日常茶飯

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目次

スパムに就いて

 何年かまえプロバイダのASAHIネットは、スパム(迷惑メール)ブロックサービスをはじめて、以来利用している。 やって来たスパムをみて、ブロックする条件を設定すると、その条件が適切ならば次からはブロックされて受けとらずに済む。 いっそ、送り返してくれると清々するが、そう云う仕組みではない。 ブロックされたスパムはサーバの別のところに留置されて一週間後に削除される。

 はじめは面白がって条件を設定していた。 だって、次から次に引っ掛かるから来なくなるンだもの。 条件の設定は色々と吟味はしていたがその甲斐はあった。 ブロックの整備は一応ついたので、それからは放っていた。 何ンにも面白いことではない。

 このサービスには<おまかせブロック>と云うのがあって、プロバイダが勝手に条件を付けてブロックしている。 去年ごろから、毎日ブロックされるスパムは百通を超えている。 それはプロバイダの手柄ではないと思うのだけれど、時々普通のメールがブロックされて一週間気づかないと消えて仕舞うのである。 これはプロバイダの勝手な設定に決まっているに違いない。 書き忘れたが、このところ毎日多くはないがスパムがすり抜けてやって来る。 だからメールソフトを使わない。 Webブラウザでメールサーバにアクセスしてスパムを削除する。 それから留置場に普通のメールが不当に捕まっていないか確認する、なんて面倒だよね。 で、きょう警視庁はスパムを送った容疑で25歳の男を逮捕した。 この手を業者とよく云うが、たいがい個人に決まっている。

 22億件の迷惑メールを送信し2000万円稼いだそうだが。 法律では100万円以下の罰金で、 それを先日3000万円以下に罰金を引きあげるかも知れないと云う報道があったが、 本人は嗤(わら)っているだろう。3000万円にするがいい。
'08年02月15日

復活

 きのうの<建国記念の日>は朝から青空の小春日和。 日中は日差しが部屋の中まではいるから、暖房はいらなかった。 考えてみれば、きのうが異常な天気である。 きょうは寒くなったし、あしたはもっと寒そうだ。 先日は雪が舞っていたのだから。

 さて、何気なく紀伊國屋書店のサイトをみた。 滅多にみることはないし、ことし初めてじゃないかな。 マウスで、ぐうーっと下へスクロールすると、何と志ん朝さんのDVDが発売される。 題して「古今亭志ん朝/落語研究会 古今亭志ん朝 全集 上 」(3月26日発売)。 <志ん朝復活>。待ってました(そんな予感はしていた)。

 国立小劇場の映像で、DVD8枚組BOXの全22席。発売はソニーミュージック。 「文七元結」(’97)、「火焔太鼓」(’98)、「ぬけ雀」(’92)、「大工調べ」(’89)、 「愛宕山」(’87)、などとあって、若いころの口演「井戸の茶碗」(’75)もある。 十八番の「船徳」はないから、「下巻」に収められていればいいのだが。

 手許に、横井洋司氏による高座の写真集がある(『志ん朝の高座』、筑摩書房)。 TBS落語研究会での「文七元結」(97年11月17日)や「火焔太鼓」(98年7月24日)の写真をみながら、 内心はしゃいでいるのです。
'08年02月12日

更新したけれど

 忘れていたわけではなかったが、ウイルスバスターのライセンスの更新を期日直前に行った。 まあ、Webで手続きすれば済むだけのことであるが。 去年までは11月ごろに早めに済ましていたが、今年は事情が違う。

 使っているウィンドウズ2000は7年目になる。 随分と使っているなぁと思うけど、たかがパソコンであるから、 それぐらいはもっても当たり前だろう。 まえに使っていたウィンドウズ98マシンは10年使った。 ウィンドウズ95からソフトを更新したものなのだが、 サポートは切れるし使い途はなくなるし邪魔にはなるしで、2年前に処分した(処分するにはお金もかかった)。

 話をもどして、ライセンスの更新である。 ウィンドウズ2000のサポートは今年限りと知っていたので、来年は更新することはない。 なぜサポートを打ち切るのかと云うに。 マクロソフトが欠陥プログラムの修正<月例パッチ>を止めるからだと。 だったら何のための<ウイルス対策ソフト>なのかと、ぼやいてみても詮ないことだけど。

 実のところウイルスなんて怖くないのだ。 10年前からウイルス対策ソフトを入れているが、その時分は使っている人はそう多くはなかったし、 余り知られていなかったンじゃないかな。 ウイルスは素性の怪しいソフトを使うことで感染していたから、 そんな事をしなければウイルス対策ソフトの出る幕はなかった。 この手のソフトが売れたのはウイルスメールが広まったからで、 それで簡単に感染して仕舞い、感染すればウイルスメールを送る方になるから、 みなさん恐縮して慌ててウイルス対策ソフトの売上げに貢献したに過ぎない。 ウイルスメールのころにウイルス対策ソフトが駆除するものだから、このソフトが仕事をしているのに気づいたものである。 でも、今は昔である。

 スパム(迷惑メール)が出回るようになると、プロバイダの方でも対策を取るようになった。 私の場合ASAHIネットは、<スパムブロック・サービス>である。 日に百通以上のスパムを<ブロック>している。 毎日、何通かすり抜けるし、時々はまともなメールがブロックされて手許に届かないから困ったもんだ。 でも、ウイルスとは無縁。

 この何年かウイルスメールは来ていないし、来てもスパム扱いされているのかも知れない。 ウイルス対策ソフトが普及した結果だろうが、いまではスパムのほうが五月蠅(うるさ)く感じる。 ウイルス対策ソフトのメーカーはそれに目をつけたのか知らないが、 スパムや詐欺サイト対策などとメニューを増やしたがお呼びじゃないよ。 お陰でパソコンが重くなった。 ウインドウズ2000+ウイルスバスターで、起動するのに10分かかるのは迷惑する。 スパムについては手柄を立てようがないだろうが、 詐欺サイトについてはよく知らない。 騙されるのは本人の問題であって、あなたが悪い。 ソフトが何とかしてくれるものではない。 それを何とかしようとするからたちが悪いのである。

 段々と重たいソフトになったが、その自覚がない。 ウインドウズのパソコンは、それなりに使い易いのだが、 ウインドウズ+ウイルス対策ソフトは最悪で、何と重いのだろう、いつまでも待たされる。 この次はマックにしようかな、と思っているのである。
'08年02月09日

三部作

 午飯(ひるめし)にパスタ屋に這入った。 ひょっとすると一年ぶりかも知れない。 何処でもそうだがランチメニューがあって、きょうのメニューの中からパスタをひとつ選びサラダと飲みものがつく。 以前は、それにカップスープも付いていた。 サラダは少なくもなく多くもない丁度よい分量だが、まえはドレッシングが凝っていたような気がするが。

 パスタはトマトソースのスパゲティーで、トマトを粗く潰したソースが茄子とベーコンといい具合に絡まって旨かった。 確か、これは以前にも食べたような気がする。 どうやら、暫(しばら)く寄りつかなかった店(なぜそうなったのか覚えていないのだけど)には、 ちょっと構えてつい半畳を入れたくなるのは悪い癖である(でも旨かったよ)。

 おはなし変わって、ちくま文庫の新刊に江國滋の『落語無学』が復刊された。 これで、『落語手帖』、『落語美学』に続く三部作がちくま文庫で復刊されたことになる。 昭和三十六年から四十四年にかけて世に出された三部作であるが、そのことは 三年前に『落語手帖』が出たので知ったに過ぎない。 その文に親しんだのは十年も経っていない前で、『日本語八つ当たり』(新潮文庫)だけである。 すでに故人。

 そうなると他の著書でも読もうかと思うのだが本屋にはないのである。 その頃は闘病記、『おい癌め酌みかわさうぜ秋の酒』は本屋の棚にあったが、何だか気が引けて読もうとは思わなかった。 そのうち本屋から消えた。 そう云うわけで、『落語手帖』が出たときは何だか新鮮な思いがした。 尤も、朝日文庫の『落語への招待』は知ってますよ。 でも、はしよった編集は好きではなかったので、完全版が出て良かった。

 きょねんの秋だった。偶然NHKのトーク番組をみた。 柴本幸(ゆき)と云う大学を出たばかりの若い女優が出ていた。 大河ドラマ「風林火山」の由布姫を演じたひとであるが。 その彼女が江國滋の読者であると白状したので、驚いたし感心した。
'08年02月08日

更新

 ことしの1月にソニック・ステージが3.4に更新されていたのをつい先ほど知った。 と、書いても何のことか分からないかも知れない。 音楽プレイヤー<ウォークマン>の専用ソフトである。 パソコンのUSBメモリにイヤホンを繋いだようなプレイヤーで、 このソフトはCDから音楽データをパソコンに録音し、それを<ウォークマン>に転送するものである。 一年と三ヶ月前から使っているが、バージョンは3.0だった。

 4回更新したことになるわけだ。 実ははじめの頃は、CDからの録音は問題ないのだけれど、転送する段になって失敗することがよくあった。 <容量が足りません>と云うのだが、充分足りているのにある。 それが、更新される度に少しずつ良くなった。

 ソフトウエアの更新、つまりバージョンアップとは、以前より機能が改善されて良くなるのが普通だろう。 でも、更新して何がうれしいのかわからない。 かえって使いにくいと云う経験があるから、喜んで更新するものではないと、 少しは利口になった。

 ソニック・ステージは、まさに改善されて当然の途中のソフトだから、ダウンロードしたのである。 インストーラーをクリックするとネットから転送するもので、以前のバージョンをアンインストールして更新する。 良くなったのかしら知らないがまずまず可。
'08年02月05日

座席

 きゅうな用で空港に着いたのは夕方の6時。 あたりはとっぷりと暮れていた。 先週の土曜、1月26日のことである。急用の中身については書けないが。 電話で予約したチケットを空港の窓口で受けとったが、出発前なので座席の註文はしなかった。

 普段なら予め座席は決めているのだけれど、別に窓側がいいとか通路側だとかは註文していない。 飛行機とは、欠航することもなく無事に着ければいいのである。 でも、到着したときは早くおりたいから、なるべく前方の席がいいと、註文している。

 さて、その飛行機である。 座席はいつもより奥の方で、いざ飛行機が動き出すとみょうに振動する。 たぶん車輪の音だろうと思っていたが、その通り。 離陸して車輪を収納する振動が伝わったので分かった。翼の横だった。 飛行中もけっこう揺れた。

 帰りの便は、翼の少し手前だったが振動しなかった。 だったら、これからは予約の歳にこの事も入れようと思う。 新潮文庫の新刊に、福田恆存『人間・この劇的なるもの』が出ている。 これは復刊である。 何だか唐突だが買った。
'08年02月02日

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