スワロウテイル
さっきも書いたけれども、スワロウテイルという映画に、とてもミーハー的なはまり方をしてます。
ロードショウ公開は二度観たし、LDは発売日に買ったし、メイキングビデオや写真集やサントラ、それから絵コンテに吹き出しをつけた漫画版も持ってるよ。
あっ、知らない人も多いだろうね、スワロウテイル。ぼくの周りでは結構話題になったし、映画館も公開当初は込んでいたんだけれども、日本映画だからね。スワロウテイルというのは、岩井俊二監督の、劇場用長編第二作に当たる作品で、去年、96年の9月14日に(たぶん)劇場公開されました。chara、伊藤歩主演の痛快冒険活劇です(ほんまか)。
若い人に圧倒的な支持を集めながら、年寄り連中に無視されて賞レースからは見放された作品、となるはずだったのが、若い人たちにも圧倒的な支持、とまではいかなかったようなのだけれども。なんでだろ、とか、そりゃそうだよ、とかいうのは今回の趣旨ではなくって、とにかくぼくは大好きです、でこの話は終わります。
では、今回の趣旨は、というと、このようにミーハーにはまっているぼくが、ただ一つ手に入れようとしないグッツがあって、それは、小説版スワロウテイルなんだよ、ってこと。
小説版スワロウテイルは、脚本、監督の岩井俊二が書き下ろした小説で、彼は、その前のラブレターも自分で小説化しています。だから、まあ、脚本をノヴァライズしただけの、いわゆる「原作本」とはちがうんだろうけど。でも、ちょっと手に取る気にならないなあ。
その後、彼が書いた別の小説のさわりを雑誌で読む機会があって、それはとても魅力的なストーリーと語り口なんだけれども。
映像作家は映像だけで勝負しろよ、とか、その作品はあくまで作品だけで評価しなくっちゃ、っていう意地があって。ほとんど意地だけで手に取らない状態です。じゃあ、それ以外のグッズの数々は何なんだ、といわれても困るのだけれども。
ちょっと長いし、わかりにくいところもあるけど、二回、観てみてくれたらうれしいなあ。はまるから。
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