2000 Formula One World Champion ShipRound 6. European GP. Results |

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第6戦 ヨーロッパGP最終結果 ◇5月19日〜5月21日 ニュルブルクリンク・サーキット(4.567Km×67周)
○ヨーロッパGP予選結果○ヨーロッパGP結果詳細○シューマッハ今季4勝目!ホンダ勢はすべてリタイア
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2000年F1第6戦ヨーロッパグランプリ決勝が5月21日(日)、ニュルブルクリンク・サーキット(ドイツ)で行われ、M.シューマッハ(フェラーリ)が今季4勝目を挙げた。2位3位にはマクラーレンのハッキネン、クルサードが続いた。BARホンダのJ.ヴィルヌーブは48周目にエンジントラブルで、またR.ゾンタは51周目にスピンアウトでリタイアとなった。 スタートの時点では曇り。しかし、20〜30分後には雨が降るのではとの予想の中、レースはスタート。ここで、予選3番手ハッキネンが好スタートでトップに立つ。予選9番手のJ.ヴィルヌーブも得意のジャンプ・スタートで5位にまでアップする。 雨は3周目くらいからTVカメラにしずくがつきはじめ、しとしとと降り出す。トップに立ったハッキネンではあるが、マクラーレン勢は燃料を多めに積んでいるのか、動きが鈍く2位シューマッハを必死に抑えるが、徐々に路面が濡れ始めた10周目にシューマッハがハッキネンをかわしてトップに立つ。更に4位を走るバリチェロもクルサードをパスしてマクラーレンとフェラーリの位置がそれぞれ入れ替わる。15周目とうとう我慢できなくなり上位陣ではまずクルサードがレイン・タイヤに交換。次の周にはシューマッハとハッキネンが同時にピットイン。ここで、両者とも右リア・タイヤの交換に手間取り、それまでの差をハッキネンは縮められず、クルサードの後ろ3位でコース復帰。 しかし、雨は苦手なイメージのハッキネンは、このレースではシューマッハと互角かそれ以上のタイムで周回を重ね、クルサードを抜き去り徐々にシューマッハに迫る。 35周目に元々燃料を少なく積んでいたシューマッハが2回目のピットイン。このまま最後まで走りきるためにたっぷりと燃料を補給。ここで順位が入れ替わりハッキネンがトップに。 ハッキネンはこの後軽くなったマシンで更にペースを上げ、シューマッハとの差を25秒にも広げたが、そこでバックマーカーにつかまり抜くのにてこずったため、その差を20秒と詰められたところでピットインを余儀なくされ、ここでシューマッハの逆転を許す。 その後もハッキネンはシューマッハより速いペースで5秒差まで詰め寄ったが、終盤はハッキネンの前でクルサードとバリチェロが3、4位争いを繰り広げていたため、それをパスするのは難しく、シューマッハがそのまま逃げ切った。 このレースは序盤からウェット・レースとなったため、特に中盤の争いが見ごたえがあり、中でもアーバインがアローズ・フェルスタッペンに並びかけたが振り切られかけたところでアーバインのフロントがフェルスタッペンのリアに接触し、アーバインがスピン。その後ろを走っていたラルフはそれを避けようとしてスピン。両者のリアが接触して互いにリヤウィングを無くすシーンがあり、地元ラルフにとってはとんだもらい事故となった。そんな中を生き残ったフィジケラとデ・ラ・ロサが5位6位と健闘、特にデ・ラ・ロサは昨年の開幕戦以来のポイント・ゲット。 ジャンプスタートを決めたBARホンダJ.ヴィルヌーブは、スタート後はペースが思うように上がらず、いつものようにその後ろがダンゴ状態に。そして路面がぬれ出してくるとフィジケラ等にかわされ、各車レイン・タイヤに交換が終わった時点では11位にまでポジションを落とすが、その後は粘りの走り。途中上位がクラッシュ等でリタイヤとなって7位にまでポジションを上げるが、48周目予定通り2回目のピットストップと見ていたが、そのままマシンを降りる。ここまでレースでトラブルがなかったエンジンにトラブルが発生したとのことで、ヴィルヌーブはこれで3戦連続トラブルでリタイアとなってしまった。 また、ゾンタも51周目にヘアピンの入り口でスピンを犯し、グラベルにコースアウトしてリタイア。 今回の雨のレースで、やはりシューマッハの安定感は抜群だったが、ハッキネンもタイム的にはそれを上回っており、雨でも戦えるんだなっていうのが率直な感想。しかし、雨の中での周回遅れの処理にてこずってしまったのが敗因とも言えるし、かといって無理に仕掛けて接触なんかを起こすと全てが水の泡。シューマッハに付け入るチャンスはあったが、ハッキネンにもツキがなかったと言うしかない。 また、来年の去就が取り沙汰されているヴィルヌーブはこのレースの結果で決めると発言したとの情報もあり、この結果からするとBARを出て行く可能性が大か? そうなるとヴィルヌーブ以上のドライバーを探すのは今のF1界を見回すと難しいと言え、ホンダにとっては痛手になりそう。ゾンタもレースはそこそこの評価を得ているが、いかんせん予選が悪すぎるし。こうなると、今年フォーミュラーニッポンに戻りダントツの速さを見せる高木虎之介を入れるしかないかな? と、チョット期待が膨らむ。ちなみに今日のフォーミュラーニッポン第3戦では、ポールの虎之介が独走するが、途中でエンジン・トラブルでリタイアして3連勝はならなかったものの、やはり速さは見せつけていたようだし、ひょっとしてひょっとするかも・・・・。でも、ヴィルヌーブにはやっぱり残って欲しいなぁ。ファンとして・・・ヴィルヌーブ、虎之介コンビが私の理想なんだけど、どうなりますか。まだ今季は11戦も残っていると言うのに・・・・ |
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