著者 | 瀬名秀明 |
出版社 | 角川書店 |
読破期間 | ? |
これまた、有名ですね(^_^;;)映画化までされましたし。しかし、リングでこれについて触れた以上この本についても述べておいたほうがいいでしょう。
細胞内のミトコンドリアが実は独立した生命であったとか、ミトコンドリアが生成する前エネルギーで人体が発火するとか、ミトコンドリアイブとか言う話はまだうなずけます。(もっともミトコンドリアが独立した生命であったかどうかと言う話は否定的な意見もありますが。)
しかし、この本で描かれているミトコンドリアの行動原理にはちょっと引っ掛かるものがあります。
何でわざわざ寄生したのにその宿主に取って代わる必要があるのか?私がミトコンドリアイブだったら乗っ取るなんて事しないで、こっそり影から支配ですね。(今でも実はそうなっていて、自分だと思っているのは実は細胞内のミトコンドリアだったりして。)しかしまあ、ホラー小説なんだから、ミトコンドリアが攻撃的で支配欲が強かったなんてのもありなのかもしれないですがね。ああ、良く考えたら寄生生物なんてそんなものか。宿主食い尽くして終わったら次へ移動しますね。 まあ、所詮は単細胞って訳ですか。
まあそんな細かい突っ込みを抜きにすれば非常に楽しめる物語でしたね。最後のミトコンドリアのオスとメスで争って終わりってのは、ちょっとお粗末って感じではありましたが。
どうでもいい話ですが、このお話の中で使われているコンピュータがMacってのが、実は結構気に入ってます。(^_^)
お名前 | 評価 | コメント |
鈴木祥一 | ミトコンドリアのアイディアはありがちです。
私的には納得いってないです。 ストーリーとしてはおもしろかったけど。 |