そろそろかな

　６月のいつだったか、ブラウザ Firefox ３　がリリースされて、 その日一日のダウンロード数でギネスの記録を更新すると云う趣向のイベントがあり、 私もその物好きな＜狐＞の一匹として参加した。 ところが、バージョンアップした Firefox これがどうもよくないのである。

　サイトの検索入力欄では、何の断りもなく勝手に日本語入力モードになるのだ。 Firefox ２　ではなかったことで、お節介で迷惑する。 日本語で入力するとは限らないのにね。 そのうえ ID とパスワードを入力する場面でも勝手に日本語モードになるから莫迦じゃないか。 丸でマイクロソフトの＜お節介機能＞が伝染（うつ）たんじゃないのか知らんと思うほど。 まあ、何処か探せば止めさせるように設定できるだろう。

　困るのは、特定のサイトを表示したまま暫く置いていると、 Firefox ３　が異常終了してパソコンの電源が切れること。 それに Firefox ３　を起動するとき、異常に待たされる。 ＜かつてないスピード、革新的な新機能、より一層強固なセキュリティを手に入れました＞と云う Firefox ３　の謳い文句と違う。 思い当たることはある。

　ウイルスバスター２００７が喧嘩を売っているのじゃないか。 以前も経験したことがある。 ウイルスバスター２００８は、ウインドウズ２０００をマイクロソフトがことしの終わりでサポートを止めることを理由に 早速（はやばや）と対応しなくなった。 つまり、ウインドウズ２０００は去年の版のウイルスバスターを使うしかない。 そうなると、Firefox ３　を知らないから色々と邪魔をしかねないと云うことになる。 だから困る。

　どうもおかしいので、以前の Firefox ２　に戻すとなにも問題がない。 お節介なしの以前のブラウザで、軽快に動くのである。 つまり、ウインドウズ２０００のマシンの身の丈にあったブラウザは Firefox ２　なのか。 ちょっと釈然としないけど。

　そこで妙案を思いついた。 いまのウインドウズ２０００マシンはまだ健在だけど、ソフトが対応しなくなった。 ほとんどがXPやビスタ向けになったし、ＣＰＵも不足で動かないのである。 ８年も使っているからなぁ。 で、買おうかと云う気分になり、調べてみると性能はどれも十倍あがっている。 ハードーディスクは２０Ｇバイトだったのが２００Ｇバイトと云った具合。 それに、パソコン店で買うのが億劫だったが、 いまではメーカーのほうでオーダーメイドで中身を選んで註文できる。 そんなことを考えると愉しいな。

バッテリーが尽きた日

　デジタルカメラのバッテリーは、充電量の表示はどう云う訳か知らないが単位は時間（分）である。 フル充電すると７０分(min)を超える。蓄電されて＜フル、フル＞と点滅するのだが、 この７０分がどの程度をさすのか知らないから余り当てにならない。

　冬のあいだ寒いところにおいて充電すると、フル充電して表示は５０分と云うことがあるから、益々信用できない。 ところがこの夏は暑かったのか知らないが１７分と表示して＜フル、フル＞である。 充電器のコンセントを抜いて暫くしてまた充電すると１８分で充電だと曰う始末。 翌日、充電すると７２分になった。 馬鹿が治った。

　ノートパソコンは普段持ち歩くような面倒なことはしないので、バッテリーは付けっぱなし、気にも留めていなかった。 もう３年前からバッテリーだけではパソコンを起動できない。 蓄電の容量がかなり減っていると云うことだが、別に困らなかった。 電源はコンセントから供給しているから。 でも、たまに部屋を移動するときにはバッテリーを使っていた。 ノートパソコンをスタンバイ状態にして、コンセントを抜いて、 次のコンセントにさしてスタンバイを解除する。 老朽したバッテリーでもこの程度の役には立っていた。

　そんなバッテリーも、何週間か前に寿命が尽きた。 こんな症状が起きるのである。 パソコンを使っていると、バッテリーの状態を表示するアイコンは空っぽを示していると思ったら、 急に１００％充電になる。 おわかりでしょうが、この繰り返し。 仕舞いには空っぽの表示（これは画面のアイコン）で、ノートパソコンの本体でも充電のランプは不通。 つまりバッテリーはまったく機能していない、付けても外しても変わりがない。

　それならバッテリーを外して使うことも出来るが見た感じは不細工だし、付けたままでも変わらないし。 バッテリーを買い換えてもいいけれど、もともと使っていないのだもの。 そう云うわけで私にとってはノートパソコンのバッテリーはどうでもいいことなのだ。 何だか似たように、分からないままフクダ総理が辞任した。勝手にするがいい。