日常茶飯

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常駐ソフト

 4年ほど前にセキュリティソフトのひとつで、スパイウエアの侵入を防ぐフリーソフトを入れた。 別に有料のプロ版もあったと思うが、これで必要充分だから使っていたのはよかったが、 きょねんバージョンアップしたときから様子が変わった。 画面の下のタスクトレーにアイコンが現れたのである。 メモリに何やらソフトを常駐させているのである。

 勝手に常駐されても迷惑だから、アイコンを右クリックしてメニューを探しても常駐を止める機能はみあたらない。 こんな行儀の良いソフトはあるものである。 だったらお引き取り願おうと、アンインストールの作業に入ったら、途中でエラーが出て出来ない。 アンインストールされないのなら、実行されるのかと云えばこれも出来ない。 最も忌まわしいソフトの標本で、パソコンを起動するたびに無意味なアイコンが現れていた。 つまり役にも立たないソフトが常駐しているのである。なにしてるンだろう。

 10年前なら(ウィンドウズ98のころ)、ハードーディスクを真っ新(さら)にしてOSの再インストールからはじめただろう。 でも、いまじゃリカバリーを行って、それからサービスパックを入れてと、これだけでも大変。 そのうえ、ウイルス対策ソフトを入れて最新の状態にして、更にソフトを入れるとなると、 一日中やっていても終わらない。

 そう云うわけでその儘(まま)にしていた。 まぁ、我慢していたのです。 ところが、せんじつ思いついた。 常駐ソフトを外すソフトがあるのじゃないか。 ベクターのサイトに有りました。 使ってみると、確かに常駐している。 常駐を<禁止>すると、再起動してもアイコンは現れない。 安心して<削除>して一件落着。 ところが、この常駐ソフトを見つけて外すソフト自身がが常駐するソフトなんですな。 設定を見ても常駐を外せないらしい。 必要なときに出て来ればいいのだが、何だか知らないけど常駐するソフトなんだね。 で、このソフトをアンインストールした。
'08年10月31日

霜降過ぎて

 遅い午前中に買い物を済ませたら、駅の近くにある和食レストランで午(ひる)を食べることにしていた。 季節メニューの、土瓶蒸しと松茸御飯が目当てである。 で、這入ると店の大将が直々に出迎えてくれたのはいいが、 いざメニューを見ると松茸の季節は変わっていた。 じゃぁ、帰ろうかぁ、と云うわけにもいかない。 季節メニューは、もう鍋物。 鍋焼きうどんの写真は旨そうにみえたが、他のものを選んだ。

 霜降(そうこう)も過ぎたのだから、秋から冬に移るころに違いないが、どうも季節感がおかしい。 雨が降るたびに段々と秋が深まらない。 ちっとも寒くないのである。 ところが、きょねんのデジカメの同じ日の写真があって、それをみると薄着である。 それ以前のがないから分からないが、まあきょねん並みの季節感なのかなぁ、とも思う。
'08年10月26日

影響を及ぼすもの

 このところ秋晴れで空気も乾いていて、虫干しでもしたらよさそうな秋日和。 只、莫迦(ばか)に陽気な秋晴れで半袖でも構わないくらい。 ウォーキング(散歩)でもと云う時候なのに、こう陽気が過ぎると暑くてその気にならない。

 週末、うちでごろごろしていて気がついた。 肩凝りが治りつつある。あるとき突然に肩がつっぱらかって、 何週間も続いて難儀したが、そろそろ納まりそうだけれど、まだ完全ではない。 そんなことはどうでもいいとして、台風18号が現れた。 まあ日本には直接の影響なさそうだが、そうでもないらしい。

 ことしは台風が上陸しなかった。 これは珍しいことだそうで、1950何年以来、台風が上陸しなかった年は4回しかないと云う。 感心したのは気象庁の進路予測。 13号の進路変更を見事に予測した。 後で、あのときは飛行機を飛ばして台風の目の中でデータを実測したと新聞で知った。 先ほど古新聞を調べてみると、その記事が見つからないから、どうやら先月の記事らしい。 それならゴミに出している。

 それが丁度いいタイミングで、NHK「クローズアップ現代」が取り上げた。 気象庁がドイツから借りた観測飛行機はファルコン(エンデの『ネバーエンディング・ストーリー』の龍ですな)。 共同で観測したのは米国空軍のハリケーン・ハンター(平凡なネーミングですな)。 台風の上空から発信器をつけた筒状の測定器を幾つも落下させて、データを収集する。 <観測の壺>を探し当てるのだと云う。 どうやら、台風の進路予測の技術はいま、大きく進歩しつつあるらしい。

 番組で興味深かったのは、凡名<ハリケーン・ハンター>。 台風13号が消滅してからも熱心に観測を続けるのである。 何故と云うに、日本近海で消滅した台風が、上空を流れている太平洋のジェット気流に作用して、 北米大陸の気象に影響して異常気象を発生させると云うではないか。 成る程、金融と同じなんだね。

 米国は、長年<金融工学>と称して錬金術を弄してきた。 ここに来てサブプライム・ローン問題で、 それが<金融詐欺>に過ぎないことが露呈した。 <リーマン兄弟>が破綻して日本は迷惑するばかりだが、気象だって同じことが起きるのだ。 でも、儲けることしか考えない守銭奴と、空軍の研究者を同列にするつもりはない。
'08年10月20日

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