インプレッサWRXという車に乗っています。
2リットル水平対向DOHCターボの「ボクサー」エンジンを積む、国産車の中でも、「疾さ」だけいうのならば、かなり上位にランクされる車。もちろん、それ相応の人がのれば、という条件がついていて、ぼくの場合は、ワゴンだということもあって、雰囲気を楽しむ、というだけなのだけれども。
あっ、この場合は疾い、というのは、ある区間を走るために要する「時間が短い」ということです。
直線が速い車っていうのは、とくにこのごろいっぱいあって、高速道路なんかでも、そういう車がかっとんでることが多い。でもね、それと車が「速い」っていうのはちょっとちがうんだよね。もちろん直線だって速くないといやなのだけれども、それ以上によく曲がれるか、よく止まれるか、そしてよく分かるか、というのが大切なんです。それから、もっといえば、「気持ちいいか」っていうことがいちばんかな。
ここでいう気持ちいいっていうのは、たとえば椅子がいいか、ハンドルがいいか、シフトがよく決まるか、ブレーキタッチが、といったことすべてを指します。インプレッサという車は、その小ささまで含めて、ほんとうに気持ちいい車です。そしてその気持ちよさっていうのは、とばさなくったって分かるんです。
これが結構重要。
だって、ここがいくら田舎だからって、車が悲鳴あげるほどとばすわけじゃないからね。中の人はときどき悲鳴あげるけど。
だからぼくは、この車が結構気に入っているのだけれども、同時に、次のくるまっていうのもわくわくしながらさがしているのです。気持ちいい車って、他にもあるはずだからね。
いま、テレビでル・マン24時間耐久レースをやっています。いままで、さんざんスバルの車がいいっていっておいてなんなんだけれども、今年は是非、がんばってほしいメーカーがあるんです。
がんばれニッサンR390。
がんばれ星野一義。