2000 Formula One World Champion ShipRound 11. German GP. Results |

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第11戦 ドイツGP最終結果 ◇7月28日〜7月30日 ホッケンハイム・サーキット(6.749Km×46周)
○ドイツGP予選結果○ドイツGP結果詳細○バリチェロ悲願の初優勝!!
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2000年F1第11戦、ドイツGP決勝が7/30(日)ドイツ・ホッケンハイム・サーキットで行われ、予選18番手スタートのR.バリチェロ(フェラーリ)がF1参戦124戦で悲願の初優勝を飾った。2位にはハッキネン、3位クルサード。 スタート直後のシューマッハのリタイア、観客のコース内侵入という珍事によるセーフティーカー導入、そしてその後のクラッシュ、そして雨・・・ と、めまぐるしく状況が変る中、予選18番手と雨の予選で失敗したバリチェロが、初優勝まで上り詰めた。 まず後方から挽回するために、一般的な1回ピットストップ作戦ではなく、燃料を軽くしてラップタイムを稼ぐため2ストップ作戦を取り、それを忠実にこなして6周目にはなんと18位から6番手まで浮上。 更に、観客が侵入してセーフティカーが入ったときにすかさずピットインして順位を稼ぎ、残り10周くらいから降り出した雨に対しては、皆がレイン・タイヤに履き替えるか、ドライで頑張ってもスピン・リタイアするなか、バリチェロはドライ・タイヤで最後まで頑張り抜いた。特に今回の雨は、グランドスタンドやピットがあるインフィールドセクションでは土砂降りの雨だったのに、高速で駆け抜ける森の中はドライのままで、レインタイヤに換えるか、ドライのままで行くかは難しいところでラップタイム的にも、ピットインしてレインに換えるだけのメリットは結果的に少なかった。ただ、リスクとしては雨で滑りやすいドライ・タイヤで走りつづけるほうが高かっただろう。現にドライのまま走っていたゾンタはスピンし、クルサードも我慢しきれず残り6周のところでウェットタイヤに交換している。その中でひとりドライのまま走りきり、雨が得意と言われるバリチェロが真骨頂を見せてくれた。 バリチェロの優勝は、1993年のA.セナ以来7年ぶりのブラジル人の勝利であり、地元では大いに盛り上がっていることだろう。個人的にもバリチェロには早く優勝して欲しかったので、最後の10周は見ている側もはらはらドキドキ、無事チェッカーを受けたときは、久々に感動させられたレースだった。シューマッハのチームメイトという事で優勝はなかなか難しいと思うが、何とか2勝、3勝としていってもらいたい! ○チャンピオン争いが混沌
M.シューマッハがまさかの3戦連続リタイアにより、チャンピオンシップ争いはシューマッハ56点、クルサード/ハッキネンが54点となり僅か2点差の中に3人がひしめく混戦に。更にトップとは10ポイント差でバリチェロが続く。チーム戦略は安定感ではシューマッハ/フェラーリがまだまだ有利と思うが、ここに来てマクラーレン勢の速さが際立ってきており、ドライの安定したコンディションであればハッキネン/クルサードが有利だろう。ただ、チーム内での争いがし烈になることでチームへの負担やドライバーのフラストレーションは増すので、やっぱりシューマッハが有利か?○J.ヴィルヌーブがBARホンダと3年契約を更新
来期の移籍問題で最も注目を集めていた、J.ヴィルヌーブがBARホンダと3年契約で更新した。ヴィルヌーブは今季開幕戦とフランス、オーストリアで粘り強く4位をゲットし、ホンダにとっては絶対必要なドライバーとなっていたに違いなく、推定で年間2億ドルでの契約のようだ。ホンダ・ファンにとってもこの契約は心強い。○J.ハーバートが今季限りでF1引退
アレジと共にF1最長老(私と同じ歳)であるJ.ハーバートが今季限りでF1を引退し、来期はアメリカCART選手権に参戦することを表明した。ハーバートは89年、前年ヨーロッパF3000チャンピオンからF1に参戦し初戦で4位と大健闘したが、前年のF3000での事故で足をケガをし、それが完治しないままレースに参戦したことで症状を悪化させ、その後は低迷したロータスに在籍したため、あまり良い成績をおさめられなかったが、シューマッハとベネトン時代に組んで、シューマッハが取りこぼした時に2勝を挙げ、昨年のヨーロッパGPでも雨の混乱で気が付いたらハーバートがトップにたち、通算3勝を挙げるという運の良さも見せた。 個人的にはもっと勝って欲しいドライバーだったので残念ですが、もう引退を考える歳なんでしょうか? アレジも今シーズンは散々だし・・・・私も・・・ |
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