bemani pocket 2000

精悍?なブラックスケルトン

昨年から今年にかけてミレニアムということで色々なグッズが登場してきましたが、ビーマニポケットも2000年になって生まれ変わりました。パッと見ただけではほとんど違いが分からないと思いますが、全くその通りで外見上はほとんど変更点はありません (^_^;)。細かいことを言えば黒鍵のバーが白鍵のバーよりも短くなっていて見た目で区別がつくようになっています。ただ、個人的には短すぎるために見にくいという気がします。ここまで極端に変えなくても良かったのでは?
外見はさておき、内部では回路の設計を新たにやり直し、音質を大幅に向上することに成功。また、この仕様に耐えうるために電源を従来のボタン型電池から単4電池に変更し、電源容量を確保。音域の広さと質感を確保することに成功しています。願わくばスピーカーの性能をもう少し良くして欲しかったところですが (低音が全くといって良いほど再生されない)、ヘッドフォンを使った時のベースの低音やパーカッションの音、より本物に近くなったシンセの音などはホントに携帯ゲームの音か?と疑ってしまうほど素晴らしいです。今までのシリーズもすべてこの仕様でリニューアルしてくれないかな?>コナミ


Practice Mode

1. KEEP ON MOViN'・・・難易度☆☆☆☆☆
のっけから知らない曲だったりするんですが、beatmania 4th mixに収録されている曲だそうです (fox さん、情報ありがとう)。独特のノリと『KEEP ON!』の掛け声 (サンプリングヴォイス)、ゾウさんのグラフィックは何処かで見たことがあった気がしたんですがいつのまにかゲーセンで聴いてたって訳ですね。結構テンポが速いのですが白鍵しか使わないので特に難しくはないです。ただ、本機の場合どうもアタックポイントがズレているようで上手く叩いたつもりでも POOR や BAD になることがあります。スコアを見ながらやるよりもノリに気を付けてプレイした方が良いでしょう。

2. ルパン三世のテーマ'78・・・難易度★☆☆☆☆
ご存知、TVアニメ・ルパン三世のOPです。本物とまではいきませんがイントロのシンセブラスの音とかドラムの音はナカナカ良く出来てます (ヘッドフォンで聴いた時のベースの低音も魅力です)。ただ、『LUPIN THE THIRD!』の掛け声はなんで?ってくらい低くて篭ってる音です。女性のバッキングを使って欲しかったなぁ・・・。
この曲も白鍵盤しか使わないし、メロディ部分をプレイするので難しくありません (主題歌を知ってればですが)。心配なのは、途中に出てくる不二子ちゃ〜んを思わせる色っぽいお姉さんのグラフィックに目を奪われてミスしないかどうかというところですね (爆)。ちなみに、ルパンは登場しません・・・っていうか、銭型警部のように見えるのは私だけ?

3. First Love・・・難易度★★☆☆☆
先日米国の名門コロンビア大学に合格した宇多田ヒカルのヒットナンバー。全然関係ないけど、このまま歌手活動やめて学生生活に入ってしまうのかな?広末涼子と違って、それなりにアーティスト活動を期待されている人間なのでこのまま終わるのは勿体無いと思っている人は少なくないでしょう (個人的には、それほど好きじゃないのでどうでも良いんだけど (^_^;))。
難易度は2なのですが、前半はメロディではなくてバッキングをプレイするので非常にタイミングが取りづらく、曲を知っていてもナカナカ難しいです。ただ、後半のサビの部分から最後にかけての流れで十分に挽回可能なので最後まであきらめずにプレイしましょう。

Normal Mode

4. KEEP ON MOViN'・・・難易度★★☆☆☆
STAGE.1 のバージョンアップ版。グラフィックに変更点はありませんが、黒鍵のパートが出てきてよりスコアが細かくなっています。微妙に感覚の違うスライドが出てきたりしますが、POOR が表示されたりしますが、STAGE.1 でノリを覚えていれば問題無し。というか、ここで躓くようじゃ先が思いやられます (苦笑)

5. ルパン三世のテーマ'78・・・難易度★★★☆☆
STAGE.2 のバージョンアップ版。メロディ以外に、ドラムなどのサビの部分までプレイするようになりますが、これくらいのスコアの方がノリやすいと思うのは私だけでしょうか?

6. Lovin' you・・・難易度★★★☆☆
オリジナルはミニーリパートン で日本だとジャネット・ケイのカヴァーが有名でしょうか。テレビのCMにも使われていたので聴いたことのある人も多いでしょう。かくいう私もCM (この西洋のリゾートっぽいグラフィックってやっぱりCMの印象から作ったのかな?) でサビの部分だけ聴いてたクチなんで例のパートが出てくるまでは何の曲かサッパリ分かりませんでした (苦笑)。
本作では beatmania 2DX に収録されていたハードジャズ風のアレンジとでも言うんでしょうか?全編に渡りスラッピングのようなハネたベースのラインとピアノの音が印象的なナンバーで聴く分には非常に好きなんですが、プレイするのはちょっと苦手です。特に前半のメロディとベースラインの混ざっている所が厄介 (しかもメロディは流れるのが早いし)。後半のサビの部分から若干BPMが落ちるので稼ぎどきはそこからですね。

7. NaHaNaHa vs. Gattchoon Battle・・・難易度★★★☆☆
GOTTA MIX に収録されていた曲で、元クレイジーキャッツで日本が誇るジャズプレイヤーでもある谷啓 氏 (ゲーム中にトロンボーンを吹いてる人のグラフィックが出てくるが、谷啓氏は正にその道のトップクラスを行く人なのだ) のガチョーン!と、面白くも無いくせに有名人気取りの嫌われ者せんだみつお のナハナハ!をスクラッチプレイに絡めてアレンジしたナンバー。各々のグラフィックと共にガチョーン!とかナハナハ!というヴォイスが出てきます (途中に『せんだえらい!』とか出てきますが、何がエライのか・・・ふざけろ、バカって感じ (笑))。
題材はギャグですが、曲自体は非常にクール。途中でBPMが早くなったり、同時押しこそ無いものの連打がかなり続きます。スクラッチが硬いということもあり、意外に難しい曲だったりします。見逃しがちですが、ナハ!の反対の向きの手を表示してコマネチ!とか、夏だ海だ沖縄 (那覇=ナハ!) だに合わせて夏の風物詩が表示されるなどグラフィックも良く考えたなぁって感じです。でも、せんだの声はウルさすぎ!

8. 20,november・・・難易度★★★☆☆
初代ビーマニポケットにも収録されていた曲で、ビーマニを語る上では外せないハウス系の名曲 (らしい) です。初代では音割れが激しく音量を調整することも出来なかったのでウルサイという印象が強かったのですが、本作ではかなりマイルドになっています (パヤッパ〜の声が無くなってるのが残念ですが)。2つの音を聴き比べて時代の流れを感じるのも一興かと (スコアもグラフィックもほとんど変わってませんしね)。さほど難しい曲ではないのですぐにクリア出来ると思いますが、あえてポイントを述べるとすれば中盤から後半にかけての同時押しですか。出だしのタイミングが合えばあとはパターン通りに押してくだけでゲージがドンドン上がるんですが、最初でトチると後々までひきずってしまいます。初代の頃から難易度が1つ下がっていることを考えると簡単な曲だとは思うんですけどね。

9. First Love・・・難易度★★★☆☆
STAGE.3 のバージョンアップ版。バッキングの裏メロにもスコアが割り当てられてるのでかなり難しいです。でも、中盤チョット前から後半にかけて挽回可能。これくらいが難易度3って感じがしますね。ちなみに、グラフィック窓に表示されてるのは彼女自身?いや、PVとかでこんな格好してたなぁ、と思ったものですから。

10. LUV TO ME・・・難易度★★★★☆
ビーマニポケット2にも収録されていた曲ですがスコアが若干変わっています。しかし、難易度が下がっていることからも分かる通り、前作と同じように高速連打ポイントでトチっても他で稼げればクリア出来たりします。ただ先程も書きましたが、どうもアタックポイントがズレてるようでミスが多くなりがちです。クリア率も少し悪くなってしまいました (涙)。
ビーマニ経験者は問題ないと思いますが、初心者の方は序盤に出てくる1&3と4を交互に叩くフレーズを上手く叩けるように練習してみてください。ここさえ上手く出来るようになればイントロや高速連打を少しくらいトチっても大丈夫なはずです。

11. S.O.S・・・難易度★★★★★
タイトルを見た時はピンクレディの往年の大ヒットナンバーかと思ったんですが、聴いてみたら全然違いました。beatmania 2DX に収録されている曲だそうです (fox さん、情報ありがとう)。インド風のサウンドとビートが超高速で流れるこの曲、スコアの数もハンパじゃなく多く、とてもじゃないけどまともにクリア出来ません。初代ビーマニポケットのSKA (最終ステージ) も最初見た時は絶対出来ないと思ったけど (結局クリア出来ましたけど)、この曲はその比じゃないです。最初から最後まで16分の連打やスライドが目いっぱいちりばめられていて、追い討ちをかけるようにスクラッチが配置されているのです。ビーマニを極めたいと思っている人は別ですが、単にクリアを目指すだけならば下手にキーを押さずに確実に打てる所だけを確実に打つ様にしてギリギリでクリアというのを目指すのが良いかもしれません。
難易度とは裏腹に曲調は非常にコミカル。グラフィックもインドといえばトラ!という訳でしょうか、トラに追いかけられるターバンの男がSOSを発しているといった内容になっています (これもコミカル)。

さて、この曲をクリア出来ればめでたく Normal Mode クリアとなる訳ですが、お楽しみのエンディングは・・・今までのと全然変わってないじゃん!?ハードを一新するくらいの大きな変化だったからエンディングも変わると思ったのに・・・