bemani pocket -KONAMIX-

良く見ると液晶反射板にKONAMIXのロゴが

21世紀を迎え、今までの歴史の総決算から新たなる道を歩もうとする意図で作られた・・・かどうかは分からないけど、とにかく新世紀第1弾となったビーポケが本機体。KONAMIX というと、ビーマニファンならば沙羅曼陀のアレンジバージョンを思い浮かべると思うのですが、本機には残念ながら?収録されていません (初代ビーポケでプレイ可能ですので御興味のある方はそちらをどうぞ)。
コナミのゲームの集大成というと以前懸賞の賞品で配布されたスケルトンがありました。一部かぶっている曲がありますが、サウンド・グラフィックともに大幅に向上しており、スケルトンを持っている人でも買って損はないでしょう。ただ、ハードの基本仕様自体は変化が無いのであまり新鮮味は無いかもしれません。
しかし、このゲーム人気があるのでしょうか?今までのシリーズは大抵の店で見かけることが出来たんですが、このゲームに限っては数軒廻ってやっと見つけたという状態でした。売りきれる前に即ゲットするのが良いかも!?


Practice Mode

1. グラディウス・・・難易度☆☆☆☆☆
同社のスクランブルのシステムを発展させた横スクロールシューティングの記念碑的作品。非売品のスケルトンにもメドレーが収録されていましたが、本機に収録されている曲はアレンジも違うし、サウンド自体が大幅に向上しています。ただ、曲の展開がメチャクチャ単調。ベースとドラムがいかにもGMしか聴かないようなオタク人間が作ったようなラインなのもイマイチ。個人的にはスケルトンのメドレーの方がメリハリがあって好きです。
白鍵しか使わないので問題なくクリア出来ると思います。ちなみに、グラフィックはスケルトンからの流用なので目新しさは無いです (残念)

2. ツインビー・・・難易度☆☆☆☆☆
ほのぼのキャラが織り成す非常にシビアな縦スクロールシューティング。Pop'n ツインビーのテーマは非売品のスケルトンに収録されていましたが、オリジナルのツインビーが収録されたのは今回が初めて。このオープニングの音を聴くと懐かしさが甦ります。シンプルなベースラインの上に甲高い機械音が鳴り響いてて、曲のコントラスト的にも良く出来てるし、BPMも早くてノリやすいのがグ〜です。
この曲も使うのは白鍵のみ。フレーズ的にも特に難しい箇所は無いです。ちなみに、グラフィックですがイメージイラストは全てスケルトンからの流用ですが、ゲーム画面はオリジナルになっています。結構良い出来じゃないかな?

3. 悪魔城ドラキュラ・・・難易度★☆☆☆☆
FCのディスクシステムの性能をフルに使ったサウンドが当時大きな話題となった悪魔城ドラキュラ。今回収録されているのはスケルトンに収録されていたのと基本的には同じでサウンド自体は大幅に向上しているのですが、効果音の女性の悲鳴がなくなってるのが非常に残念。また、最初はBPMが遅いんだけど、途中で更に遅くなったと思ったら、一気に早くなって、最終的に元に戻るという変則さと、それに伴う長丁場はちょっと驚くかもしれません。
ただ、スコアは左右に思いっきり振れる割に白鍵しか使わないので難しくはありません。途中のベースラインが好みだけど、曲の展開としてはスケルトンのメドレーの方がメリハリがあって良かったかも。グラフィックもスケルトンの流用なので面白味が無いですしね。

Normal Mode

4. ときめきメモリアル・フィフネルの宇宙服・・・難易度★★☆☆☆
コナミが一大財産を築いたギャルゲーの元祖。2も出たが人気は振るわず。懲りずに3も出そうとしてるあたりかなり寒い。つーか、なんであんなに売れたかフシギ。やはりPCエンジンという特殊なハードによるところが大きいのか?!ときメモ版にも収録されてましたが、何故に主題歌ではなくてこの曲なのかは謎 (主題歌はときメモ2版がで完成版が入っているからかな)。
この曲から黒鍵パートが出てきますが、同時押しがあるわけでもないし、16分の連打があるわけでもないので簡単です。スコア自体はほとんど変わっていないように思いますが、グラフィックは結構追加されたモノがあるみたいです。まぁ、そんなに熱心に見るほどのモノではありませんけどね (笑)

5. メタルギアソリッド・メインテーマ・・・難易度★★☆☆☆
やはり入るかメタルギア。ビーマニシリーズとは古くからの付き合いですね。非売品のスケルトンにも収録されていました。しかし、今回収録されているのは曲の展開が全然違います、特に最後が。スコアもまったく新しくなっててすごく簡単です。心なしかBPMも遅いです。ビームライフルを撃ったような効果音は入ってないし、一言も喋ってくれません。全てにおいてスケールダウン、っていうか最低です。音質が向上したんだから、曲は変えないで音質のアレンジだけに注心してくれれば良かったのに。とにかく、アレンジ・構成、全てにおいて今までのシリーズで最低の出来です。ま、難易度を低くするため仕方が無かったのかもしれませんけどね。期待が高かっただけにガッカリ度も大きかったです。
グラフィックは流用部分が多いですが、もともと小さい画面なので仕方が無いかな (ま、この点に関しては不問ということで)。

6. グラディウスII・・・難易度★★★☆☆
マニアの間ではシリーズ最高峰との声が高い作品。難易度が高かったのであまり多くの人に受け入れられなかったのが残念でしたが、今でも十分通用するゲームだと思います。基本システムはほとんど変わっていないのですが、グラフィックやサウンドなどの演出面が非常に練り込まれていました。本機ではその珠玉のサウンドを堪能出来ます。
スクラッチが出てきますがアクセント程度ですので問題は無いでしょう。問題は16分や8分の連打が出てくること。っていうか、全編がそのパターンです。しかも階段パターンあるいは交互押しとの複合で。この曲から一気に難易度が上がるような気がします。でも、パターンが決まってるし、自然と指が動くのでビーマニが苦手って人でも2回くらいやればクリア出来るでしょう (当然一発でクリアしました)。曲の展開もメリハリがあって良いです。ボス戦のBGMの時に一気にBPMが加速しますが、スコアは非常に単調ですので、流れに乗って押しましょう。
グラフィックはボス以外は全て流用ですが、そのボスのグラフィックが何とも滑稽で笑えます (ぉぃ)

7. 幻想水滸伝・メインテーマ・・・難易度★★★★☆
実は、このゲームのことを全く知りません。名前だけは聴いたことがあるような気がするのですが・・・。他のゲームに比べて明らかにマイナーな気がしますね。パワプロクンのBGMにでもした方がよっぽど良かったのに?
出だしの部分のパターン (パーカッションの音も含めて) はいかにも戦国モノっていう感じです。で、真ん中の流れるようなメロディラインはバッサリ無視したとして、他は全部同じパターンの繰り返しなんで、それさえ覚えれば問題ないかなと。BPMも早めだし、スコアの数も多いので圧倒されそうですが、実は同時押しが多いためにスコアが多く見えるだけで、それほど難しいパターンではありません (オートで見てもらえば分かると思いますけど)。スクラッチとの複合が難しいですけど、まぁバッサリ捨ててもOKかな (乱暴)?

8. パロディウス・・・難易度★★★★★
グラディウスを徹底的にパロった作品。ただし、その外見とは裏腹に難易度はかなりシビア。シューティングに慣れた人でも初回クリアはかなり難しいはず。クラシックの名曲をアレンジしたサウンドの数々は、その後の音ゲーシリーズに脈々と受け継がれていますね。グラフィックにも出てきますが、個人的にはタコがオススメ。というか、最終ボスの事を考えるとタコでやるのがスジ?!
話を本機に戻すと、最初のパターンは、まぁ問題無いでしょう。連打の締めくくりにスクラッチと一緒に押すのが曲者ですけど。剣の舞でテンポが速くなるので面食らって、日本ステージで悶絶、兄弟舟でBPMが遅くなり一息付けたと思ったらパチンコステージでまた早くなって最後まで・・・爆死。コレ、かなり難しいです。コンティニュー2回目でやっとクリアしましたけど、それもゲージギリギリでクリア出来たってカンジ。とにかく最後のパターンが難しいです。流れるような階段連打とスクラッチの複合。それまでにいくらパーフェクトでもここで躓くとオシマイです。とにかく SOS と同じくらいの難しさ。一定のテンポじゃないというのが殊更に曲者です。これは、マジ難しいです。グラフィックのアホさ加減とは対照的です (笑)

さて、この曲をクリア出来ればめでたく Normal Mode クリアで ALL STAGE CLEAR です。もう多くは望まないっす (笑)