1999 Formula One World Champion Ship

Round 16. Japanese GP. Results

Last updated, 99/11/01


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第16戦 日本GP最終結果
◇10月29日〜10月31日
 鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)(5.864Km×53周)
  • 1 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 2 M.シューマッハ(フェラーリ)
  • 3 E.アーバイン(フェラーリ)
  • 4 H−H.フレンツェン(ジョーダン・無限ホンダ)
  • 5 R.シューマッハ(ウィリアムズ・スーパーテック)
  • 6 J.アレジ(ザウバー・ペトロナス)

○日本GP予選結果

○日本GP結果詳細


○ハッキネン完勝! 逆転でチャンプ獲得!!

 1999年F1第16戦日本グランプリの決勝が10月31日(日)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われ、M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)が優勝し、これまでチャンピオン争いトップだったE.アーバイン(フェラーリ)を逆転し、2年連続でドライバーズ・チャンピオンを獲得した。また、コンストラクター・タイトルはM.シューマッハ、アーバインが2位3位に入ったフェラーリが逃げ切り、1983年にP.タンベイ/R.アルヌーのコンビで獲得して以来16年ぶりに獲得した。

 抜き所の少ない鈴鹿ではスタートが勝負となる。しかし、昨日の予選では不運でシューマッハにポールを奪われたハッキネンにとって逆転でチャンピオンを獲るにはスタートでトップに立つしかない・・・ そんな緊迫した状況の中でハッキネンはすばらしい集中力を見せてスタートでシューマッハをかわしてトップに立つ。しかし長いレース、今年はサンマリノやイタリアで独走しながらミスを犯したり、不運のトラブルでレースを落とすことが多かったが、チャンピオンのかかった大事なレースで最後までまったく集中力が途切れることなく、またマシンのトラブルに見舞われることなく、53周をこれぞチャンピオンと誰もが納得する走りで完勝した。

 シューマッハは、やはり自分自身がチャンピオン争いをしていないことで、それがかかっているハッキネンに気迫で負けてしまったのかあっさりスタートでかわされ最後まで追いつくことはできなかった。レース後のインタビュ−では「チャンピオンになるべきドライバーとチームがチャンピオンを獲得したので満足している」とコメントし、これは裏を返せばチャンピオンはアーバインよりハッキネンが相応しいとでも言っているかのようで、そう考えるとこのレースもシューマッハのシナリオ? とも考えられるが、ここは素直にハッキネンの速さを見とめるべきだろう。

 最後までチャンピオンを争ったアーバインであるが最後は力負け。予選も5位と低迷し、決勝でもハッキネン、シューマッハのペースにまったく付いていく事ができなかった。日本に来てから六本木に出没していたアーバインと、プロモーション活動をすべて断ってレースに集中しようとしたハッキネン。勝負に対するこだわりが勝敗を左右したとも言えるだろう。でも、アーバインは何とか3位でフィニッシュしてフェラーリのコンストラクタータイトルに貢献。ベストNo2ドライバーの責任を果たした。来期移籍するジャガー(現スチュワート)でNo1ドライバーとしての真価が問われる。

 一方のNo.2ドライバー、D.クルサードはベルギーで優勝してチャンピオン争いに加わったものの、その後ミスやトラブルでリタイアすることが多く、今日のレースでも肝心なところでミスしてフロント・ノーズを壊し、ピットに戻ってノーズ交換したが、最後はミッションの油圧系のトラブルでリタイアし、マクラーレン・チームはコンストラクター・タイトルを逃す結果となった。

 日本期待の高木虎之介は非力なマシンで奮闘したが43周目にギヤ・トラブルでリタイア。





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