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990130 Sat. 続・G3とEpisode 1とBRUCEと

 きのうはどうも脇道にそれちゃったのだけれども。

 アルマゲドンを見に行ったら、たくさん予告編をやってた。おもしろかったのが、G3(ガメラ3)と、Episode 1(これ見に行ったんだけど)。
 G3の予告編は、G2(っていいかたしたっけ?)よりもおとなしめだったけれど、これまたかっこよかった。いつも思うんだけど、相手をもう少し大人っぽいデザインにしたら、結構いい線いくんじゃないだろうか? 今回も、デストロイアみたいだったし。

 モスラがぬいぐるみが闘う完全お子さま向けで、ゴジラが伝統と格式に縛られた大相撲だから、ガメラのスピード感って、ほかじゃあ見られないんだよね。あれで女の子がもう少しかわいかったら、すごいお気に入りなんだけどなあ。今のじゃ、なんであれを守るためにガメラが傷つく?ってかんじだもんね。

 Episode 1(ちなみに、スターウォーズの新作のことです)は、すごいね。どのシーンをどう切り取っても、スターウォーズの「色」。たとえばアルマゲドンと比べると、フィルム撮影とビデオ撮影ぐらい違う。あの色って、ほかにないんだよね。都市のデザインとか、宇宙人とか。どこを見てもスターウォーズでした。

 そういえば、いつかどこかで、っていう映画って、スターウォーズ以外、あんまりないのかな?

990129 fli. G3とEpisode 1とBRUCEと

 ぼくはどうやら好きらしい。

 ストーリーも科学的考証も登場人物の人格的厚みも何もかもが、「視覚的効果」という印籠の前にはなんにも役に立たなくなるような、そんな映画。
 役者の芝居も演出の必然性も、そういうものがすべて崩壊してもすべてのエネルギーを都市や山や星が崩壊するのにかける、そんな映画。

 だからもちろん、タイタニックに「感動」したのは、船出のシーンのタイタニックの大きさだし、今回見たアルマゲドンは、、、

でも、アルマゲドンはちょっと違うか。

 アルマゲドンの特撮って、そんなにすごい? どうもよく分からないんだけど。
 なんかバランスが悪いんだよね。スケール感がない、っていうか、大きさがあってない。GODZILLAでも感じた違和感が、より増幅されてた。それは、たぶん鮮明さ。落下する速さを表現するために一瞬だけ画面を遮る人や岩、そんなに早く動くもんが、どうしてぼけないんだよ。大きいものが落ちてくるのと小さいものが落ちてくる時の違和感。なんか速度が違う。星が爆発するとき、破片はまっすぐに飛び出すから、半球状に爆風が広がるのは、やっぱりあり得ないんじゃないかなあ。

 でも、そんなことはどうでもいいくらい、やられちゃいました。
 やられた場所は、バッヂとプラモとうた。

 むかし、子供ながらに気恥ずかしかった「さらば宇宙戦艦ヤマト〜愛の戦士たち」そのまんまなんだけど、だから気恥ずかしさもそのまんまなんだけど。でも、つぼにはまるよね。タイタニックのようにラブコメではないので、男の子にもうけるかな。

 ってこんなこといいたいわけじゃなかったのだけれど。まあいいや。久々に、でもないけど拍手喝采のえいがでした。

990126 tue. バイアグラ承認

 はやかったねえ。バイアグラ認可。
 密輸入を押さえるのが目的だったみたいだけど。

 新聞では、けっこうピルの解禁は遅れてるのに、、、男女差別ちゃう?っていう論調があったね。なんか、同列に論じては欲しくないけど。

 でも、男が勃起しない(セックスできない)のはりっぱな病気で、女が生殖行為以外でセックスするのは認めない(薬は出さない)、っていうのは、なんか間違ってるきがするなあ。

 でもバイアグラって、ただの性的不能治療薬だったっけ???
 心臓病の薬だよねえ、最初は。

990119 tue. 夕刊

 昨日、Science誌の線虫の表紙がトップを飾った朝日新聞夕刊。今日の「紙面から」は、「HANA-BI」韓国で不発。

 韓国で公開する初の日本映画が、このHANA-BIだったのだけれども、あんまりはやらなかった。でもそれが、韓国にとっても日本にとってもよかったんじゃない?ってのが筋で、まあでも次は必ず当たる「失楽園」だからね。っていうおち。

 何がいいたいのかさっぱり分からないけれども、HANA-BIって、日本では当たったの? 外国の映画祭で評価されたからって、日本で当たってもいないのに、韓国で当たらなかったのを大きく取り上げて、あげくの果てにはそれでよかったんじゃない? って。

あんた何様?

 ほんとはもうひとつ、年始から腹に据えかねてることがあるんだけど、もう少しおちついたら、ね。

990118 mon. 理由

 いつもおもうんだけど、文芸春秋の新人賞だけ、どうしてこんなにもてはやされるんだろう。江戸川乱歩賞の方がセールスに結びつくし、山本周五郎賞や柴崎連三郎賞(だっけ?)の方が安心して読めると思うんだけれど。年に二回もあってありがたみもあんまりないし。あ、山本周五郎賞は新人賞じゃないか。

新人賞だよね、あれ。

 大御所がとったっていうのきいたことないし。作品に対して送られるはずなのに、同じ人が二度受賞したって話も聞かない。あれ、でも大沢在昌がとったのは結構してからか。直木賞は、けっこう歳くってもとるかな。

 ところで、今年の日本SF大賞は、瀬名秀明のブレインヴァレーなんだけど、その発表って、ぼくが見た問題小説誌上以外にも行われたのだろうか? もう少し考えて欲しいよなあ。いくら日本SFが、中間小説上がりだっていったって、ねえ。

 でも、日本の小説界は、ノンタイトルの作家さんで支えられてるよね。誤解があると困るから、実名は出さないけど。