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2.四十七人目の浪士 3.島津奔る 4.遁げろ家康 5.本能寺 6.天下騒乱−鍵屋の辻− 7.忠臣蔵夜咄 8.平家 |
●「四十七人の刺客」● ★★★ 第12回新田次郎文学賞受賞 |
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1992年09月 1995年09月
1993/02/07
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文句無く面白いと思った1冊。 |
●「四十七人目の浪士」● ★★★ |
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1997年09月 1994/08/28 |
読み甲斐のある1冊。 浪士の遺族らを救うため、ただ一人生き残った寺坂吉衛門が討入事件の3年後幕府に自首し、再度幕閣の柳沢吉保と対決するというストーリィ構成は、まさに圧巻!。 仕舞始/飛蛾の火/命なりけり/最後の忠臣蔵 |
※映画 → 「最後の忠臣蔵」
●「島津奔る」● ★★ 柴田錬三郎賞 |
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2001年06月
1999/01/17
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朝鮮からの撤退戦(慶長の役)に始まり、関ヶ原の戦いを主とした、島津維新入道義弘を主人公とする歴史小説。 |
●「遁げろ家康」● ★★★ |
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2002年02月
1999/12/01
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読む傍から可笑しい、
という歴史小説。 |
●「本能寺」● ★★ |
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2004年01月
2000/06/30
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信長というと、何故こうまでわくわくするのでしょうか。多分、その進取性、
革新性の故だろうと思います。 ※もし未読でしたら、秋山駿「信長」・司馬遼太郎「国盗り物語−織田信長編−」(共に新潮文庫)もお勧めです。 |
●「天下騒乱 鍵屋の辻」● ★★ |
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2000/10/24
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赤穂浪士と並ぶくらいに有名な、荒木又右衛門による“鍵屋の辻”仇討ち事件を描いたストーリィ。 |
●「忠臣蔵夜咄」● ★☆ |
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2006年11月 2003/03/30 |
池宮版忠臣蔵「四十七人の刺客」の副読本と言うべき、歴史エッセイ。 上記エッセイの他、井上ひさし(「イヌの仇討」)・丸谷才一の2氏、森村誠一(「忠臣蔵」)・半藤一利の2氏、南條範夫氏との3対談も楽しめます。 忠臣蔵の詩と真実/忠臣蔵を語る/四十七士銘々伝 |
●「平 家」● ★★☆ |
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2002/12/28
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現代的視点から、革新者として新たな平清盛像を描きだしているのが、何と言っても本作品の特色かつ魅力。 ストーリィは源義朝による平治の乱を契機に、平清盛が後白河上皇と組んで急速に隆盛していく様から始まります。 中巻に至ってもそれは変わらず。引続き国政改革に強い意思をもって臨む清盛が描かれます。最大の抵抗勢力は、自分達の権益を守ることばかりを考え、民のことを一顧だにしない藤原官僚群。そのしぶとさ、根の深さは、現代日本の政治、官僚組織を比喩しているといって過言ではありません。 下巻にて清盛が死した後は、もはや歴史の流れを追うのみ。 (上巻)1.兵乱発起/2.六波羅合戦/3.改革の兆し/4.反対勢力/5.平家躍進 |