豪雨のあとで

　まだ梅雨もあけていないのに莫迦（ばか）に暑い日が続く。 朝うちを出て駅へ向かう途中、セミが鳴いているン。 暑さで血迷って土から這（は）い出したのだろうか。 そう云えば、せんじつ近所のおばさんが「いまごろシクラメンが咲いてるのよ。変でしょう？」、と。 「でも、フクダ総理がにこにこ、へらへらしてる方がよほどヘンですよ」と。

　夕方の帰りは早めにした。 バスと電車の乗り継ぎである。 汗を拭（ぬぐ）う手拭いはびっしょり濡れていて気持ち悪いが我慢するしかない。 うちに辿り着いたときは汗びっしょり。 着替えを済ませて、暫（しばら）く寛（くつろ）いでいた。 するとどうだろう。

　急に雨がざあざあ降り出して神鳴（かみなり）さんまで登場する有様でゴロゴロどかーん。 いやぁ、早く帰ってよかったね。 暫（しばら）く様子をみていたが、一時間近く土砂降りの雨。 明察、神の如く、愚図愚図（ぐずぐず）してたら雨に遭っていた。

七夕はまだ梅雨

　何日も前から、天気図から梅雨前線が消えている。 丸で夏が来たような日が続いたと思ったら、急に雨雲が発生して雨を降らせる日もあった。 おもてを歩いていると直ぐに汗をかく始末で、まだ暑さに慣れていないから体がついてこない。

　ことしの梅雨明けは早いのだろうか。 ４日は四国で梅雨明けして、きのうは九州で明けた。 四国は平年より１３日早い梅雨明けで、九州北部では１２日早いのだそうだ。 まあ、梅雨前線が消え失せているのだから、やがて明けるしかないだろう。

　昨夜はじめてエアコンをつけた。 それまでは、室温は２８度ぐらいで、除湿器を廻していればエアコンはいらなかったのである。 ところが、きのうの夜は違っていた。 蒸し蒸しすると思ったら３０度。 昼過ぎに雨がぱらぱらと降って、除湿器もどうやらはんぶん壊れているらしいことは旧稿に書いた。

　で、エアコンをつけようとリモコンのボタンを押した。 とりあえず除湿で運転と思ったらリモコンの画面が真っ白で反応しない。 とどのつまりは、電池切れ。 エアコンはリモコン無しでは動かないのである。 テレビと同じですね。 近くのコンビニに行って単四電池ふたつを買ってきて、一件落着。 こんな小さな事件はおきるンだな。