“ブリジット・ジョーンズの日記” ★★☆
BRIDGET JONES'S DIARY
(2001年イギリス/アメリカ映画)

監督:シャロン・マグアイア
原作:ヘレン・フィールディング
脚本:ヘレン・フィールディング、アンドリュー・ディヴィス他
出演:レニー・ゼルウィガー、コリン・ファース、ヒュー・グラント

 

ベストセラー小説の映画化という話題作。
それに加えて、レニー・ゼルウィガー主演ということが、私にとっては大いなる魅力です。更に、コリン・ファース、ヒュー・グラントという共演者も無視できない要素。

さて、本作品の感想はというと、原作と比べると...、という気持ちがが無い訳ではありません。したがって、本映画を観るについては、原作から一歩離れた方が良いと思います。そうして観るなら、本作品がとても楽しめる映画であることに間違いありません。
とくにレニー・ゼルウィガーあっての魅力と言いたい。
愚かしいところはあるけれど、気が良くて、自分を飾らず目一杯に生きている、30代、シングル女性というブリジット・ジョーンズは、そのままレニー・ゼルウィガーと見事に重なります。キャスティングに思わず拍手。
ブリジットの恋の相手となるコリン・ファース、ヒュー・グラントも、全く違和感はありませんでした。

原作は、決して恋だけのストーリィではないのですが、本映画が専らブリジットと2人の男性との恋模様という展開になるのは、やむを得ないことでしょう。
マーク・ダーシー役のコリン・ファースが、BBCのTVドラマ「
高慢と偏見」(原作:J・オースティン)におけるダーシー役とまるで同じ雰囲気であることが可笑しい。
「ブリジット・ジョーンズの日記」=現代版「高慢と偏見」、という要素の高いことを、改めて再認識させられます。

レニー=ブリジットのいろいろな表情、行動ぶりに出会うことができるので、一度観ただけで終わりにするのはとても勿体無い。
何度繰り返し観ても、少しも飽きることがありません。存分に楽しみたい作品です。

2002.04.14

   
 → 原作:「ブリジット・ジョーンズの日記」

  


  

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