日常茶飯

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#114 
目次

師走の半ばは

 気がつけば12月の15日で、はやいなぁ。 もうすぐ来年が迫っている。 何年か前から、駅につながる径(みち)の街路樹にイルミネーションを飾るようになった。 夕方になると光り出して奇麗なのだけど、どうも何だかあわただしい。 径を歩いていると、クルマはいつもより多く走っていて、気忙(きぜわ)しいのである。 年末になると、あわただしくなるのは何故かと思って仕舞う。

 午(ひる)に銀行に行くと、人で一杯。 出直そうかと思ったけれど、あしたはもっと人で一杯だろうと我慢して、 <個人のお客>のボタンを押して番号が印字された紙切れを受けとった。 前に、20人くらいが待っている。 椅子は2列12人分用意されているが塞がっていて、残りのひとは立って待っている。 窓口は5つぐらいあって、用件が済めば、機械が<00番のお客さま、0番の窓口にお越し下さい>とアナウンスする。 それを眺めているだけだけれど、漸(ようや)く呼ばれて用が済んだ。

 年末があわただしいのは、出来れば十日ほどは何ンにもしないでいたい。 そのための準備がある。それで、忙しいのであるのだが。 これがけっこう忙しいので困る。
'08年12月15日

バッテリーの寿命

 相変わらず週末は新しいノートパソコンの設定をやっている。 まだ、新しいOSのビスタで何が出来るのか把握できていないのだが、試しながら使っていて分かったこともある。

 パソコンは使っているうちに段々と動作が重くなる。 大概はソフトを更新するうちにそうなるのだが。 ウィンドウズはやたらとグラフィカルになるから、その為メモリを勝手に占有する。 ウイルス対策ソフトは、先回りしてソフトの邪魔をするから、動作は遅くなるばかり。 で、色んな機能を切って仕舞うと云うことになるのだが、せっかくの機能も無駄になる。 挙げ句は、新しい機能を切って動作を軽くしようと云うような雑誌が現れる始末である。 何の為の新機能だろう。

 つまり、ソフトは要求する動作をどんどん肥大化するのに、ハードはそれに追いついていなかった、と云うことだろう。 何も望んで新しいノートパソコンにしたのではないが、ハードは格段に能力は上がっている。 8年前のノートはやたらとハード・ディスクの音が五月蠅(うるさ)かったし、熱を発生するから暑かった。 それが、音はしないし、暑くもない。 消費電力が少なくなったのである。 CPUの性能は格段に上がったから、ソフトの起動も早い。 ウイルス対策ソフトも邪魔にならない。 パソコンは20世紀の技術だろうが、ようやく今になって使えるようになった。

 ノートパソコンを持ち歩く習慣はないから、普段はコンセントに差し込んで使うのであるが、バッテリーを気にしていた。 充電されたバッテリーの電気を長持ちさせることではなく、バッテリー自体の寿命である。 8年前のノートのバッテリーは既に寿命が尽きていて、まったく充電することは出来ない。 それは、バッテリーの労(いたわ)り方を知らなかったのだけど、 何年も前からバッテリーだけではウインドウズは起動できないほど消耗していた。 ところが、いまどきのノートは<労りモード>と云うのがある。 コンセントに差し込んでいても、フルに充電しない。 80%充電すると、供給を止めるのである。 そう云うように充電すれば寿命は長続きするらしい。
'08年12月14日

無題

 ふたつの週末に時間をあけてパソコンの初期設定を行ったが、 ゆっくりとやっているので年末までかかるだろうとは踏んでいた。 ところが、結局は昨日の日曜日にほぼ終わった。 設定といっても私の場合は、ネット環境と文書作成、それにプログラミング環境の3つに過ぎない。 その他のことは、プレ・インストールされているソフトを使うだけで、まだ全部を把握していないのだけど、 その気になれば何とかなる。 こんどのパソコンは、余り色々とソフトが入っていないのはいいことで、 クイック・タイムやリアル・プレイヤーなどは入っていない。

 あらたにインストールしたソフトは少ないが、それでも作業はなかなか大変。 ソフトの動作はこうでなきゃ使いづらい、と云うのがあるから、慣れた環境に設定しようとするのだが、 何年も前にいちど<固めた>設定を再現するのは骨が折れる。 日本語変換に切り替えた途端、ATOKパレットが画面上に浮いて現れるものだから、 どうも落ち着かない。 どうすれば、固定した位置に現れるように設定しようとしても、やり方が分からない。 そこで、タスク・トレイに閉じこめて仕舞った。 取り敢えずは、落ち着きを取り戻した。

 テキスト・エディタ(秀丸)でさえ、その儘では使いづらいから、 古いパソコンを並べて設定画面を開いて一つひとつ確かめていくんだから面倒な作業がつづくのです。 昔おこなった設定の操作なんて覚えていないのと、新しいOSはフォルダの構造がガラリと変わっているし、 そのうえ未知の動作をするから、なかなか手探りでやるしかない。 目処(めど)が付いたきのうの日曜日は、夕方までかかった。 これは、プログラミング環境の設定のためで、少し古いソフトをインストールするのだけど、 懸案は新しいOSでちゃんと動くかと云うこと。 2つの製品版で、サイトをみるとまだアップデート・プログラムを配布しているから大丈夫だろう。 それぞれのアップデート・プログラムをダウンロードして準備は整った。

 ひとつめはマイクロソフトのVisual C++ 6.0 で、 CD-ROMをセットすると、「これを、どうしますか」と聞いてくる。 ビスタってやつは五月蠅(うるさ)いのだ。 <実行>をクリックすると、<プログラム互換性アシスト>と云うのが現れて、 「このプログラムには既知の問題があります」と、曰(のたま)う。 おいおい、お前のところのソフトだろう。 <既知の問題>と云うからには何が問題なのかとクリックしても、「よく分かりません」と云うような答えで。 まあ、無視してインストールしたら問題は起きなかった。 でも、統合環境を起動するたびに<互換性に問題>と云ってくるのだが、 コマンドラインでしか使わないのだからいいか。

 もうひとつはC++ Builder 6 で、ボーランド社は最近また社名を変えたらしい。 知ったのは最近で、最新版の案内の葉書があったからで、 サイトをみると確かにアップデート・プログラムを配布しているのは別のサイトに変わっていた。 会社の事情は分からないが、C++ Builder 6 はいぜんインストールしたとき、 番号とキーを入力する必要があった。 これは、CD-ROMのケースに書いてあるのだが、そのうえネットで認証という作業が必要だったのだが、 あの時どうしたのかよく覚えていない。 寧ろ、会社が変わったのだから大丈夫かなと不安が大きい。 インストールして、統合環境を起動すると案の定、<使用許諾の認証>と云うのが現れた。 まあ、聞かれたことに応えて無事にインストールは出来たが、 前のバージョンC++ Builder 5までは何も入力は要らなかったのに。
'08年12月08日

ビスタってやつは

 8年ぶりにノートパソコンを買ったことは旧稿に書いたが、週末は時間をつくって設定をやっているのだけど、 これが億劫なので遅々と進まない。 まあ来年の正月ごろまでに出来ればよいと踏んでいる。 8年もたてば、パソコンの性能はひと桁上がって快適である。 通信はADSLのまま変わっていないのにネットの表示が素早いのだから、 矢張り古いパソコンではソフトの重さに応えられなくてモタモタしていたのだろう。 メーカーの直営店で構成を選んで買ったので比較的安かったし、 余計なソフトが入っていないのはよかった。 前のパソコンを買ったときは、色々と入っていて追い出すことから始まった。 何を今更、よそのプロバイダの入会手続きのアイコンが幾つもつていては迷惑するだけだ。

 で、いまのところディスプレイの左側には<ごみ箱>のアイコンがひとつあるのみ(とてもシンプル)。 右側にはアナログ時計が時を刻んでいる。 ウインドウズ・ビスタのものでサイドバーと云うらしい。 どう云う訳かビスタには、<ごみ箱>もうっかり消すことが出来る、凄いのかどうだか知らない機能がある。 実際、消してしまったのだが。それを、もとに戻すのに色々と探して草臥(くたび)れた。

 つまり8年もたてばOSのバージョンも上がるわけで、2000からビスタになった。 その間にXPと云うのがあるだが、結局このバージョンは所有しなかった訳で、内心徳した気分になる。 数字のバージョンでは、ウインドウズ2000は5.0、 ウインドウズ・XPは5.1で、0.1しか上がっていない。 ビスタになって6.0になった。 この次現れるのはウインドウズ・7だそうだが、どうやらウインドウズの方向がみえてきた。

 ビスタの設定をやっていて、変更をすると何やら怪しげな<警告>のダイアログが現れる。 <続行>をクリックすれば、それで済むのだが厄介なものだ。 で、それを止めるように設定する。 すると、電源を入れて起動するたびに、画面の下の方に立て看板みたないなものが現れる。 「ユーザーアカウント制御の設定を確認してください」、と。 判っている。<ユーザーアカウント制御>の機能を切っているのだ。 そのうち、また看板が立つ。 「コンピュータのセキュリティを確認してください」と。 更に、「問題がいくつかあります。この通知をクリックしてください」。 問題があるのは判るけど、<いくつか>ではなくて、ひとつだろう。

 ビスタというOSは、持主に設定を変更することを拒むことで安全性を確保できると思っているのだろう。 用意した設定を勝手に変更しては困るらしい。 でも、使いやすいように設定を変えるのは持主の勝手である。 設定を変えるのは、使いたいように従わせるのであって、それを拒んでどうする。 マイクロソフトは設定どおりに自分をあわせるユーザーにあわせるようにしたのかもしれないが、 そんなユーザは当てにならいし、普通の利用者にも見放されるだろう。
'08年12月06日

鴨焼き

 小学館からでている雑誌に「サライ」がある。 ときどき、オペラや歌舞伎など古典芸能を特集するので、買うことがある。 最近では落語を特集するようになった。 たいがいは昭和の名人と銘打った落語のCDを付録にする。

 で、きょう帰りに駅の本屋をみたら、最新号が置いてあって、特集<続々々 落語入門>なのである。 オリジナル落語CDは、志ん生、正蔵(彦六)、文楽(八代目)とお馴染みの<昭和の名人>の噺なのだけれど、 もうひとつ、八代目・桂文楽 「復刻版」 手拭いがオマケに付いているので食指が動いた。 その茶色に染めた手拭(ぬぐ)いは、定紋(じょうもん)の三ツ割桔梗をあしらうだけのシンプルなものである。

 それはそれとして、雑誌をめくっていると別の特集<自宅で作るおせち料理>と云うのがある。 趣向は、<男の料理第3弾 酒肴にもなる簡単献立>と云うもの。 旨そうな料理が続いていて、最後にある作曲家の服部克久さんの鴨焼きは実に旨そうで、酒の肴にあいそうなのだ。 鴨は鍋料理にすることはあるが、煮すぎると肉が固くなるので難しい。 蕎麦(そば)の鴨南蛮は、鴨と大葱(ねぎ)で、葱のことを南蛮と云うのだそうだが、鴨は葱が合う。

 さて鴨焼き。 フライパンで、鴨の切り肉と、葱を焼くだけなのですと。 油は鴨からでるし、それを大根おろしを加えたポン酢で食べる。 試したくなるなぁ。

 雑誌の後のページを見ると広告がある。 「落語 落語昭和の名人 決定版」を創刊するそうだ。 創刊号は<古今亭志ん朝 CD付きで490円>、一年かけて全26巻刊行すると。 各巻価格は1190円。 何だか、これとよく似たコマーシャルがある。 スポーツカーのプラモデムを作っていく。 創刊号は非常に安い。 その後は部品を買っていくと云うもので。 雑誌も大変なのだな。
'08年12月03日

スパム

 プロバイダのASAHIネットがスパム(迷惑メール)ブロックサービスをはじめたのは4年前で、 送られてきたメールをフィルタリングして、条件でメールをブロックすると云うものであった。 条件の付け方は2通りあって、自分で設定するのとプロバイダに<おまかせ>するというもの。 この二重の設定で、当時は殆どをブロックすることが出来た。

 自分で設定する方はけっこう面白がってやっていた。 これがよく効いて、スパムは全滅、完璧に防いでいた。 そのうち、スパムは輪をかけて大量にやってくるようになる。 そうなると、一々届いたスパムの内容をみてブロックする条件を設定する気にはならないし、 設定も飽きたし面白くもないから放っていた。 すると当然スパムはメール・サーバーに届くことになる。 まあ、<おまかせブロック>はある程度は手柄を立てていたのだが。 メールソフトを使ってメール・サーバーからメールをダウンロードしていたが、 届いたメールはサーバーに残すようにしているから、 改めてブラウザでサーバーにアクセスしてスパムを削除するのだ。

 1年前からか、或いはもっと前か、メールを確認する順序が逆になった。 まず、サーバーにアクセスしてスパムを削除する。 それから、メールソフトで本物を受けとるのである。 こうなったのは、スパムの数の桁が上がったからで ブロックされずに漏れて来たメールはひと桁下がるが、面倒になった。

 で、先月中頃からASAHIネットは、スパムブロック・サービスを変更した。 すべてを<おまかせ>にしたのである。 変わったのは、こちらが手を加えることはないようになった。 それでいいのだが、様子を見ていたら、激減した。 只、フィルタをすり抜けてくることもあるが、あれって思ったのはスパムそのものが減っているのである。 なあんだ、<おまかせブロック>が効いているのかなと思ったけれど、 ASAHIネットの手柄ではないのである。 つまり、百のオーダーで来ていたスパムは、9割はブロックされていた。 一割の十のオーダーは届いていた。 それが最近、スパムが減っている。 なぜだろう。
'08年12月01日

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