日常茶飯

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志ん輔の『船徳』

 梅雨前線は太平洋側に押しやられて、この週末の梅雨はどっかに行って仕舞うそうだが、 けさから肩が凝っていて辛いのである。 どうも枕の高さがあっていないのかなぁ。

 文春文庫、今月の新刊は、高島俊男さんの『お言葉ですが…⑨ 芭蕉のガールフレンド』である。 毎年5月か6月に発売されて、たのしみに待っているンですが、このシーリーズ9作目になるのですな。 それから、志ん朝一門による『よってたかって古今亭志ん朝』もでるのを待っていた。 で、まずは『よってたかって…』のほうを先に、電車の中で読んだり寝る前に読んで読み終えた。 実は2年前に単行本がでたときにも図書館で借りて読んでいる。 内容は何だか物足りない、と云うのが感想。

 志ん朝一門。 つまりは、志ん五、志ん橋、八朝、志ん輔、才賀、志ん馬、朝太の直弟子たちが、 師匠が亡くなって4年を過ぎて、その素顔を語り合ったもの。

 さて、せんじつ古今亭志ん輔の『船徳』をDVDで観た。 ビクター落語会のもので去年の収録。 志ん輔さんは、10年以上前だったかNHK「おかあさんといっしょ」に、でていたのを思い出す。 確か「志ん輔(しんすけ)です!」と云って登場してた。

 『船徳』は志ん朝が得意とした噺で、ソニーのCD『落語名人会』で聴いただけ。 1979年の録音で、志ん朝は40才を超えたころ(その弟子の志ん輔さんは、いまでは50才をゆうに超えている)、 志ん朝が描く若旦那はどうみても二枚目である。 品がある。 それは、志ん朝ならではの人物造形である。 さて、志ん輔の『船徳』では若旦那が何とも頼りなく青っちょろい。 これが志ん輔流で、それでいいのである。
'08年06月13日

予選入り

 チャネルを変えて「有頂天ホテル」をみようとしたら、バレーボール五輪の予選で、どうやらマッチポイント。 相手はアルゼンチンで、何だか日本が勝ちそうな気がしたが、そのうち追いつかれる。 それで点を入れて、また入れられると。 激しいね。 点を入れると喜々として大騒ぎするのは、丸でサッカーのJリーグが始まったときのよう。 あのころは、下手なくせにゴールが決まれば大仰なパフォーマンスばかりで、 仏壇に線香を上げるそぶりをする選手がいたもんだ。 あの馬鹿馬鹿しさよりはましで、マッチポイントを繰り返す。 バレーボールなんて随分みたことはないと思ったら、16年ぶりの出場が掛かっているそうだ。 勝ったとき、監督が地べたに倒れたのは巫山戯(ふざけ)たのだろうか。 まあ、今後テレビで繰り返されるだろうが。みっともないなぁ。
'08年06月07日

どうでもいいこと

 テレビ番組「古畑任三郎」をやっている。 珍しいなあ、と思ったら一昨年の正月の「ファイナル」の再放送。 どうやら映画の宣伝の一環らしいのはわかるが、 三谷幸喜脚本の作品や三谷幸喜自身がやたらとテレビに出るのが、果たして宣伝になるのか知らン。 きのう、とんねるずの番組の<食わず嫌い>で、佐藤浩市が出演して、 矢張り映画の宣伝のためだとぼやいているのが可笑しかった。 以前、石橋貴明は古畑任三郎の真似をしていたが、 田村正和の真似は木村拓哉のほうが上。

 さて、「古畑任三郎」の番組は印象的なオープニング曲で始まる。 キャストに、田村正和の名前が出た次に、犯人であるゲスト出演者の名前が出て来て、 そのあとは常連の名前で、脚本は三谷幸喜だと印象づけることは忘れていない。

 古畑の再放送が終わったあとで、チャンネルを変えてみたのが「Around 40」。 天海祐希が主演のドラマで、これまでみていたのではないが、 オープニングテーマ曲が流れるのが番組が始まって20何分以上とは、珍しくはないが手法がわからない。
'08年06月06日

水無月

 梅雨に入った。 例年よりはやいそうだ。 太平洋側に居座っていた梅雨前線を台風五号が押し上げての梅雨入りらしい。 どう云う訳か6月はいつも草臥(くたび)れている。 疲れがたまっている。肩が凝っている。

 小林信彦さんが30年以上前に書いた文章「東京のロビンソン・クルーソー」 (ちくま文庫、『昭和の東京、平成の東京』所収)に、 <私は、日常生活ではきわめて保守的な人間で、一日を殆ど同じくり返し、同じペースで過さないと、 身体の具合が悪くなってしまうのである>、と云う一節がある。

 この文章に出会ったとき、あぁ同じだな、と思ったほどだから、生活のペースはかわらない。 なのに疲れるのは何故だろう。 色々考えても分からない。 6月は祝日がない。連休が全くない。 でも、それは訳にならない。 6月は始まったばかりだからなぁ。

 閑話休題(それはさておき)。 この6月になって、自動車やバスのシートベルト着用が義務づけられた。 自動車だと後部座席もシートベルトを着用することになる。 テレビは相変わらずインタビューで、面倒くさいとか何とか云わせて喜んでいた。

 でも、クルマのシートベルト着用と云うことは、普通のタクシーに4人で乗れないことを意味する。 朝青龍が同席しない限り、タクシーに4人で乗っていたのである。
'08年06月02日

悪口雑言

 パソコンを使っていると、決まって側から人の仕事の邪魔ばかりするのがいる。 お陰で、パソコンの動作は重くなるし、テキスト・ファイルを開こうにも直ぐに開かない。 御存じ、ウイルス対策ソフトである。 ファイルを開けば、その前にウイルスが潜んでいないか確かめる。 そんなところにウイルスは居ないに決まっている。莫迦かお前は。

 今どき、ウイルスの侵入経路はネットの通路に限られる。 ウイルス対策ソフトが普及したせいか知らないが、ウイルスメールが送られてくることはなくなった。 時々はハードーディスク内のウイルス検索をしているけど、ウイルスは見つからないから近ごろでは阿保らしくなっている。 ところが、このまえ検索して異常なかったプログラムを起動したり、ファイルを開こうとすると、 またウイルスのチェックをするから動作が重いのである。 前に検査したファイルぐらい覚えていろよ、莫迦ァ。この護摩の灰め。

 何年か前、知人からメールがあって、パソコンがウイルスに冒されたと云うことがあった。 ちゃんとウイルス対策ソフトは入れていたが、パターンファイルは更新していなかったせいでウイルスが侵入したらしい。 で、御本人はソフト・メーカーのサポートセンター(フリーダイアル)に電話して懇切丁寧に指導を受けて解決したと云う。 どんな指導を受けたのか、聞いてればと思うのだけど、たぶん再インストールしたのだろう。 サポートセンターは何時間でも話せるが、ソフトの威力で解決できるのではない。 そんな経験があって普及したのである。 そうなると役目を考えればいいのに。

 今のウイルス対策ソフトは、頭の悪い警備員で、 <異常ないですかァ>、<元気ですかァ>とメールを送ってくる。 仕事の邪魔ばかりするので困るのである。 頭の悪いソフトに付き合うのは御免だから、マックにしようかと思っているが、ウォークマンが対応していない。 それでまた困っている。
'08年06月01日

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