藤岡陽子作品のページ No.1


1971年京都府生、同志社大学文学部卒。報知新聞社にスポーツ記者として勤務したが退社、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後、慈恵看護専門学校を卒業し看護師。同時に小説を書き始め、2006年「結い言」にて宮本輝氏が選考する第40回北日本文学賞選奨を受賞。09年「いつまでも白い羽根」にて作家デビュー。2020年現在、京都市内の脳外科クリニックに看護師として勤務。


1.
いつまでも白い羽根

2.
海路−テーマ競作「死様」−

3.
トライアウト

4.
ホイッスル

5.
手のひらの音符

6.
波風

7.
闇から届く命(文庫改題:むかえびと)

8.
晴れたらいいね

9.おしょりん

10.テミスの休息

満天のゴール、この世界で君に逢いたい、海とジイ、跳べ暁!、きのうのオレンジ、メイド・イン京都、金の角持つ子どもたち、空にピース

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1.

「いつまでも白い羽根」● ★☆


いつまでも白い羽根画像

2009年06月
光文社刊
(1900円+税)

2012年02月
光文社文庫化


2012/03/02


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最近は柔らかい印象の作品が多いのですが、その中で珍しく骨太な長篇小説。
そのため、フィクションというよりノンフィクションに近い印象を受けます。そんな印象を受ける理由は、骨太という以外に主人公のキャラクターにもあります。

主人公の木崎瑠美、父親が鬱病になり失職、そのため私立大学への進学は無理。国立大を受験したものの不合格となり、滑り止めとしていた看護専門学校に入学することになります。
そうした経緯ですから、看護師に特段なりたい訳でもなく、いつ辞めようか、もう一度国立大を受験しようかと迷いながら授業や実習に通う日々。
そんな中でいつのまにか
山田千夏という親友ができ、いろいろな事情を抱えた同級生たちとも関わりながら、一歩一歩看護師への道を歩んでいきます。
この瑠美がとてもストイック。笑顔はなくいつも仏頂面、思ったことをずけずけ口にする、というタイプ。
だからこそ、看護師という職業を冷静、傍観者的に見る、という視点が生まれているのだろうと思います。

作者の藤岡さん自身、大学を出て新聞社勤務、留学を経て看護専門学校を卒業している訳でその経験が生かされている作品と言えます。それと同時に、藤岡さんが感じる問題点の一部が本作品の中で提起されているのだろうと思う次第です。

              

2.

「海 路(うみじ)−テーマ競作「死様」−」● ★☆


海路画像

2011年06月
光文社刊
(1200円+税)


2012/01/27


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老医師、中年看護師、ただ一人若い事務員、という3人で営んできた月島診療所。
老医師が突然診療所を閉じると言い出したと思ったら、閉院直前に姿を消してしまう。中年の看護師は老医師の行き先は南の島に違いないと見当をつけ、彼を探しにその島へ向かう。
その老医師の胸中には何があったのか、というストーリィ。

老医師はもう随分以前に妻と離婚し、それ以来一人息子とも会うことなく、孤独の身。
一方、主人公である中年看護師も、一時期ろくでもない男と同棲したことがあるだけの、寂しい身の上。
老医師が言う、このまま衰え、自分一人では何もできなくなるのが怖い、という気持ち、判る気がします。そしてそれは、一人暮らしの中年看護師にも共通すること。
一人取り残されるという恐怖感、テーマが「死様」であるから、陰鬱なストーリィ展開になるのは仕方ないのかもしれません。
でも、反対に自分で生きがいを見つける、という道を見つけることもできるのではないでしょうか。
否定的なことばかり語られると、かえって逆の可能性を信じたくなります。本ストーリィ、いわば逆療法なのではないか、と思います。

                  

3.

「トライアウト try out」● ★☆


トライアウト画像

2012年01月
光文社刊
(1500円+税)

2015年03月
光文社文庫化



2012/02/14



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未婚で子供を産み、そのうえゴシップに巻き込まれて白眼視されながらも頑張って会社に勤務し続けてきた久平可南子と、甲子園のヒーローとしてプロ野球界に入り一時は活躍したものの今はトライアウトに参加する身となった深澤翔介
そんな2人が、可南子が9年ぶりに現場(新聞社の運動部)に異動しトライアウトの取材を命じられたことを契機に再び相見えたところから始まるストーリィ。

お互いに頑張ってきた、でも今は転機の時を迎えた。これまで頑張ってきたことに意味は有ったのか、甲斐は有ったのか。そしてこれからの道をどう選択すべきなのか。
可南子にとっては生計を立てていく上で仕事も大切ではあるが、まず8歳になる息子=
孝太との関係が課題。生後1年間頑張ったものの、その後孝太は可南子の実家、宮城県の祖父母の元に引き取られて育っている。大柄で野球に大いなる天分を見せる小学2年生。
一方の深澤は現役続行にこだわるが、トライアウト後もまだ道は定まらない。
ただ頑張るだけでは意味がない。そこにどんな意味があるのか、何についてどう頑張るのか、2人がそれを見直すストーリィと言えるでしょう。

最近「頑張れ」という言葉は必ずしも適当ではないということが言われますが、2人の頑張っている姿にはやはり胸を打つものがあります。
本ストーリィの魅力は、孝太のキャラクター、可南子との母子関係にあります。孝太、実にいい子なのです。親の頑張りを見ているからこそ、かもしれません。

              

5.
「ホイッスル Whistle ★☆


ホイッスル

2012年12月
光文社

2016年11月
光文社文庫

(780円+税)



2020/05/17



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藤岡さんの作品の内、唯一未読だった作品。コロナ対応で自宅待機が増えているところを良い機会として読了しました。

2人の娘を育てながらパート勤めもしている主婦=
上村香織のところに、65歳になる母=園村聡子から、何日前から父親と連絡が取れなくなっていること、父親がいつの間にか自宅を売却したみたいで不動産屋から月末までに家を出るように督促された、との電話かかかってきます。
父親の
、入院した先で知り合った看護師の沼田和恵・48歳に篭絡されて度々金を貢いでいたうえに、和恵と一緒に暮らすためと自宅を売却、出奔したという次第。
娘の香織、姪で娘同然の
優子に支えられ、聡子は仕事とアパートを見つけて自活の道へ足を踏み出すと同時に、慰謝料請求の訴訟に踏み切ります。

長年連れ添った夫婦の間に起きた問題。刊行当時はまさに大きな社会問題だったのでしょうけれど、今は育児放棄の問題が中心となっていますから、時事的にはちょっと古いとも感じますが、今も変わらぬ夫婦における問題なのだろうと思います。

その意味では、聡子と章だけの特別な問題ではなく、稼ぎの悪い夫のために何故仕事・家事と自分ばかり苦労しなければならないのかという不満は、香織と夫=
圭太郎、和恵と風俗通いばかりの夫=敏夫とも共通するところ。
そして、章、圭太郎、敏夫とも妻を何もできない人間と見下す、あるいは軽視しているところも共通していて、幾らなんでもオイ、オイと言いたくなります。

そうした中で、訴訟を起こし、数々の面倒ごとを乗り越えて勝訴を勝ち取ることにどんな意味があるのか。
お金の問題ではない。自分がどれだけ傷ついたか、それがどれだけ自分に対して不当であるかを訴え、そのことによって自分の人生を立て直すことの大事さが謳われているストーリィ。
最後、3人の女性たちの姿が清々しい。

題名のホイッスルは、アンフェアな行為に対する警告と、試合終了の宣言と2つの意味を持っているのだろうと思います。
それにしても人生って、最後の最後まで何が起きるか分からない、と思っていた方が良いのでしょうか。

       

5.
「手のひらの音符」 ★★


手のひらの音符画像

2014年01月
新潮社刊
(1400円+税)

2016年09月
新潮文庫化


2014/10/31


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本書の刊行時、紹介文に余り魅力を感じず見送った作品ですが、「波風」の読書をきっかけに読むに至り、心から良かったと感じています。

主人公の
瀬尾瑞樹は、45歳、独身。16年間に亘り勤務する会社で服飾デザイナーとして働いてきた。しかし、格安衣料の普及によりついに社長が服飾からの事業撤退を決定し、瑞樹は途方に暮れた気分。
そんな時に突然電話をかけてきたのは、中学・高校が一緒で現在は市役所職員の
堂林憲吾。瑞樹が今の道に進むきっかけを作ってくれた恩師=上田遠子58歳が、余命短く現在入院中との知らせ。さっそく瑞樹は東京から京都に向かい、遠子先生を見舞います。
そこから、現在と過去を何度も行き来しつつ、瑞樹と憲吾、そしてもう一人、瑞樹と同じ団地で育った幼馴染でありずっと消息不明となっている
森嶋信也との物語が展開されていきます。

瑞樹も信也も憲吾も、育った家庭環境は決して恵まれたものではありません。そして現在の境遇も、一般的な“幸せ”という姿からすると寂しさを感じさせるものかもしれません。
それでも3人に共通するのは、どんな時でも投げやりになることなく、ひたむきに、一生懸命に生きてきたということです。

本作品は、頑張り、精一杯、生きてきた人たちの物語。
そして同時に、真面目に一生懸命生きようとしている人たちへのエールと言うべき物語です。お薦め!

    

6.
「波 風」 ★★☆


波風画像

2014年07月
光文社刊
(1500円+税)

2019年06月
光文社文庫



2014/08/29



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これまでの藤岡作品については、もう1歩が欲しいと感じていたものですが、本書は文句なく良い! 2歩も3歩も進んだという印象です。
ごくありふれた日常生活の中で、些細だすがとても大切な一歩を踏み出す、という感動的な場面を描いた短篇集、7作品。

表題作
「波風」は看護学校、大学病院で一緒だった友人=美樹が突然訪ねて来て、主人公の朋子にある場所に一緒に行ってほしいと頼み込んでくるという話。朋子が美樹の行動を支えるという話ではあるのですが、それは朋子自身にも好影響を及ぼす、という展開。新たなスタートを切るためという点で爽やかな篇。

それだけなら好感というだけの印象で終わるところだったのですが、次の
「鬼灯」にておや?と思わされ、そして「月夜のディナー」で完全にやられました。主人公である華絵の弟=裕輔が結婚式を挙げるという前日、母親から捨てられた観のある姉弟を引き取り育ててくれたマア子おばさんと姉を高級中華料理店に招待するという話。回想が主となるストーリィですが、読み進むにつれ感動がどんどん大きくなっていき、最後の言葉にはもう陶然とする思い。この一篇だけでも読めたことは幸せ、という作品です。

「テンの手」は、将来を有望視された高校野球の投手が事故で右手を失い・・・という話ですが、読後感はかなり深い。
また
、「結い言」は宮本輝氏が北日本文学賞選奨に推した一篇。地味な作品ですが、この一篇の深い味わいは大いに魅力です。

最後の
「デンジソウ」は平凡な元専業主婦を主人公にした一篇ですが、広がりをもったストーリィ、私は好きです。

本書は、様々な味わいを愛しめる、宝石箱のような一冊、お薦めです。

波風/鬼灯(ほおずき)/月夜のディナー/テンの手/結い言(ゆいごん)/真昼の月/デンジソウ

      

7.
「闇から届く命」 ★★
 (文庫改題:むかえびと)


闇から届く命画像

2015年02月
実業之日本社
(1600円+税)

2018年04月
実業之日本社文庫



2015/03/01



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過酷な勤務実態に耐えながらも使命感をもって働く助産師たちの姿と、産婦人科病院で繰り広げられる様々な妊婦たち、出産のドラマを描いた長編小説。

主人公の
有田美歩は6年目の助産師。
彼女が勤める都内の
ローズ産婦人科病院は、助産師の正職員が僅か4名、院長以外の常勤医師は1名のみという、出産が昼夜を問わず起こることを思えば夜勤も含めて過酷な医療現場。
まして
野原院長の医療レベルは低く、巣川師長も過去のトラウマから出産の取上げが出来ないという信じ難い状況。院長・師長という肝心の人物との連絡が始終取れなくなるという状態であっても病院の現場が回せているのは、美歩がその技量を尊敬してやまない草間辻門というベテラン助産師、後輩助産師の戸田理央の頑張り、そして高い技術を持ち真摯に対応する佐野という唯一の常勤医師が奮闘しているから。

ローズ病院で繰り広げられる様々な出産ドラマに、後半少々のサスペンス要素も加わる本作品ですが、ストーリィの根幹は芽生えた命を無事に取上げようという助産師たちの熱い思いにあることは明らかです。
自身看護師である藤岡さんだからこその迫真ある医療現場の描写には圧倒される思いです。
女性読者の方が感動大きいかもしれませんが、男性も読んでみたら為になるのではないかと思う次第です。

※本書を読んで思い出したのは次の2作。興味を引かれましたら是非お薦めです。
 帚木蓬生「臓器農場」、中平邦彦「パルモア病院日記

       

8.

「晴れたらいいね ★☆


晴れたらいいね

2015年07月
光文社刊

(1200円+税)

2018年08月
光文社文庫化



2015/08/10



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都内の病院に勤める高橋紗穂、24歳が主人公。
昏睡状態のまま入院している
雪野サエ95歳の様子を見回っている最中、突然大きな地震に見舞われます。
紗穂が意識を取り戻すとそこは昭和19年のマニラ、何と紗穂は、当時日赤から従軍看護婦として戦地に派遣されていた雪野サエにタイムスリップしていた。
そんな事実を周囲に説明できる訳もなく、親友であり同じ従軍看護婦である
藤原美津らに助けられ、紗穂は雪野サエとして戦地での看護業務に邁進していきます。

率直に言って
大岡昇平「野火」などに比べると、転進行動などはそんな甘いものではなくもっと悲惨なものであった筈と思いますが、命を守る看護婦、戦地における女性の視点という面は得難いものと思います。
とくに手榴弾による自決方法を説明する横柄な陸軍伍長に対して放った紗穂の本心からの叫びである、
「まだまだこの先やりたいことだってたくさんある。誰が始めたかわからない、誰のためなのかもわからない、こんな戦争なんかで死にたくない」という言葉は圧巻。
「お国のため」という一言に封じ込めて死地に赴いていったであろう多くの戦死者たちが内心に秘めていたであろう叫びを痛感する思いです。

だからこそ軽々に軍事力など行使してはならないのだと、強く思います。
安保改正を強引に進める安倍政権は理念先行ばかりで、過去のこうした心の痛みが欠落しているのではないかと危うさを感じざるを得ないのです。


※なお、題名はドリカムの曲。戦地で紗穂が仲間の看護婦たちを勇気づけるために歌うという設定です。

 

9.
「おしょりん」 ★☆


おしょりん

2016年02月
ポプラ社刊

(1600円+税)



2016/03/24



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私はまるで知らなかったのですが、福井県にある増永眼鏡(株)は創業1905年(明治38年)、現在は世界トップクラスの技術を誇るメガネメーカーなのだそうです。
本書はその増永眼鏡を福井の土地に創業した
増永五左衛門幸八兄弟の苦悩、葛藤、苦闘を、五左衛門の妻となった<むめ>の視点から描いた長編小説。

何故福井県の麻生津村生野という村で新規事業を志したかというと、狭い土地である故に農業の先行きに何の希望も見い出せなかったから。
早くから東京、大阪という都会に出て行き時代の先端を見てきた末弟=幸八に対して、ずっと故郷に留まっていた長兄=五左衛門は家を守るという責任を負い、何かと保守的。したがって、眼鏡事業がすんなり始まった訳ではありません。
まして、農業主体のこの村にどうやって眼鏡作りの技術を育てることが出来ようか。

本書の読みどころは、起業の目的が儲けることではなく、故郷の土地を繁栄させるためにあった、という点。また、これからは女性にも学問が必要、そのためにも眼鏡は役に立つという思いを主な登場人物たちが抱えていることでしょう。

格別の、ドラマチックな展開は本書にありませんけれど、地道でしぶとい、そして賢明な頑張りにお目にかかることができます。
※なお、本書題名の「おしょりん」とは、積雪の表面が凍った状態のことだとか。

     

10.
「テミスの休息 The Rest of Themis ★★


テミスの休息

2016年04月
祥伝社刊

(1500円+税)



2016/05/06



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戦地での物語明治時代の起業話と来て、今度は法律事務所を舞台にしたストーリィ。藤岡陽子さん、どんどん領域を広げているようで、楽しくもあり、ますます期待が広がる、という気持ちです。
本書は、神奈川県鶴見にある小さな法律事務所が舞台。
芳川有仁は8年前に独立してこの事務所を構えた弁護士で、現在40歳。
唯一人の事務員である
沢井涼子は8年前に離婚してシングルマザー、事務所開業時に雇われ、現在44歳。息子の良平は間もなく高校生、というのが主役である2人の状況です。

法律事務所、弁護士というと一般的には法律闘争や事件解決といったストーリィが多いかと思うのですが、本書はかなり趣を異にします。
本書では芳川弁護士一人が主役なのではなく、事務員の沢井涼子と2人が良きペアとなって依頼案件に向かい合っている、という印象です。したがって弁護士的な見方に偏らず、涼子の視点も混じえてごく普通の人の感覚を大事にしているところが貴重。
芳川弁護士に功成り名遂げるとか儲けるといった姿勢は全く感じられず、依頼人の気持ちに寄り添い彼らが自分の気持ちに決着をつけるための手伝いをする、ということが彼の基本姿勢らしい。
それこそが依頼人にとっては一番大事なことであり、本書は人にとって大切なことは何か、を問い掛けてくるストーリィのように感じられます。
主役である芳川&涼子2人の依頼人に寄り添おうとする優しさに、何とも救われるような気持ちがして胸が温かくなります。

「卒業を唄う」は、10年も付き合っていた恋人から突如婚約を破棄された女性が依頼人。
「もう一度、パスを」は少年院出所後更生の道を堅実に歩んできた青年が心ならずも再び事件を起こしてしまった顛末。
「川はそこに流れていて」は、芳川の祖母が遺した遺言書を巡る親族間の紛議に芳川が引きずり込まれます。
「雪よりも淡いはじまり」は、芳川の学生時代の女友達が、不倫相手の妻に渡した慰謝料を取り戻そうとします。
「明日も、またいしょに」は、友人の母親が起こした交通事故に否応なく良平も関わります。
「疲れたらここで眠って」は、芳川の独立当初から手掛けてきた労災認定請求事件がいよいよ最終意見陳述に。

※なお、表題にある
「テミス」とはギリシア神話に登場する正義の女神のこと。その像は片手に天秤、もう一方の手に剣を持ち、法律が公正で厳格なものを示しているそうです。

卒業を唄う/もう一度、パスを/川はそこに流れていて/雪よりも淡いはじまり/明日も、またいっしょに/疲れたらここで眠って

        

藤岡陽子作品のページ No.2

   


   

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