今年の、F1がおわった。
その事について、ほんとうはもっと、うきうきと心踊るようなことをかけるはずだった。
あっ、それは、別にぼくの望まない結果におわったから、というわけではなくて。
なんか、後味悪いよね。
F1知らない人のために、一応いきさつをざっと書いておくけど、あくまでもぼくの目からみた、ということで、公平さも公正さも望むべくもないのだけれど。
F1って、世界中をまわりながら、年間16戦から17戦を行います。このレースそれぞれに、一位から六位までの人には順位に応じた得点がつけられていって、最終的にいちばん得点の多いドライバーと、チームに、それぞれワールドチャンピオンと、コンストラクターズチャンピオンの称号が与えられます。
いま、F1界は、ひとりのとびっきり優秀なドライバーと、ひとつのとびっきり優秀なチームに支えられていて、優秀なドライバーがいるのは、必ずしも優秀なチームではないのです。
優秀なドライバーは、その才能とカリスマとを遺憾なく発揮して、優秀なチームのドライバーにたいし、最終戦を目前に一ポイントのリードを保っています。
つまりは、最終戦、さきにゴールに飛び込んだほうが、
そのままチャンピオンってこと。
優秀なドライバーであるマイケルは、三年前にも、おなじような状況におかれていました。結果は、両者の衝突によるマイケルのコースアウト。そして数周後、衝突によるダメージがもとででいもんがリタイア。マイケルのチャンピオンが決定しました。
今回は、両者の衝突によるマイケルのコースアウト。その後、さしたるダメージもなく、無事三位でゴールしたじゃっくが、チャンピオンに輝きました。
ぼくはテレビでしかみていないから、なにも言えないのだけれども。
勝とうとする意志がものすごく強く、そのための方法を知っていて、おまけにそれを実行できてしまうその才能を、ぼくはずっと愛していくと思うのだけれど。
かつてレース中にいってしまった、おなじ才能をもったドライバーよりも、「でも簡単に勝ってもおもしろくない」という一点であなたのほうが偉大だと信じるのだけれども。 でも、後味悪かったよ。
もし、ペナルティがあるのならばそれをうけて、来年は、ちゃんと紅い跳ね馬をチャンピオンに導いてください。
お願いします。