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Round 4. British GP. Results

Last updated, 2000/04/24


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第4戦 イギリスGP最終結果
◇4月21日〜4月23日
 シルバーストーン・サーキット(5.141Km×60周)
  • 1 D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)
  • 2 M.ハッキネン(マクラーレン・メルセデス)
  • 3 M.シューマッハ(フェラーリ)
  • 4 R.シューマッハ(ウィリアムズ・BMW)
  • 5 J.バトン(ウィリアムズ・BMW)
  • 6 J.トゥルーリ(ジョーダン・無限ホンダ)

○イギリスGP予選結果

○イギリスGP結果詳細


○クルサードがマクラーレンに今期初勝利をもたらす

 2000年F1第4戦イギリスグランプリの決勝が4月23日(日)、シルバーストーン・サーキットで行われ、D.クルサード(マクラーレン・メルセデス)が今期初優勝を飾った。2位にはM.ハッキネンが入りマクラーレンのワン・ツー・フィニッシュ。3位にはM.シューマッハが入った。

 スタートではフロント・ロゥのバリチェロ、フレンツェンがポジションをキープし、5番手シューマッハが中位に呑み込まれ8番手にまで落ちてしまい、先頭グループにはバリチェロ、フレンツェン、マクラーレンの2台、そしてバトン、ラルフという若きウィリアムズの2人が続き、序盤はその6台がダンゴ状態で周回を重ねたので、新鮮な展開が期待された。しかし、フェラーリとマクラーレン勢は1回ピットストップ作戦、ジョーダン、ウィリアムズ勢は2回ピットストップ作戦。結局重たくても速いマクラーレンとフェラーリと互角にレースをするには、ジョーダンやウィリアムズは2回ピット作戦を取らざるをえず、最後はいつものメンバーが表彰台を占めてしまった。

 ヴィルヌーブは今回もジャンプスタートを決めて6位まで順位を上げるが、ジョーダンやウィリアムズと同等のポテンシャルのマシンで燃料を多く積んだ1回ピットストップ作戦を取り、更には予想外の晴天で気温が上がり、ウェットを想定しての柔らかめのタイヤチョイスが裏目に出てペースが上がらず、すぐさまラルフに抜かれ、序盤はトップグループ6台から大きく引き離される。その後も粘り強く走って、残り5周でフレンツェンがギヤボックス・トラブルでリタイヤしたため6位ポイント圏内に入ったが、後ろからジョーダンのトゥルーリが迫った所でマシンにトラブルが発生したのか、トゥルーリに抜かれた直後にピットインしてそのままリタイアとなってしまった。

 スタートで中位に落ちたシューマッハはヴィルヌーブに引っかかってトップ集団から大きく離される。しかし、前のヴィルヌーブがピットインして前が空くとしっかりペースを上げ、スタートから周回数の2/3まで走って1回のピットイン。気が着けばしっかり3位を確保しているのが、シューマッハの強さと言うところか。

 結局フロント・ロゥからスタートしたバリチェロ、フレンツェンは共にトラブルが出てリタイア。特にジョーダンはトゥルーリは完走したものの、また1台にギヤボックス・トラブルが出てしまい、問題解決に手間取っているようだ。

 ウィリアムズ勢は2回ピットストップながら4位5位を獲得。イギリスでは既にアイドルである20歳の新人バトンが、兄に劣らぬ実力者R.シューマッハに引けを取らない走りを見せ、今後がますます注目される。そのライバルとならなければいけないBARホンダはゾンタがミスでスピンしてリタイア、ヴィルヌーブにはトラブル発生と良いところなく、またレース戦略的にも1回ピットストップ作戦が本当に良かったのか? たとえヴィルヌーブがトラブル無く完走したとしても、ウィリアムズの2台には勝てなかっただろうから、あまり良い作戦ではなかったのだろう。こういったチームとしての経験不足をどう補って行くかも、今後の大きな課題だろう。

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