sd_1.htm (c)nemaki-neko created 1998/09/27 updated 1999/05/16
サンディエゴ−位置・人口・人種
サンディエゴ(San Diego)は、アメリカ合衆国西海岸、カリフォルニア州の、海岸沿いの最南端に位置する。
ロサンジェルスから、南に約200Km、そして、南隣は、国境を越えてメキシコであり、サンディエゴ中心部から、メキシコ国境までは、約30Kmという近さである。
国境を越えたところにあるメキシコ側の都市は、ティファナ(Tijuana)で、サンディエゴ−ティファナ間は、世界一人の行き来が多い国境である。
サンディエゴ郡(San Diego County)(注1)は、サンディエゴ市(San Diego City)のほか、Coronado, Chula Vista, El Cajon, Imperial Beach, Del Mar, Encinitas, Carlsbad, Oceanside, La Mesa, Lemon Grove, Poway, Escondido, National City, Solana Beach, San Macros, Vista, Santeeの各市から構成される。たんにサンディエゴという場合は、郡全体を指すことが多い。
人口は、サンディエゴ郡全体では約270万人で全米3位(注2)の郡、サンディエゴ市は約120万人で全米7位(注2)の市である。
サンディエゴ郡の人種別人口構成は(注2)、
| 白人 | 62% |
| ヒスパニック | 23% |
| アジア・他 | 9% |
| 黒人 | 6% |
ということで、メキシコの国境が近いだけあって、ヒスパニック（メキシコ等、スペイン語圏）が多い理由は、わかるのだが、なぜかアジア人まで多いという不思議なところなのです。人口構成ではアジア人より少ないとはいえ、黒人もごく普通に見かけるし、まさに人種の坩堝アメリカを象徴するような土地です。（もっとも、サンディエゴだけでなく、カリフォルニア全体の傾向のようですが）
アジア系は、フィリピン人、日本人、韓国人、ラオス人、カンボジア人、中国人、ベトナム人が多く、ほかに、ヨーロッパも含めると、イタリア人、ギリシャ人、アルメニア人が多いそうです。
私が住んでいたアパートから、それほど遠くないところにある、Convoy Street
というところは、日本人、韓国人、中国人が特に多いところのようで、日本語や中国語の看板があるかと思えば、ハングル文字の看板ばかりの一角があったり、という場所なのでした。
(注1)カウンティー(County)は、「郡」と訳されることが多いが、「州」と「市」の中間で、「知事」とか「市長」に該当する「長」もいる自治体のようだ。住所表記のためのみに残っている（「○○支庁管内」が一般的な北海道ではその意味さえも失われている）日本の「郡」とは位置付けが違うようである。
(注2)人口、人種構成のデータは、1996年現在のもので、「SAN
DIEGO PASSPORT 1997-1998 EDITION」
by American Host ISBN 0-9658300-0-4 を参考にしました。