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12.探梅ノ家−居眠り磐音江戸双紙12.− 13.残花ノ庭−居眠り磐音江戸双紙13.− 14.夏燕ノ道−居眠り磐音江戸双紙14.− 15.驟雨ノ町−居眠り磐音江戸双紙15.− 16.蛍火ノ宿−居眠り磐音江戸双紙16.− 17.紅椿ノ谷−居眠り磐音江戸双紙17.− 18.捨雛ノ川−居眠り磐音江戸双紙18.− 19.梅雨ノ蝶−居眠り磐音江戸双紙19.− 20.野分ノ灘−居眠り磐音江戸双紙20.− |
【作家歴】、陽炎ノ辻、寒雷ノ坂、花芒ノ海、雪華ノ里、龍天ノ門、雨降ノ山、狐火ノ杜、朔風ノ岸、遠霞ノ峠、朝虹ノ島 |
鯖雲ノ城、荒海ノ津、万両ノ雪、朧夜ノ桜、「居眠り磐音江戸双紙」読本、白桐ノ夢、紅花ノ邨、石榴ノ蝿、照葉ノ露、冬桜ノ雀 |
侘助ノ白、更衣ノ鷹(上下)、孤愁ノ春、尾張ノ春、姥捨ノ郷、紀伊ノ変、一矢ノ秋、橋の上、東雲ノ空、秋思ノ人 |
春霞ノ乱、散華ノ刻、木槿ノ賦、徒然ノ冬、湯島ノ罠、空蝉ノ念、弓張ノ月、失意ノ方、白鶴ノ紅、意次ノ妄、竹屋ノ渡、旅立ノ朝 |
声なき蝉(上下)、恨み残さじ、剣と十字架、異郷のぞみし、未だ行ならず(上下)、異変ありや、風に訊け、名乗らじ、荒ぶるや、奔れ空也 |
●「居眠り磐音江戸双紙11. 無月ノ橋」● ★☆ |
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2007/10/06
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第11巻。 今回は傍若無人に振る舞う大身旗本、金貸し旗本に磐音が立ち向かい、これを解決する話が3篇。 長篇ストーリィの一部として語れるのは最後の2篇。 「鐘ヶ淵の打掛け」は、吉原会所の四郎兵衛の依頼を受けて、白鶴太夫に振りかかろうとする危機から再び磐音が守る巻。 “居眠り磐音江戸双紙”シリーズ、読了した巻は10冊を越えましたが、興味、面白さは少しも薄れません。 法会の白萩/秋雨八丁堀/金貸し旗本/おこん恋々/鐘ヶ淵の打掛け |
●「居眠り磐音江戸双紙12. 探梅ノ家」● ★☆ |
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2007/10/07
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第12巻。 由蔵に伴を請われ、鎌倉までの2人旅。今津屋の亡き内儀・お艶を供養するため名刹へのお参りと聞いていたが、実は吉右衛門の再縁話の段取り。 「白梅屋敷のお姫様」は、代々奥医師を務める名家の桂川国瑞が屋敷に磐音、中川淳庵、織田桜子を招いて天ぷらを馳走するところから始まるストーリィ。一行を襲ってきた七福神を装う一味が狙ったのは、国瑞か桜子か。 吉祥天の親方/水仙坂の姉妹/師走の騒ぎ/二羽の軍鶏/白梅屋敷のお姫様 |
●「居眠り磐音江戸双紙13. 残花ノ庭」● ★★ |
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2007/10/12
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第13巻。 待ちかねていた、磐音とおこんが新たな局面を迎える巻。 一方、将軍家治の日光社参、その資金の用立てが江戸の両替商らに命じられます。熟慮の末今津屋が幕府に持ち出した条件が、社参途中の支出を両替商側で管理する、というもの。 その他、日暮里周辺に住む大店の隠居を狙った恐喝一味、その用心棒でありかつて直心陰流佐々木道場の剣士であった雑色右馬之介との対決、大身旗本のロリコン隠居に売り飛ばされそうになったおそめの救出、阿蘭陀医師ツュンベリーを襲う一味の撃退といつもながらに大車輪の活躍。各篇とも読み応え充分です。 花びら勝負/おそめの危難/夜半の待伏せ/正睦の上府/カピタン拝謁 |
●「居眠り磐音江戸双紙14. 夏燕ノ道」● ★★ |
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2007/10/14
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第14巻。 いよいよ幕府を挙げての日光社参が始まる。 元々本シリーズの面白さの要素に、経済(貨幣経済、幕藩経営)がありました。この度の日光社参が、勘定方役人をはるかに圧倒する両替商らの実務能力、また磐音らの尽力の上に成り立っていることを家基が気付き、危機感を新たにするところは注目点。 金兵衛がおこんの見合い相手を3人手当して喜んでいる一方で、磐音とおこんの間は順調に進展している様子。 卯月の風/出立前夜/若武者と隼/思川の剣客/女狐おてん |
●「居眠り磐音江戸双紙15. 驟雨ノ町」● ★☆ |
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2007/10/15
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第15巻。 冒頭、日光社参の余韻が残る巻。 その他宮戸川から姿を消した幸吉を探して、磐音がお菰の真似をさせられる篇。南町奉行所の手伝いで捕まえた盗賊の首領を江戸に連れ帰るため甲斐に出向き、富士川上で派手な舟同士の戦いを繰り広げる篇。今津屋を襲う凶盗を佐々木道場の助けを借りて一網打尽にする篇と、いつもながらの活躍が語られます。 暗殺の夜/暑念仏/鰍沢の満エ門/富士川乱れ打ち/蛍と鈴虫 |
●「居眠り磐音江戸双紙16. 螢火ノ宿」● ★☆ |
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2007/10/21
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第16巻。 いよいよ今津屋吉右衛門と小田原脇本陣清水屋右七の次女・佐紀との祝言が近づく。さて仲人はという難問を、またもや磐音が仲介して将軍御側取次・速水左近に頼むこととなる。 一方、白鶴太夫(=元許婚の小林奈緒)に身請けの話が起こる。相手は出羽山形領内の紅花商人・前田屋内蔵助。どこか面差しが磐音に似るところがあるというが、その左顔には大きなあばたがあるという。 そうなってくると、あとは磐音とおこんの話だけとなり、ストーリィが単調になってしまわないかとちと心配。 おいてけ堀勝負/白鶴の身請け/禿殺し/四人の容疑者/千住大橋道行 |
●「居眠り磐音江戸双紙17. 紅椿ノ谷」● ★☆ |
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2007/10/22
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第17巻。 今津屋吉右衛門と佐紀の盛大な祝言から始まる巻。 後半は磐音とおこんの物語。 藩騒動、そして小林奈緒を陰から見守るという役目が終わり、磐音自身の今後の行き方を紡ぎ出そうとする最初の巻。本シリーズにおける最後の幕が上がったと言ってよいでしょう。 十三夜祝言/鰻屋の新香/冥加樽の怪/ふたり道中/法師の湯 |
●「居眠り磐音江戸双紙18. 捨雛ノ川」● ★☆ |
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2007/10/27
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第18巻。 上州法師の湯から戻ったおこんは今までより落ち着きをみせ、人間がひと回り大きくなった、というのが由蔵評。 春が来たのは磐音、おこんの2人だけではありません。 相変わらずの剣戟は、密かに長崎から江戸にやってきた唐手の達人、唐人の偉陽明との対決等々。 土中の甕/おこぼれ侍/鐘四郎の恋/履と剣/面影橋の蕾桜 |
●「居眠り磐音江戸双紙19. 梅雨ノ蝶」● ★★ |
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2007/10/28
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第19巻。 直心影流・佐々木道場の増築工事が順調に進む傍ら、磐音は師の玲圓から、養子となって道場の後継者になってくれぬかとの申し出を受けます。 磐音の傷が癒えた頃、尚武館と新たに名付けられた佐々木道場の増築が完成。その杮落としとして、江戸市中の名だたる剣客らを集めての大試合が催されます。 なお、お馴染みの磐音が剣を振るっての活躍は、今津屋を襲う凶悪犯一味との戦い、そして刺客との二度目の立会い。 番頭殺し/不覚なり、磐音/怪我見舞い/千面のおさい/四十一人目の剣客 |
●「居眠り磐音江戸双紙20. 野分ノ灘」● ★★ |
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2007/10/29
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“居眠り磐音江戸双紙”シリーズの第20巻。 佐々木玲圓道場の後継となる件について豊後関前藩の父・正睦へ知らせた手紙の返信が磐音の元に届きます。 磐音は6年に亘る宮戸川の鰻割きの仕事も辞め、金兵衛長屋も引き払う。おこんもこれを機に10年勤めた今津屋から身を引くことが決まる。 ストーリィとしては何ということもない巻ですが、長きにわたる本物語において最も晴れがましい部分であることでしょう。 紅薊の剣客/夏の灸/一郎太の蟄居/二つの長持ち/遠州灘真っ二つ |
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