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『技術開発履歴』 |

【硬質陽極酸化皮膜】
この分野は、特に力を注いできました。MIL規格を網羅した航空機、艦船及び宇宙産業への品質管理におきましての合い言葉は、「不具合ゼロ」です。下記に関連した技術開発を列挙しました。
1.難アルマイト材への硬質アルマイト処理量産化(A2000、A7000、AC8A、ADC12)
2.高耐絶縁性皮膜の工業化(耐電圧2000〜3000V)
3.クラックレス硬質皮膜の研究開発
4.AL−20%Si合金の工業化
5.潤滑性硬質皮膜の技術開発及び工業化
6.アルミニュウム粉末合金への硬質皮膜の工業化
7.硬質皮膜50μm作製での均一化
【電解着色】
多色電解の一部、工業化(ダーク・ブルー及びグレー)。某金融機関に採用。
【化成皮膜】
MIL−C−5541規格による処理工程の技術確立(航空機部品の下地処理)
【特殊表面処理】
1.選択吸収皮膜実用化(太陽熱温水器の集熱フインに採用)
2.チタン干渉色皮膜の発色変化防止の研究開発
3.高密着性皮膜の工業化
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皮膜焼け
昨今、色んな対策法が報告されていますが、現場での対処は困難を強いられているのが現状です。
1) 硬質皮膜での「皮膜焼け」 写真参照
及び皮膜厚さの不均一(例:素材が肉厚0.8t以下で、50μm皮膜)
2) 難アルマイト材の皮膜要求未達(A2000、ADC12、AC8A)
3) 硬質、軟質皮膜での発色の色違い
4) 染色時の色むら、染色不良及び白点発生
5) 皮膜の粉ふき、斑点状のフクレ発生

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