残暑三昧 立秋は8月8日だったから、連日続いているこの暑さは残暑である。 盆休みは何処かに出掛けようと思っていたが、暑いので止めにしたのは賢明だった。 行楽に出掛けた帰りの人が、テレビのニュースに疲労困憊して映っていた。 朝はいつも6時過ぎには目が醒める。 寝不足な気がするから、少し又寝をするのは疲労がたまっているのかと思っていた。 そこで夜早く寝ると、翌朝は矢張り6時過ぎに起きるのである。 今度は目覚めが良い。 なあんだ、早く寝ればいいだけのこと。 |
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間違いFAX 間違い電話がかかってくるのは迷惑なことだろうが、困ったことではない。 相手にその旨を告げれば済むことだし、後腐りもない。 尤も、自分は間違ってないと強情に言い張る相手がいるかも知れないが、そのときは電話を切ればよいだけである。 困るのは<間違いファックス>である。 突然送られてくると、こちらは驚くし相手は気づいているのかどうだか分からない。 先日<間違いファックス>が送られてきた。 うちの電話機はファックスの場合、いきなり紙に印刷をしない。 まずメモリに記憶してディスプレイで確かめて、印刷するかを決めることが出来る。 だから普段は用紙をセットしないからコンパクトな形をしている。 印刷するときに、A4プリンタ用紙をセットすると云う形式なのだ。 ただし、余り使わないのでいつもマニュアルで確認する必要があるのは困る。 原稿や印刷用紙を上にするのか下にするのか迷って仕舞う。 で、<間違いファックス>。 ディスプレイで見ると注文確認書とかかれた見積で、身に覚えはないから間違いに決まっている。 縮小されて写っていると細部はよく見えないのだけれど、 手書きで<ご注文ありがとうございました>とある。 おやおや。 ひょっとして<間違いファックス>ではなく、新手の詐欺かと怪しんだ。 後で電話が鳴って、「先ほど見積書をお送りしたが、入金されてませんが」。 と、凄むのかと待っていたがその気配はなかった。 その儘にしていたが、思いだして印刷してみた。 ファックスの送信主は(株)何某鉄鋼。 注文確認書の内容は、鋼板で単価77万円也。 相場を知らないが高いなぁ。 本来の取引先も印字されている。 (有)忘社。 そのファックス番号は、確かにうちの電話番号とよく似ている。 下三桁と四桁が入れ替わっているだけ。 まあ、新手の詐欺のファックスではないけれど困ったもんだ。 |
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懐古趣味 つい何年かまえ、懐古ブームと云うのがあった。 昭和三十年代を懐かしむのか憧れるのか、そんなブームがあった。 その時代を舞台にした映画が作られたり、挙げ句は<給食カレー>のレトルトが現れたり と、やり過ぎじゃないかと違和感があった。 むかしは良かったと、懐古ぶる人はいつの時代もいるものである。 けれども良かったと云っても良いことばかりではない。 電気のなかったころは、地球温暖化の心配はなかったし、ヒートアイランドの問題もなかった。 その代わり、夜は真っ暗で、ヤブ蚊や虫も遥かに多かったことだろう。 電気の代わりに肉体で労働する部分があったろう。 さて、パオロ・マッツァリーノ著『反社会学講座』(ちくま文庫)の第2章「キレやすいのは誰だ」は、 <少年の凶悪犯罪は本当に増えているのか>がテーマである。 まず、平成元年から平成十二年までの少年凶悪犯罪の検挙人数の推移を示すグラフを示している。 一見して増えているように見えるグラフだから少年犯罪は凶悪化しているように思える。 それをより詳細なデータで覆すのが、この本の著者の魂胆で、それは単純なトリック。 昭和二十年代から平成十二年(十八年まででも同じようなもの)までの<戦後の少年凶悪犯罪> のグラフを提示するだけである。 結果は、最も少なかったのは平成二年で、最も多かったのは昭和三十五年。 この年をピークにして大きな山である。 しかもその差は7倍近い。 おいおい、誰かさんの<憧れの昭和三十年代>は今より物騒だったのである。 でも、その理由がわからない。 あれこれと推測しているけれど決め手に欠けるのがこの本の弱いところである。 <というわけで、本日ここに戦後最もキレやすかった少年が決定致しました。 グランプリは昭和三十五年の十七歳、つまり昭和十八年生まれで平成十六年現在六十一歳のみなさんです。 おめでとうございます> 、と展開するから笑うしかない。 もうひとつ、わからないのが著者のパオロ・マッツァリーノと云う人物である。 外国人のような名前であるが、顔写真がないのでわからない。 データマニアである。 それに、本物の外国人なら<日本オタク>のようである(西ヨーロッパ人にこんなのがけっこういるのだ)。 で、著者紹介の文は巫山戯(ふざいけ)ている。 <イタリア生まれの30代。 父は寡黙な九州男児、母は陽気な花売り娘でした。 父はマッツァリーノ家の婿養子になりました。 幼い頃から世界中を転々としました。 父の仕事は家族にも知らされておらず、いまだに謎のままです。深夜に出かけることが多かったので、 スパイか、マクドナルドの店舗清掃員だと思います>、と何とも怪しい人物だ。 只、内容は巫山戯ていない(たぶん)。 先ほどの、少年凶悪犯罪のデータは法務省のサイトにある「犯罪白書」で見ることが出来る。 その統計資料は相変わらずPDFファイルなんだなあ。 HTMLと両方あれば理想的なのだが、矢張り役所だな。 |
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招かざるメール 3、4年前に日経BP社のサイトIT Proの記事をしばしばみていたころ。 一部の記事は会員しか読めない。 会員と云っても登録するだけでしかも無料だから会員様になった。 すると過去の記事も検索することも出来て便利。 そのうちにIT Proの記事にも飽きて仕舞って、段々とみなくなった。 まあ、たまに用があるときはみるのだが。 ことしになって、IT Proはメール・マガジンのようなものを配信するようになった。 サービスのつもりか知らないが大きなお世話である。 はじめは来るもの拒まずで、読まずに放っておいた。 それでも、しょっちゅう送って来るから忌々(いまいま)しい。 特に週末になると必ず配信するのは五月蠅(うるさ)いのだ。 で、会員を辞めることにした。 辞めて配信を停止するには、IDとパスワードが必要で、 実はこのためずるずると配信を受けていた。 会員用の記事を見ていたころは何年もまえだから、IDとパスワード何ンて忘れている。 何処かに記録を残していると思っていたが、いざ探してみるとないんだなぁ。 スパム(迷惑メール)扱いにして届かないようにしようか、でも筋が違う。 ふと思い付いたのは、ブラウザ FireFox が覚えてるんじゃないか。 サイトの認証でIDとパスワードを記憶することが出来るのである。 オプションを開くと確かにあった。 これで招かざるメールがひとつ減ったのである。 最近、変なスパムがよく来るんだよ。 |
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新聞の隅っこから 猛暑になると云う予測に反して、ことしは冷夏あるいは並みの夏のようだ。 朝起きると室温はそれほど高くないからエアコンもいらない朝である。 新聞に<夏商戦 振るわず>とあり、 エアコン、水着や虫除け剤が売れないのだそうだ。 売上げが伸びているのは、薄型テレビ、DVDレンタル、宅配ピザに風邪薬。 <自宅消費>は健闘していると云う。 猛暑ではないのに自宅にいるとは草臥(くたび)れているのか知ら。 朝は普段通りに起きるのだけど、昼頃になると怠(だる)くなる今日この頃である。 疲れがたまっているらしい。 丁度、タケダのコマーシャルでウルフルズの曲「泣けてくる」が流れるなかで、 石田ゆり子が<からだ、だる重ぉぉ>と云うのが実感としてわかる。 一寸ぼんやりしもしている。 ゆうがた買い物に出かけて、財布を忘れたことに気がついた。 うちに戻ってまた往復してと、余計に汗をかいて仕舞った。 これじゃ、サザエさんだよォ。まったく。 お話変わって新聞の豆記事から。 フランス、シラク元大統領の後の猿居士じゃない、サルコジ大統領。 昨年、移民規制法を強化して入国条件が厳しくなるとは聞いていた。 猿居士(一太郎がこう変換する)は、「言語や文化を理解しない人はフランスに来る必要はない」 と発言したとも聞いている。 で、あれからどうなっているか。 フランス語が出来ないとお断りな訳だからこれがたいへん。 日本企業の駐在員が滞在許可証をなかなか受けられない場合がある。 フランス語の能力が足りないと、200~400時間の研修が義務づけられる。 <大手輸送業社員は、勤務地から約百キロも離れた場所での研修を命じられ、仕事との調節に苦労している> 、と。 |
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