日常茶飯

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利率

 土曜日は近くの郵便局は休みだから、本局まで出掛けて小包を出してきた。 貯金や保険の窓口は閉まっていて、牢屋の仕切みたいなシャッターが下りている薄暗い奥の方で何やら仕事をしている。 珍しいなあと思ったけれど、そもそも土曜日の午後に郵便局が何をやっているかは知らないから、 普段通りの業務なのかも知れない。 或いは、来月の民営化のための作業か残業なのかも知れない。

 郵便局の定額貯金の利率は現在0.4%である。 10年前は0.85%だった。 この10年を比較すれば下がったように見えるけれど、その間にゼロ金利時代がある。 2年前は何と、0.06%。 それがいま、0.4%だから、経済はまだまだ10年前にも戻っていない。 この7月に10年前の定額預金が満期になって利息を受けとったが、 0.85%分はあるのだけど何しろ利率の低い時代が長いので、金銭感覚が麻痺してわからない。 正常な経済でまともな金利の時代はどうだったのか。 利率10%だったら7年経てば預けたお金は2倍になるのになぁ。

 郵便局が10月に民営化すると定額預金を受けつけない。 それなら2年前の0.06%で預けたのを、払い戻して、いまの0.4%に先日したのである。 それだけのことであるが、預金しても意味がない時代はまだ続くのかな。 新しい政治家でてこい。
'07年09月15日

スパムは迷惑する

 ASAHIネットのメールアドレスにやって来るスパム(迷惑メール)は、一日に百を超えない程度。 そのほとんどはスパム・ブロックサービスが処理するので手元には届くことはない。 まあ、たまにすり抜けて2通ほど来ることもあるが、気にすることはない。

 ところがそうもいかなくなったのは今年からである。 ごく偶然に気づいたのだけど、普通のメールがスパム扱いされて届かない場合がある。 プロバイダのブロックサービスは、送られて来たメールを勝手にフィルタにかけてスパムかどうか判断する。 すり抜けて来るものはフィルタの条件に追加していたのだけれど、これがけっこう微妙なのだ。

 きょう、間違ってスパム扱いになったメールは、本文に<広告>と云うコトバがあったからで、 たぶん以前そんなスパムが来たからだろう。 ブロックされたスパムは届かないで別のところ、牢屋に一週間拘留されて廃棄される。 それで、たまには牢屋を覗くようになり、これじゃスパムを気にしているのである。

 ブロックされたスパムは、以前は日本語が多かったが、最近では英文のメールばかりで、それでも届くことは減っている。 字余りで書きたいことがるがやめる。
'07年09月12日

ニュースはローカルがいい

 矢張り9月になれば日差しも柔らかいから、日を浴びても暑いと思わなければ暑くはない。 ことしの夏の天候は、はじめ冷夏だと云われていたが猛暑日が続いて、 水不足とも云われたが恵まれすぎて、夏の雨降らし台風で被害を蒙る地域があった。

 何より大気の不安定な日が多かった。 そのため天気予報は外れてばかりで当てにならない。 大気が不安定になれば局地的に豪雨となる場合があるから、雨雲レーダを知りたい。 気象庁のサイトをみると<レーダー・降水ナウキャスト>と云うリンクはあるけど画像は表示されない。 どうやら気象庁はやる気がないらしい。 気象予報士が現れて民間も予報するようになったからか。 気象庁のサイトでまともなのは地震と台風くらいである。 それで、ウェザーニューズやヤフー!天気のサイトで雨雲レーダをみるのだけれど、これが役に立つ。 雨雲の動きを見れば見当はつく。

 気象予報士が現れて十年以上経つ。 地域ごとの細かな予報が出来るようになったのにNHKは旧態依然で困る。 これが全国の天気ですよと何事もないように天気マークのマンガを出すが、 すべての都道府県の数より少ない雑なもので、せめて雨雲レーダを出せばいいけれどしない。 そのあとで各地の天気を報じるときがある。

 むしろ逆で、地域情報の後に全国の天気を云うべきである。 集中豪雨の被害は最近ないけれど過去にはあった。 いまでは予測の精度は高いのだから地域の情報は早く伝えるべきなのである。 被害があった後に発表するするつもりなのか。冗談じゃない。 ローカルなニュースが主で全国のニュースはオマケ程度、少しでいい。
'07年09月11日

白露

 手荷物検査の入り口まえで、バッグからノート・パソコンと搭乗券を取り出した。

 空港でノート・パソコンをチェックするようになったのは確か4年ほど前からだと思うけれど、はっきりした理由は知らない。 テロ対策なのだろう。偽装して中に不審物を忍ばせるのを見破る為かも知れない。 何年かまえ名古屋空港で、ノート・パソコンを装ってその中に分解した拳銃を国外から持ち込もうとして御用となった女子大学生の事件があったが、 関係があるのか知らン。 まぁ、そんなことはどうでもいい。

 入り口にはいるとゲートのまえがもたもたしている。 メタボリックな男性がゲートの金属探知機を鳴らしたのである。 ズボンの片方のポケットから何やら取り出してトレーにジャラジャラ置いてもう一度ゲートを通ったら、また鳴った。 するとポケットのもう一方から何かを取り出してゲートを通るのだが上手くいかない。 検査係が棒の先に首輪をつけた様な形の探知機で調べるのだけど反応がない。 するとメタボ氏、上着のポケットから何やら取り出して再挑戦を試みるも、ブー。 これじァ埒が明かない。 メタボさんの取り調べの隙をみてゲートを通ったから最後まで見物することはなかった。

 きょうは二十四節気の一、白露。 秋気がようやく加わる日。 どおりで日差しが随分と伸びている。 子規の句にこんなのがある。

   白露や芋(いも)の畠(はたけ)の天の川

'07年09月08日

朔日の記

 けさ起きたときの空気は爽やかで小さい秋見つけたと云う気分がした。 ことしの夏は暑かったが、過ぎてみればただ暑かったという思いがあるだけで、 感覚としてどれくらい暑かったかと云う記憶はけろけろと忘れている。 不思議なものだ。

 それに比べて、味覚の記憶は確かである。 この夏はほぼ毎日夕飯では生姜(しょうが)をおろして食べていた。 冷や奴の薬味に生姜のおろし、それから焼き茄子に生姜醤油、豚の生姜焼き。 味の記憶は鮮やかに蘇るもので、これは別に喰い意地が張っている訳ではないものと自分では思っている。

 子どもの時分、夏休みは毎日のように泳ぎに行ったり、ときどきは魚釣りに出掛けたり、と忙しかった。 太陽に肌を晒して日焼けしていたものだが、暑くて汗をダラダラかいたと云った記憶は丸で抜け落ちているのである。 でも、よく考えてみるとその時分の夏も暑かったに違いない。 暑さの感覚は都合よく忘れて仕舞うものらしい。
'07年09月01日

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