葉を塩でいただく。それと里芋の焼き芋。そしてビール&ワインとチーズ。
飲んで食べたら、お昼寝タイム。新緑を渡る風が心地よい。
ひと眠りしたあとは畔地(あぜち)温泉へ。車で10分、「こいし」という温泉旅館。湯舟から五十沢川の渓流が窓から見える。露天風呂もありなかなか。キャンプ場から割引券をもらったのでひとり400円。さっぱりした後で、近くのAコープで晩飯の仕入れ。 夜はヨモギの玉子とじと、Aコープで仕入れた海老と厚揚げを焚火で焼く。日本酒&ビールの旨いこと。長〜い一日。酔いも手伝ってうとうと。さすがに疲れた。PM9時、そうそうに就寝。





5月2日(日)晴れ
起床6:30。まずはモーニングコーヒー。睡眠十分、爽快。朝食は味噌仕立て鶏煮込みうどん。ひんやりとした空気に暖かいうどんがうれしい。食事の後は山菜採り。今日は吊り橋を渡って対岸へ。のんびりと散策しながら、フキノトウとコゴミをメインに摘む。 柔らかそうな新芽が生き生きとしている。
川を渡ってサイトへ帰ろうと、mamaの提案。渡ろうとしたが、これが冷たい冷たい。足がしびれてとても歩くことができない。あさはかな試みに大笑い。教訓、 雪解け水は超冷たい!

コゴミキャンプ場の近くに蕎麦打ち道場を見かけた.mamaのリクエストでいって見ることにした。もしかしたら飛び込みで蕎麦が打てるかもしれない。車で出かける。タイミングの良いことにちょうど予約の1組みがいて、一緒に教えてもらえることになった。ラッキー!
100%の蕎麦粉につなぎが布海苔。このあたりは山間部なので通常のつなぎは山芋で、手に入りにくかった布海苔は晴れの日のメニューだったそうだ。もちろん昔の話。手のひらでこねる。しっかり体重をかけて30〜40分こねる。先生にときどき手伝っていただき、なんとかまとまった。延すのは素人ではできないので、触りだけやらせてもらい、いよいよ蕎麦切り。これがまた難しい。包丁の重みです〜っと押しながら切るといわれるのだが、なかなか上手くできない。細かったり太かったり。かたちはともかく、原材料と先生が良いので腰のあるしっかりとした蕎麦が出来上がった。ふたりで打った蕎麦の味は格別だった。 これは病みつきになりそうだな〜。
昼下がりのひとときは、ワインを片手に読書の時間。コットのうえでいつの間にか寝てしまう。気が付けはもう日が落ちそうな時間。ま、のんびりしにきたんだからいいよね。

夕方になると、まわりはテント村と化してしまった。さすがにゴールデンウィーク。でも、みんなマナーがいいのだ。大声で騒ぐ人もないし、子供の声も以外と少ない。サイトが広いこともあって混雑の不快感はなかった。
夕食は鶏肉の辛味噌串焼きと山菜の天ぷら。そしてポトフ。「巻機山」という地酒と焚火で心地よい夜を過ごす。

5月3日(月)晴れ
起床6:00。コーヒーを飲んで目を覚ました後、お土産用のタラの芽を採りに!見つけるコツをつかんだので、短時間でそこそこ採ることができた。
昨日のポトフの残りと、ヨモギの玉子とじとで軽い朝食を済ませて、撤収。
残雪の山。新緑の渓谷。たらの芽。蕎麦打ち。あっという間の2泊3日。楽しかった〜。
今日はMy手打ち蕎麦と採れたて山菜を持って、新潟の友人宅で山菜天ぷら蕎麦で盛り上がろうという嗜好。畔地温泉で汗を流し、10:30に五十沢を後にした。


| 目次五十沢キャンプ場