4.藤沢周平全作品リスト

作品名

発行

読了

備 考

暗殺の年輪
直木賞

1973文芸春秋
1978文春文庫

1997

短編集 
原点として、やはり読んでおきたい作品! 「ただ一撃」も忘れ難い作品

又蔵の火

1974文芸春秋
1984文春文庫

短編集

闇の梯子

1974文芸春秋
1987文春文庫

短編集

冤罪

1976青樹社
1982新潮文庫

短編集

雲奔る
車墨河を渡るを改題)

1975文芸春秋
1982文春文庫

長 編

暁のひかり

1976光風出版
1986文春文庫

短編集

逆軍の旗

1976青樹社
1985文春文庫

短編集

竹光始末

1976立風書房
1981新潮文庫

1990

短編集
サラリーマンの悲哀的、他

時雨のあと

1976立風書房
1982新潮文庫

短編集

義民が駆ける

1976中央公論社
1980中公文庫

長 編

闇の歯車
(狐はたそがれに踊るを改題)

1977講談社
1981講談社文庫

1994

長 編

闇の穴

1977立風書房
1985新潮文庫

短編集

喜多川歌麿女絵草紙(歌麿おんな絵暦を改題)

1977青樹社
1982文春文庫

1993

連作短編

長門守の陰謀

1978立風書房
1983文春文庫

短編集

春秋山伏記

1978家の光協会
1984新潮文庫

1993

連作短編 
庄内地方の民話を読むような印象

一茶

1978文芸春秋
1981文春文庫

長 編

用心棒日月抄

1978新潮社
1984新潮文庫

1987

連作短編 
忠臣蔵の外伝として書かれたものですが、代表的な人気シリーズとなりました。青江又八郎、細谷源太夫、吉蔵ら登場人物が魅力

神隠し

1979青樹社
1982新潮文庫

短編集

消えた女−彫師伊之助捕物覚え−
(呼びかける女を改題)

1979立風書房
1983新潮文庫

1988

長 編  
江戸を舞台にしたハードボイルドはこのシリーズに尽きる、というにふさわしい作品。他のシリーズにない魅力があります

回天の門

1979文芸春秋
1986文春文庫

長 編

驟り雨

1980青樹社
1985新潮文庫

短編集

橋ものがたり

1980実業之日本社
1983新潮文庫

1993

短編集 市井もの
作者の持ち味を満喫することができる作品の数々。とくに「思い違い」を私は忘れることができません

霧の果て−神谷玄次郎捕物控−
(出会茶屋を改題)

1980双葉社
1985文春文庫

1993

連作短編
立花登、伊之助に並ぶ探索物連作短篇

春秋の檻−獄医立花登手控え−

1980講談社
1982講談社文庫

1993

連作短編 
初めて読んだ時は暗いストーリィだと思いましたが、繰り返し読んでいる内に江戸時代の青春篇というような若々しさを感じました。山本周五郎「赤ひげ診療譚」の保本登に対抗するような主人公です。こちらの方が若者らしい

孤剣−用心棒日月抄−

1980新潮社
1984新潮文庫

1987

連作短編 
青江又八郎と名コンビになる女忍びの佐知が活躍をします。更なる魅力が展開

闇の傀儡師

1980文芸春秋
1984文春文庫

長 編

隠し剣孤影抄

1981文芸春秋
1983文春文庫

1993

短編集
数々の秘剣が登場。それにまつわる登場人物も多彩。暗い話もあるし、しみじみとした味わいのある作品もあります。とくに「女人剣さざ波」の邦江が忘れ難い主人公です

隠し剣秋風抄

1981文芸春秋
1984文春文庫

1993

夜の橋

1981中央公論社
1984中公文庫

短編集

時雨みち

1981青樹社
1984新潮文庫

短編集

風雪の檻−獄医立花登手控え−

1981講談社
1983講談社文庫

1993

連作短編 
立花登の活躍はますます好調

周平独言

1981中央公論社
1984中公文庫

1997

エッセイ

霜の朝

1981青樹社
1987新潮文庫

短編集

密謀

1982毎日新聞社
1985新潮文庫

1997

長 編  
関ヶ原時、上杉の行動の理由を解き明かす。珍しい戦国大名もの。注目したいところ

漆黒の霧の中で−彫師伊之助捕物覚え−

1982新潮社
1986新潮文庫

1986

長 編  
私にとっては、初めて読んだ藤沢作品です。何故読んだのかは覚えていませんが

愛憎の檻獄医立花登手控え−

1982講談社
1984講談社文庫

1993

連作短編 
立花登の待遇も徐々に改善してきた様子です

よろずや平四郎活人剣

1983文芸春秋
1985文春文庫

1992

連作短編 
用心棒シリーズに似て非。比較して読むべし

人間の檻−獄医立花登手控え−

1983講談社
1985講談社文庫

1993

連作短編 
立花登シリーズ完結編。青春時代からの訣別の時がやってきた、というところ

刺客−用心棒日月抄−

1983新潮社
1987新潮文庫

1987

連作短編 
何故か、用心棒シリーズはこの作品から読み始めてしまったのです

龍を見た男

1983青樹社
1987新潮文庫

短編集

海鳴り

1984文芸春秋
1987文春文庫

1997

長 編 
妻子ある商家の主人と、夫のある商家の妻の恋の行方を描く名作。二人を応援したくなるストーリィ展開は流石のもの。渡辺淳「失楽園」と同様に心中予定だったが、変更したとのことです

風の果て

1985朝日新聞社
1988文春文庫

1994

長 編  
出世競争は必ずしも非ならず。サラリーマンの出世競争を見るようです

決闘の辻

1985講談社
1988講談社文庫

短編集

ささやく河−彫師伊之助捕物覚え−

1985新潮社
1988新潮文庫

1988

長 編 
伊之助シリーズはたった3冊。もっと読みたかった異色の作品でした

白き瓶 小説長塚節

1985文芸春秋
1988文春文庫

長 編

花のあと

1985青樹社
1988文春文庫

短編集

小説の周辺

1986潮出版社
1990文春文庫

1997

エッセイ

本所しぐれ町物語

1987新潮社
1990新潮文庫

1990

連作短編 市井もの
アンダスン「ワインズバーグ・オハイオ」と同じ構成の短篇集

蝉しぐれ

1988文芸春秋
1991文春文庫

1991

長 編  
海坂藩もの代表作。詩情溢れる名品

たそがれ清兵衛

1988新潮社
1992新潮文庫

1991

短編集  
「隠し剣」と同じ傾向の短編集 人物設定に妙味があること、明るさがあることが「隠し剣」に優る魅力の理由

麦屋町昼下がり

1989文芸春秋
1992文春文庫

1992

短編集 
あまり覚えていないのですが、表題作の決闘シーンはまさに手に汗握る、という風がありました

市塵

1989講談社
1991講談社文庫

1997

長 編  
新井白石の話。それにしても藤沢周平には粗さというものがないと、つくづく感じた作品

三屋清左衛門残日録

1989文芸春秋
1992文春文庫

1993

連作短編 
元用人の隠居後の生活を描く、作者得意の連作短篇

玄鳥

1991文芸春秋
1994文春文庫

1994

短編集

凶刃−用心棒日月抄−

1991新潮社
1994新潮文庫

1991

長 編 
シリーズ完結作、でも趣は前3作とまるで違います。クロフツばりの探索推理もの。幕切れの明るさが私は大好きです!

天保悪党伝

1992角川書店
1993角川書店
2001新潮文庫

2002

長 編

秘太刀馬の骨

1992文芸春秋
1995文春文庫

1993

連作短編 
武士もので骨のある連作短篇。内容は、登場する武士ひとりひとりの人生を描き出すようで、味わい深いものがあります

夜消える

1994文春文庫
1995文芸春秋

1994

短編集

半生の記

1994文芸春秋
1997文春文庫

1998

自 伝  
藤沢さんの作家に至るまでの道筋は他で紹介されているとおり。本書では最初の悦子夫人との経緯が書かれており、妻の死を救えなかった無念の気持ち等を吐き出すために懸賞小説へ応募し始めたという一文が印象的

ふるさとへ廻る六部は

1995新潮文庫
1998新潮社

エッセイ

日暮れ竹河岸

1996文芸春秋
2000文春文庫

1997

短編集  
ごく短い作品。一瞬だけ触れ合うような味わい

漆の実のみのる国

1997文芸春秋
2000文春文庫

1997

長 編  
童門冬二「小説上杉鷹山」とはまるで違った出来上がり。作者の現代への警鐘・批判を感じます

早春

1998文芸春秋

1998

短編集  
時代もの2篇+珍しい現代もの1篇+エッセイ。現代ものを除けば如何にも藤沢さんらしい味わい

静かな木

1998新潮社
2000新潮文庫

1998

短編集  
円熟した巧さを感じる、海坂藩もの短篇3作。うち1作は以前にもあったようなストーリィですが、前後2作はユーモラスさが堪らなく嬉しい。海坂藩の支藩として“海上藩”が登場

藤沢周平未刊行初期短篇 2006文芸春秋

2006

短編集
作家デビュー前に雑誌掲載された14篇を収録
海坂藩大全(上下) 2007文芸春秋

2007

短編集
海坂藩を舞台にした短篇を収録
上巻:10篇、下巻:11篇
帰省−未刊行エッセイ集− 2008文芸春秋

2008

エッセイ集 
  
乳のごとき故郷 2010文芸春秋

2010

エッセイ集
藤沢周平記念館開館記念出版

  


 

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