日常茶飯

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#97 
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あすは四月

 きのうの日曜は天気もよくないので、うちにいて大掃除。 藪から棒に大掃除したのではない。 うちでは年末ではなく少し暖かくなる春先なのである。 どっかんと居座る家具をずらし、 壁とのあいだにある綿埃(わたぼこり)を掃除機に吸わせると云う、手間の掛かる力仕事が済めば大まかなことは終わる。

 細かい埃(ほこり)を吸い取る化学雑巾をスーパーに買いに行こうとしたが、 あんなもの百円ショップで間に合うだろう。 と、云うことで行ってみれば、あった。 汚れたら水洗いできる雑巾。 2枚で105円也。

 さて、浴室の鏡である。 普段は風呂をあがるときにシャワーの水を掛けて洗っているけれど、 段々と水垢がついてくる。 水道水のカルシウムが固まって白い環のようなものができるらしいが。 随分とほったらかしていた。 で、スポンジにクレンザーをつけて擦ってみても落ちないンですね。これが。

 訊いてみると、お酢がいいのだそうで。 試しに、もうすぐ期限が切れそうなワイン・ビネガーを布に漬けて鏡に塗り、 そのうえにラップを貼り付けて一時間ほど置いた。 それから水洗いして、念のためスポンジにクレンザーをつけてごしごし磨いたら、 何と奇麗になった。 完璧ではないけれど、やり方はわかったので、来週末でもきちんとやってみよう。

 テレビは、あしたから大変なことになると騒いでいる。 首相はなにも決断できない。 記者会見では貧乏神のようで頼りない。 この人何を考えているのかよくわからない人で、出来もしないことを思っただけで口にする。 後で出来たらいいな、とは丸で落語「抜け雀」の絵師で、党からも浮いている(もちろん自民党が悪いのである)。

 民主党の親玉は相変わらず隠れるのが専門で党首の顔の自覚がない。 なぜ堂々と表に出ないのかは以前の経緯で知っているが感心できない。 選挙のことしか考えていないのである。 相変わらず、政治は経済や生活の足を引っ張るしかないのである。 政治は法律をつくるのが仕事で、それを官僚にまかにしたのが自民党の悪いところで、 捻(ねじ)れ国会になったかと云うのでは二院制を廃止すればいい。 こんな為体(ていたらく)な政治なら、つまり参議院は要らないと云う話に戻るのである。
'08年03月31日

二十六日は

 CDだとかDVDは発売される前に予約するような習慣はないし、 ネットで割引して購入しようと云う料簡もないから、店に出かけて買うほうである。 で、CDショップの2軒目でみつけた。

 きょう26日発売の「落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上」(ソニー)である。 みょうに縦長の箱で、後でわかったのだが縦2列にDVDを並べた仕様で、 何だか知らないが1割引だった。 以前、ネットでみるとアマゾンでは2割引と云うがそんなのどうでもいい。 一目散に帰途についた。 丸で、子どものころを想い出す。 プラモデルを買って走って家に帰る、あのときの気分である。

 国立小劇場でのTBS落語研究会の口演22席。 噂では秋には下巻が出るらしい、つまり全44席となる。 命日の10月1日に合わせて出るのか知らン。そんなことはどうでもいいことだが、 夕飯もそこそこに、観ている。 志ん朝さんの場合CDで聞いていてもおかしい。 こんな噺家は他にいないのだけれど、DVDで観る「文七元結」は凄いな。 「愛宕山」は仕草や動作が多いが、これは映像でしか味わえない。

 ここには10年前の志ん朝がいるし。20年前の、30年前の志ん朝さんがいる。 <志ん朝復活>とはソニーのコピーだけどそんな気分である。 <落語研究会演目一覧>をみると五十八演目の口演。 次の22席はどれになるのかな。愉しみだな。
'08年03月26日

春の弥生は

 桜の花びらをちらほらと見かけるようになった。 三月はどう云うわけか色々とやることがあって忙(せわ)しない。 手帖に予定を書き込むような甲斐性はないから、 あたまの中であれをやって、次にこれをやって、と予定を立てては片付けていくのも何とも気忙しいものである。 まだあと幾つかあって、はやく四月にならないかな、と思う。

 ことしは珍しく年賀状のお年玉が2通あたった。 何れも下二桁(4等)の<切手シート>である。 先日、郵便局に出掛けて親戚の子の入学祝いや誕生日の祝いを送った(こう云うのもあるから三月はやることが多くなる)。 ついでに、<切手シート>を交換した。 なあんだ、と云う感じですね。 80円と50円の切手が一枚ずつと云うもの。 むかしはもう少し<豪華>だったんじゃないかと思うのだけど、どうだろう。

 尤(もっと)も、クジ運はからっきしないので、あたるだけでも珍しいのである。 たぶん、ソフトバンクの<犬のお父さん>が言葉を喋るよりは珍しいことなのだ。 わん。
'08年03月25日

踏切で

 よく一月は往(い)ぬ、二月は逃げる、三月は去る。 なんてことを云うが、ことしはそんな感じで、三月ももうすぐ去る。 なんだか知らないがあっという間に過ぎた。 で、気がつけば春も近い。 きのうは風が強かったが、きょうは風がない土曜日。 ようやく散歩(ウォーキング)に出掛けた。

 きょねんの春から決めた散歩コースがある。 片道60分ほどで往復するもので電車の路線に近づいたり離れたりする。 私の生活環境には踏切はないのだけれど、この散歩コースにはひとつ踏切があって、 これが所謂(いわゆる)<開かずの踏切>。

 車は通らない小さな踏切だけど以前ここで死亡事故があった。 JRだから貨物が通る。 事故は余りにも気の毒なものだったのでニュースになったし爾来、JRは踏切に警備員をたてるようになった(らしい)。 それだけじゃ何の解決にもならいないのだが。

 久しぶりの踏切は、かんかん鳴って遮断機が下りだした。 待たされるのは知っている。 見通しのいい場所なので片方(上り)の駅がみえる。 警報が鳴り出すといつまでも鳴りやまないのが<開かずの踏切>なのだが、 JR線なのでなおさら待たされる。

 貨物は異様に長い連結で、所々にコンテナが乗っていない無駄な列車である。 やっと渡れると思えば渡る途中で、かんかん鳴り出す始末。 もっと簡単に<開かずの踏切>は解消できるのではないか。 何、警報が鳴るのがはやすぎるのである。
'08年03月22日

春分の日は雨

 先週から莫迦に暑い日が続いていたからか、桜のつぼみも膨らんでいるだろうが、 何処で見たのか忘れたけれど花を咲かしている桜があった。 いきなり暖かくなっても衣服の替えようもないので迷惑したが、文句を云っても仕方ないことなのだが。 きょう彼岸の中日は雨で、少し寒さが戻った。

 ゆうべのドラマ「相棒6」の最終回は2時間スペシャルで、はじめ知らなかったからうっかり見逃すところだった。 冤罪がテーマであるから裁判官が出て来ることになる。 今どきこの手のドラマは刑事が拳銃をドンパチと撃つことはない。 刑事ものと云うよりは警察もので、「踊る大捜査線」でもキャリア組とノンキャリアの対立、 つまり組織の混乱を描いてうけた。 只、最後に犯人がペラペラと白状するサスペンスものは健在なようだ。 でも情報化の時代だもの、かつては犯罪の関係者が味わった理不尽も聞き知るようになった。 マスコミは当てにならないもので、<ロス疑惑>の蒸し返し事件が起きて、 向こうでは時効がないと驚いてみせるていたらくである。 それなら犯罪ドラマが、警察と弁護士、裁判所を登場させるようになってもおかしくない。 これまでは、別々にドラマを作っていたのだが。

 はなしを最終回「黙示録」に戻す。 2時間とは長いのだが、早い段階で真犯人の見当はついた。 が、水谷豊は何にも言わない。 視聴者を試しているのかと怪しんだが、 テーマは<冤罪>である。 犯人しか知り得ないことは状況証拠でしかない。 ドラマは決定的証拠を見つけて落着する。 しかし現実には裁判員制度がはじまるのだけれど、その理由は知らないし、やりたくもない。 言わないこっちゃない、止めたら。
'08年03月20日

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