日常茶飯

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秋来たりなば

 きのうから空気はすっかり入れ替わった。 で、長袖に衣替え。 ながい夏のあいだ中断していた、ウォーキング(散歩)をはじめようかな。 と思いきや、生憎きょうは雨。

 午飯(ひるめし)に和食屋に這入ると、松茸御飯と蕎麦のセットがあるので註文した。 松茸は初ものではないけれど、ほんものじゃない。 ほんものとは国産の松茸で例えば丹波産などである。 もう何年も口にしていない気がするが。 まづくはないけれど風味はまったくない。

 只、歯ごたえだけは一人前だから何処の国のものだろう。 にせもの松茸御飯を食べながら、ほんもの松茸の味覚を想い出すンだもの、 何だか不思議なものである。
'07年09月30日

ロックアイス

 月曜が祝日、振り替え休日で似たような並びの連休が続くと、なあんだまた連休かと思った。 それでも、2週続いた連休の味をしめたあとで、そう云えば10月も連休がある筈(はず)だ。 うっかり、来週かと思ったら再来週なのだから紛らわしいものだ。

 ウヰスキーを呑むときは、冷蔵庫の氷でなく市販のロックアイスで呑むのが贅の極み。 冷蔵庫の氷は白く濁っているが、ロックアイスは透明である。 これは長く時間をかけて凍らせた為で、しかもなかなか溶けない。 透明な氷に透けたウヰスキーの琥珀色は、みていて飽きない。 勿論、みているのでなく命の水と呑む。 呑めば酔う。

 ウヰスキーのむずかしいことは分量を誤ること。 うっかり飲み過ぎることがある。 蒸留酒だから体内に蓄積されにくい。 ほとんど流れてしまうから、呑み過ぎてひどい二日酔いにはならないが、 それでも呑み過ぎれば矢張りこたえる。 滅多にないが。

 そこでウヰスキーの分量ではなく、割る方ではかると上手くいく。 私の場合、水割りではないハイボールである。 ソーダ水割りのことで炭酸水のボトルで分量をはかると間違いない。 でも好きなだけ呑んで矩(のり)を超えないのが頗るよいのだろう。
'07年09月28日

十五夜は晴れ

 昼間はまだ残暑があって秋の気分ではないけれど、夜空の大気は澄み切っている。 中秋の名月が夜空に輝いているのをみると、矢張り秋の風情を感じるが、ことしの十五夜は満月じゃないんだね。 満月はあさってだそうだ。 きょうは早く寝よう。
'07年09月25日

看板に偽りあり

 このまえの雨の日、と云ってもいつだったか判然しないが、朝から本降りの雨の日だった。 駅について、閉じようとしてその傘が壊れていることに気がついた。 うちを出るとき傘を開いたときには丸で気づかなかったから、それ以前にさしたときに壊れたのかも知れない。 で、壊れたのは傘の骨の先端についた金物、つゆ先と云うそうだが、つゆ先のひとつが無くなっている。 一本の骨だけ布から外れてぶらんぶらんしている。

 人に見せびかせるに堪える傘であるから、つゆ先ひとつで買い換えるつもりはない。 修理して貰(もら)おうと思っていたが、その儘(まま)になっていた。 きょねん、その傘の別の骨が折れたときは修理して貰った。 スーパーの一角に一坪に満たない場所を陣取り、屋台のようなカウンターの奥で商売している修理屋である。 骨は途中でぽっきり折れていて、これは難しいと云いながら一日預かるが修理できないときはお代は要らない、 と云って請け負った。 翌日、受け取りに行くと果たして修理されていて良かったが、別の人がいた。 この店は日替わりで仕事をしているらしい。

 話をもどして、屋台の修理屋につゆ先をつけて貰いに行くと、 また別人の大柄な男が背を向けて靴の修理をしていた。 声をかけると、オットセイの標本みたいなのが振り向いた。 傘を見せると、何やらぶつぶつと云って要領を得ない。 どうやら、傘の骨は太さが区々(まちまち)で、従ってそれに合うつゆ先も色々あると云う意味のことを宣うのである。 箱の中から2つのつゆ先を取りだして、骨に差し込んで試してみるのだけど、いずれも大きすぎる。

 そのうちにオットセイ君、藪から棒に東急ハンズに行くことを勧めるのである。 はあ。 はじめは色々とつゆ先を取り揃えた修理屋がそこにいるのかと思った。 そうじゃない。 東急ハンズなら荒物屋(ホームセンター)である。 なあんだ、東急ハンズで傘に合ったつゆ先を買ってきて自分で修理してくれと、オットセイは云うのである。 これでも職人かねェ。 お職人にもピンからキリまであるだろうが、オットセイはキリの方だろう。
'07年09月24日

彼岸

 秋の彼岸入りだと云うのに夏みたいな天気が続く。 もう、来年のカレンダーを売っているのは気が早いなあ。 似たようなものか、トレンドマイクロ社はウイルスバスター2008の発売を知らせてきた。 来月リリースするそうだが、これにはガッカリした。

 パソコンのOSはいまでもウィンドウズ2000を使っている。 これで何も不自由しないから、XPになってもビスタが現れても知ったことではない。 ところがウイルスバスター2008はウィンドウズ2000に対応していないと云う。 勝手にするがいい。 トレンドマイクロ社は技術力がないか間抜けなのだろう。

 セキュリティ対策ソフトと云うものは、あまねく公平でなければならない。 マイクロソフトがサービスを打ち切ったウィンドウズ98だって使っている人や事業所はあるのである。 それをしないのは理由がある筈で、技術の問題が大だろうから見限った。

 第一、ウイルス対策ソフトはちかごろでは何にも手柄を立てていないのだ。 以前はウイルス・メールですよと知らせることがあったが、ウイルス対策ソフトが普及すれば減るのは当たり前である。 それからは迷惑メールなどが来るけれど、これならウイルス対策ソフトの出番でないのに、 余計なサービスをするものだから動作は重くなる。

 来年まではトレンドマイクロ社の更新はするだろうが、その次はわからない。 ウィンドウズ2000のパソコンが壊れたら、いっそマックに乗り換えようと思うのだ。 と、云爾。
'07年09月20日

敬老の日

 真夏に戻ったような暑い日だったから、うちにいたのだけれど、午後三時ごろに買い物の用事が出来た。 歩いて30分ほどのスーパーだから普段は歩くのだけど、汗をかくに決まっているから気が進まない。 スーパーの中は冷房が効いているが、汗で濡れたシャツを着たまま冷房に当たるのは気が引けるから、 バスに乗ることにした。

 バスの運賃はどちらかと云えば割高である。 それでも暑い日は電車よりも冷房がよく効いているから、そのぶん得した気分になる。 只、その点を除けば最近のバスは困ったものがある。 ノンステップと称して乗り降りの階段を無くしたバスで、老人に配慮したのだろう。 ちょうど暴走族が車体を低く改造したシャコタンに似ているが、それとも違う。 中に入ると丸でジャングルジム。 段差だらけである。 運転手の後、一番前の席はよじ登るようになっているし、後部座席に進むときは床に階段がある。 その上、座席も少ないから暴走族のクルマより乗りづらいだろう。 尤も、気の利いたバスもある。 基本的な部分は残して、昇降するとき床を傾けると云うのがある。いいね。

 で、買い物を済ませたあとは日も傾いて涼しい風が少しは吹いている。 まあ汗をかくことはないだろうから歩いて帰った。 ジャングルジムのバスは避けたほうがいい。
'07年09月17日

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